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仕事帰り、普段は使わないコンビニに寄った。
弁当を選んでレジへ足を向ける。
「先生?」
ハッとして、レジのバイトを見た。
担任をしているクラスの女子だ。
「その制服だと、雰囲気が変わるな。
帰りは遅いのか?」
「いえ、あと15分くらいです」
生徒の家庭事情は把握している。
家に帰っても、親御さんはまだ仕事中だろ?
「家まで送ろうか。
ついでに、弁当でもケーキでもおごるぞ」
一瞬ポカンとしたおまえが、笑った。
「ケーキなら、わがまま言っていいですか?
クリスマスケーキを予約していただきたいんです。
わたし、食べてみたくて」
学校で見せるのとは少し違う印象の笑顔。
かわいいな、と単純に思ってしまった。
「貴重な高2のクリスマスの相手がおれでいいのか?」
調子に乗ってみる。
コンビニに流れるクリスマスソングのせいってことにしておこう。
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