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  2. 「みーちゃん」

    放課後の教室で、ロッカーの上に登って壁面の掲示物を張り替えていると、成宮君が現れた。

    「仕事何時まで?」
    「今日は残業」
    「えー‼早く終わるなら飯でも行こうかと想ってたのに」
    「早く終わっても行きません」

    よいしょ、と立ち上がると幅の狭いロッカーを踏み外してそこから落ちた。

    しかし、痛みを感じない。
    見ると下には成宮君がいた。

    「みーちゃん、大丈夫?」
    「な、成宮君こそ‼頭打たなかった!?」
    「大丈夫。打ち所悪くて死んだとしても、みーちゃんのケツの下敷きになれたんだ。悔いはない」

    うん。大丈夫みたいね。
    いつもの成宮君だ。

    「タンコブ出来たみたい」
    「どれ」

    成宮君の髪に触れると、男性用の香水の匂いがした。

    「みーちゃん、いい匂いがする」
    「ふふっ、私も同じ事想ってた」

    きゅん

    9

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