ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 他人に誕生日を教えたことないのに、何でバレてんだよ?

    女子のプレゼント攻撃が面倒で、おれは屋上に避難した。


    最近、おれは不機嫌だ。

    その原因が何なのかも、わかってる。

    と。


    「先輩先輩先輩っ、見付けましたー!」


    尻尾があったら振ってる勢いの後輩が、屋上にやって来た。

    こいつがおれの不機嫌の原因で。


    「んだよ? 今さら何の用だ」


    「お誕生日おめでとうございます!」


    差し出されたプレゼントは、おれの好きなブランドの財布。

    オーブのロゴが入ってて。


    「高ぇだろ、これ」


    「バイト頑張りました! てへっ」


    「てへっ、じゃねぇよ。

    最近、連絡遅いし用事ばっかだし、何事かと思っただろ」


    寂しかったんだよ、バカ。

    なんて言えない代わりに。

    おれは、すがりつくように、後輩をギュッと抱きしめた。


    「せ、先輩!?」


    「おまえ、おれから離れるの禁止」

    きゅん

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