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  2. 「え、な、なんで屋上?」

    なっちゃんに腕を引かれるがままに連れてこられた屋上で、あたしはひとりオロオロとするばかり。

    当のなっちゃんはあたしを屋上に立たせ、どこかに行ってしまった。

    ……すると。

    「かわいーこ、みっけ」
    「え?……ひゃっ」

    突然空から声が聞こえたと思えば、タンッという軽やかな着地音と共にふわりと甘い香りに包まれる。

    この香りは…

    「翔空!」

    なぜかヴァンパイアの服を着た翔空が、イタズラな顔であたしを覗き込んでいた。

    「トリックオアトリート?……俺のお姫さま?」

    お、お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞってこと?

    「えと、あたし今お菓子持ってな……」
    「なら……代わりにシキをもらうね」

    え?と振り向こうとした次の瞬間。

    「ひゃっ…!?」

    ――チュッ

    首筋に顔を埋めた翔空の軽い甘噛みに体がビクリと揺れた。

    「今日もかわいー、シキ」
    「…っもう!」

    きゅん

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