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  2. 「シキー?」

    「あ、翔空っ」


    いつものように寝癖がついた頭のまま、あたしのクラスにやってくる彼──星宮 翔空。


    「やっと会えた」


    駆け寄ったあたしに、翔空は待ち構えていたかのように、ぎゅっと抱きついて柔らかく笑った。


    「もう…朝も会ったでしょ?」

    「俺はずっと一緒にいたいのー」


    相変わらず困った甘えん坊だ。

    何度抱きつかれてもこっちはドキドキするっていうのに……


    「よくもまあ恥ずかしくないわね」


    呆れたように言って近づいてきたなっちゃんに、翔空の顔がサッと赤くなる。


    「…そーゆー事言わないでよ、夏」

    「照れるならやらなければいいのよ」


    超マイペースな学園の王子さまの裏の顔。


    「そんな所もあたし好きだよ」

    「……ばかシキ」


    あ、今度は耳まで赤くなった。

    きゅん

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