ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 俺の彼女は1つ年上で、身体が弱い。
    生まれる時に色々あって、学校にもあまり通えなかった。
    でも、優しい両親や家の人、性格は悪いけど頼りになる弟と、誰より強い妹に恵まれて、いつも笑顔で過ごしている。
    あと少ししたら、深紅(みこ)は俺の婚約者になる。
    同時に、俺の双子の妹は深紅の弟の婚約者に。
    深紅は線が細くて、月にすら透けてしまいそうなほど優美だ。
    今日は家の仕事が立て込んでて夜に逢いに来れそうにないから、妹を空(たか)に押し付ける目的で一緒に深紅の家を訪れた。
    深紅の家の人は俺との仲を承知だから、すぐに入れてくれた。
    空のとこへ行く舞白と別れて、深紅の部屋の前。和室の部屋のふすまに手をかけて、一度深呼吸をした。
    日にも月にも透けてしまいそうなほど美しい俺の恋人。
    でも、まだ俺のところにいてくれ。
    深紅がいないと、俺は「俺」でなくなってしまいそうなんだ。
    誰より‥俺には深紅が必要なんだ。

    きゅん

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