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  2. 「あー…ほんと行きたくねえ」


    手を繋いで隣を歩く彼は、心底だるそうだ。
    今日は始業式。だらだらしていたツケが回ってきてる。


    「同じクラスでもねーし…ひなたの顔見れなくなるだけで無理」


    さらっと甘い言葉を吐く彼。
    そんな彼に、私はいちいちドキドキする。


    「…私だって、寂しいし」


    彼に応えるように、私もそう言ってぎゅっと手に力を込める。
    それに対して彼は歩くのを止めて、こちらを見た。


    優しい瞳が、私をいっぱいにする。


    「そんなこと言われたら、離したくなくなる…」
    「ゆ、悠月?…んっ」


    言葉とともに降ってきたのは甘いキス。
    触れるだけの軽いキスに、顔が火照る。


    「ゆ、悠月!こんな、道端で…!」
    「…可愛いひなたが悪いよ」


    ふっと、さっきと変わって意地悪そうに笑う君の溺愛から、私は逃れられそうもないです。

    きゅん

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