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  2. 好きな人には、好きな人がいて。

    おれはずっと恋の相談役。

    きみが彼と付き合い始めて、そろそろ3ヶ月だっけ?


    イルミネーションが、目に刺さるくらい明るい。

    あれ?

    ツリーのそばでうずくまってるのは、きみだ。


    「どした? 彼氏は?」


    「ケンカした。

    浮気、ほんとだった。

    あたし、そんなに魅力ないかな?」


    「あるよ、魅力」


    「ありがと……でも、ごめん。

    今は、なぐさめてくれなくていい」


    「なぐさめじゃなくて、本心。

    きみのことをちゃんと見ないような男、もうやめなよ」


    「え?」


    きみを抱き寄せて、胸の中に閉じ込める。

    ずっとずっと、こうしたいと思ってた。


    「相談相手の優しい男なんて役、もうイヤだ。

    悪いやつでいいよ。

    きみが好きだ。

    おれの彼女になって。

    絶対、笑顔にしてあげるから」


    きみを奪いたい。

    おれに、さらわれてください。

    きゅん

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