ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「なーなー、おれとあいつ、どっちが好き?」


    「え? わたしは別に……」


    「もちろん、おれのほうが好きだよな?」


    「ち、ちょっと待って」


    いつも笑顔のムードメーカー。

    運動できて明るくて顔もよくて。

    そんな親友が最近、本気だ。

    ……おれもゆずれない。


    「ストップ、離れろ」


    困ってる彼女から親友を引っぺがす。

    ありがと、と小声の彼女。


    「迷惑なら迷惑とハッキリ言えよ」


    「迷惑じゃなくて照れくさいだけだろ」


    「おまえの基準で考えるな。いきなり抱きつくなよ」


    「スキンシップじゃん。てか、おまえ、キスとか下手そう」


    冗談にカチンと来た。

    彼女もちょっと笑ってて。


    「じゃあ、うまいか下手か、ジャッジしてくれ」


    彼女のあごに指を添える。

    えっ、と驚いてる無防備な唇に。


    「きみがときめいたら、おれの勝ちな?」


    おれは本気のキスをする。

    きゅん

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