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  2. 「はぁ」
    窓際の席で、私がため息をついている理由は、片想いである。

    「楓!」

    急にその片想いの相手である始に声をかけられて驚く。

    「なに?」
    「また片想いの相手の事で悩んでんのか?」
    「まあね…」

    始は、ある理由があって私の片想いの相手を担任だと思っている。
    ホントは始が好きだって知ったらどんな反応するんだろ…。

    「なあ、気分転換に夏祭りでも行かね?」

    嬉しい誘いに、すぐに頷きそうになって、大事な事を思い出した。

    「でも始、そーゆーのは好きな人を誘いなよ」

    そう、始には好きな人がいるんだ。

    「うん、だから誘ってるんだけど」
    「え?」
    「あー、いや、なんでもない。とにかく行こう。俺、楓と夏祭り行きたい」

    好きな人にそんなに真っ直ぐに見つめられたら、断れるわけない。

    「いいよ」

    私が頷くと、始が嬉しそうに笑った。
    その笑顔を見るだけで、幸せなんだから片想いって不思議だ。

    きゅん

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