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  2. 「こうやって登校するのも、もう最後だね」
    「…寂しい?」

    手を繋いで、学校の距離を2人で歩くのも、今日が最後。
    卒業式。今日、悠月と出会ったこの高校を卒業する。

    「寂しいよ、当たり前じゃなくなるんだもん」
    「でも大学も、帰る家も一緒だけど」
    「んー…高校生じゃなくなるのが、ちょっと寂しい」
    「…何、寂しいって、俺のことじゃないの?」
    「…え、…んっ」

    不機嫌な声が聞こえたと思ったら、一瞬で重なった唇。
    道端だっていうのに、不機嫌に私を求めてくる。

    「…俺はひなたともう高校生として歩けないのが寂しいけど、ひなたは違うんだ?」
    「も、もちろん、寂しいよ…!」
    「ふーん」

    意味ありげに笑ったかと思ったら、ちゅっと軽いキスを落とされた。
    顔が赤くなるのを、君は楽しんでるみたいだね。

    大学生になっても、結婚して夫婦になっても、ずっとずっとこうして手を繋いでいられたらいいなって思うんだよ。

    きゅん

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