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  2. 「トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ、イタズラしちゃうぞ!」


    魔女の格好をしながら黒猫のミィを抱き締め、俺を見上げる美月に―――数秒、思考を止める魔法をかけられた。

    ……なんだよ、この、可愛過ぎる魔女と黒猫は。

    つーか、頭の上の真っ赤なリボンといい手に持ったデッキブラシといい。

    変なところで、本気出し過ぎじゃないか。


    「……陽くん、聞いてた?」

    「にゃあ」

    「……聞いてた。聞いてた、けど」


    パタリ、と。閉じた参考書。

    伸ばした手はそのまま―――俺の可愛い、魔女の背中へ。


    「お菓子あげなかったら、どんなイタズラしてくれんの?」

    「っ、」


    言いながら笑えば、愛しい彼女の頬が頭の上のリボンのように真っ赤に染まった、ハロウィンの夜。

    スイーツの代わりに、甘くとろけるキスをした。

    きゅん

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