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  2. 「ひなちゃん寒い?」

    「えへへ、ちょっとだけ」


    寒がりなくせにセーターを着てくるのを忘れるなんて、ボケボケだなぁ私。


    心配そうな安堂くんに、自嘲気味な笑みを向ける

    と、次の瞬間、甘い香りに包まれていて。


    ドキンッと跳ね上がる心臓。


    な、なんで抱きしめられてるの……!?


    「安堂くん!?」

    「あっためてやるよ」


    甘い吐息が耳をかすめる。


    「……っ」


    もう寒さなんて吹き飛んじゃった。


    だって体中が沸騰したように熱いんだもの。


    顔が……熱い。


    「あったまった?」


    体を離した安堂くんは、私を見下ろすと困ったように眉を下げて微笑んだ。


    「だめだよ、ひなちゃん。
    自分が今どんな顔してるか分かってる?
    そんな顔されたら……離したくなくなるっつーの」


    気づけばまた、安堂くんの腕の中に閉じ込められていて。




    ──安堂くんの笑顔には、秘密がある

    きゅん

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