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  2. ー両思い、か。

    彼と彼女は確かに他人には入れないような壁がある。一緒に行動していて分かったが、彼女は彼をとても信頼している。お互いがお互いを支えあっていた。僕が入り込む余地もないほどに。
    彼女はいつも笑顔だ。けれど白石が倒れたときは我を忘れるほど動揺していた。彼女は泣きそうになっていた。

    ー近すぎて、気がつかない…のかな。

    ズキッ

    胸の奥が痛む。

    ーもし、僕が彼より早くにあっていたなら。変わっていたのだろうか。

    彼女は僕をいつも気にかけてくれるだろうか。彼女は頼ってくれるのだろうか。それとも、彼女に告白でもすれば意識をしてくれるのだろうか。


    ー僕は彼女に思いは伝えない。伝えてはいけない。

    彼女の仕草は愛おしく思えた。不貞腐れたり、目を大きく見開くところも、笑いながら訳のわからないことをいうところも。

    きゅん

    6

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