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  1. 11件ヒットしました

  2. 「あのさ、」

    突然立ち止まった俺を一歩先で振り返る。

    「みんなで遊びに行くのもいいけど…俺は、2人での時間を大切にしたい」
    「私と離れたくないくらい大好きなんだね!」

    そんなこと言われたら……

    「わっ!」

    ぎゅっと抱きしめて甘く囁く。

    「好きだよ。大好きだよ。離れたくないくらい……好き」

    「私も同じくらい…ううん、それ以上に大好きだよ」

    知ってるよ、そんなこと。

    「俺は独占欲が強いから、美咲のことは誰にも渡したくないって思ってる。こんな俺でも許してくれる?」
    「今更だよ、そんなの。私だって、優くんのこと誰にも渡したくない。私だけの優くんだもん!」

    お互いに惹かれあって
    お互いに想いあって
    そんな毎日が愛おしくて
    このままの関係がずっと続いて欲しい。

    この想いを伝えるにはきっと、一言で十分だと思う。

    彼女の目をまっすぐに見て、彼女だけに聞こえる声で。

    「愛してる」

    きゅん

    3

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  3. 「なぁ、カナ。そろそろ気づいてよ」

    「何に?」

    「俺の気持ちに」

    不思議そうな表情で俺を見る。
    そうやってまた知らないふりをするのか?

    「カナ」

    「近い…」

    「俺だけを見てろ」

    「え?」

    「周りの誰かじゃなくて、1番近くにいる俺を選んでよ……カナ。好きだよ」

    「翔、也…」

    俺にとってカナは、誰にも渡したくないくらい大切で大好きな人なんだ。

    「これからも俺に守らせて。そして、俺の隣で笑っていてほしい」

    「急に、」

    「俺のことを1人の男として見てくれるように努力するからさ」

    「翔也って本当に何もわかってないよね。それで“守らせて”だなんて、笑っちゃう」

    カナは笑い始めた。

    「なっ…!」

    「あたしだってもう子どもじゃないんだよ? ちゃんと自分の意思で動いてるから…」

    急に勢いよく腕を引っ張られてバランスを崩しかける。

    そのまま俺は…


    ……唇を奪われた。

    きゅん

    17

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  4. 「ねぇ、水野」

    「ん?」

    「水野って好きな人いるの?」

    手を伸ばせば触れられるくらいの距離。
    夕空に照らされる暮沢さんはとても美しくて……

    「水野?」

    その柔らかな髪に触れたいと思ってしまう。
    それをぐっとこらえて口を開く。

    「いないよ」

    「そっかー。なんか意外! 水野って女子に人気だから彼女いるんだと思ってた」

    「暮沢さんは?」

    「私もいないよ」

    安心するような、残念なような……

    「でもね、恋してみたいなっては思ってる。いつか素敵な人が見つかるかな?」

    「見つかるよ、きっと」

    オレが暮沢さんの“素敵な人”になってみせるよ。

    だから……

    先を歩く彼女の背中を見つめてそっと呟く。

    「待ってて」

    好きになってもらえるように頑張るから……


    振り返った彼女と目が合った。

    「水野、置いてくよ?」

    暮沢さんはそう言って、悪戯っぽく笑った。

    きゅん

    5

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  5. 遊園地デートの最後は観覧車。

    「もう少しで頂上だよ」

    「ねぇ、美咲」

    少しの沈黙の後、そっと顔を近づけた。

    「優くん、ずるい」

    「どうして?」

    「わかんないけど、なんかずるい」

    窓の外を見る先輩の頬はほんのりと赤くなっていた。

    「美咲、今日は楽しかった?」

    「うん! ありがとう、優くん!」

    繋いでいた手をさらに強く握って先輩はにっこりと笑った。

    「これからもよろしくね! 優くん!」

    「こちらこそ」

    次はどこに行こう? 何をしよう?
    前までは先のことを考えることなんてしなかったのに、今はそれがとても楽しい。

    ピンク色に染まる空の下を手を繋いで2人で歩く。
    カバンにつけたお揃いのストラップがやさしく揺れていた。

    きゅん

    6

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  6. 今日、5月23日はキスの日らしい。

    瑠が突然、眠っている会長にキスしようと言い出した。


    「じゃあ、俺からね」

    瑠は会長の頬に顔を近づけ、キスをした。

    「はい、瑞輝もどうぞ」

    そう言って僕の背中を押しながらニヤニヤと笑っている。

    「わ、わかってるから! 押さないでよ!」

    僕はそっと会長の頬に顔を近づける。


    ——すると、急に腕を引っ張られた。


    「…っ!」

    気づけば唇が重なっていた。

    腕を掴む力が弱くなると同時に、僕は一歩後ずさる。

    「…先輩?」

    頭がクラクラする。
    初めてのことでどうしたらいいかわからない。

    「…キスの日、だから」

    会長は悪戯に笑う。

    「で、でも…」

    助けを求めるように後ろをみたけど、瑠の姿はなかった。


    「もう一回… キス、する?」


    会長は僕の耳元で甘く囁く。


    「あ、あの…っ」


    答える前に、僕は唇を奪われた……

    きゅん

    2

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  7. 「優くん! トリックオアトリート!」

    「せ、先輩!」

    ふわっと優くんの香りが私を包み込む。

    「せっかくの仮装が〜」

    「風邪ひきますよ!?」

    照れてる優くんも可愛い。

    「…どうぞ」

    「さすが!」

    優くんから貰ったのはいちご味のキャンディー。

    「おいしい!」

    「先輩。trick but treat」

    「え?」

    お菓子は持ってない。

    「悪戯しますよ?」

    「あ、えっと…待って、探す」

    「時間切れ」

    「ちょっと、優くっ、ん…」

    突然、唇をふさがれた。

    これは、悪戯?

    「ん、甘い」

    「ねぇ!」

    「もう1回、する?」

    「そういう意味じゃなくて…!」

    「俺は“お菓子くれても悪戯する”って言ったよ? お菓子貰ってないけど」

    不敵な笑みを浮かべる優くん。
    いつもより意地悪だ…

    「ずるい!」

    「ずるくないよ、先輩」

    そう言ってもう一度やさしくキスをした。

    きゅん

    23

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  8. 「先生、相手は誰にします?」

    「え…」

    先生が指をさしたのはあたし。

    「先生が王子で、カナは街の花屋の娘ね」

    「どういう設定なの…」

    あたしのクラスではコスプレカフェをすることになった。
    お客さんが引いたテーマで、考えたセリフを店員が言うっていう遊び要素もある。

    先生にも体験してもらおうってことで、今この状況になってるんだけど……

    普通は先生がお客さんじゃないの?
    なぜ店員役!?

    しかも、お客さん役であるあたしにも設定ついてるし……

    「じゃあ、かな…じゃなくて、堀江さんはここに座って」

    言われるがまま、イスに座る。

    BOXから引いたテーマは『告白』

    周りの女子がはしゃいでいる。

    先生は片膝をついて私の手をとった。

    「僕のこと、好きになって」

    これって告白なのかな?

    ……あれ? 演技だってわかってるのに心臓の音がうるさいのはどうしてだろう?

    きゅん

    3

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  9. 「どうして我慢なんてしたの?」

    「一人で家にいるの、嫌だったから」

    「次からはちゃんと、具合悪かったら朝のうちに言ってね?」

    「うん」

    「和希くんが荷物取りに行ってくれてるから、もう少し待ってて。あたしはそろそろ戻るね」

    「待って、カナちゃん」

    柚希くんは、立ち上がったあたしの手首をぎゅっと掴んだ。

    「1つだけ、聞いてもいい?」

    「なに?」

    「……ボクのこと、好きだよね?」

    「熱上がってきたんじゃない? ほら、和希くんが来るまで寝てて」

    柚希くんに布団をかけて、逃げるようにして保健室を出た。

    体が熱い……
    風邪、うつったかな?

    きゅん

    4

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  10. 「この本借ります」

    「何番の誰で…」

    「和希くん!?」

    「声大きい、迷惑」

    あからさまに嫌そうな顔をした。

    「2年1組何番?」

    「25番」

    「返却日は2週間後」

    「ありがと」

    彼から本を受け取ろうとする。

    あ、あれ?

    なぜか和希くんは本から手を離さない。

    「ちょっと、なに!?」

    「こんな本読んでどうする気なの?」

    あたしが借りたのは『恋の魔法〜片想いから両想いまで〜』という今話題の本。

    「べ、別に関係ないでしょ?」

    「関係あるよ」

    「は?」

    何言ってんの、この人。

    「だって、そんな本読まなくたってもう決まってるでしょ?」

    カウンターから身を乗り出してニヤッと笑う。

    「オレが1番だよね?」

    きゅん

    3

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  11. 「翔也、次試合だよね? 応援してる!」

    「ありがとう」

    「あ、でも和希くんたちの試合時間と被ってる…」

    翔也の試合もみたいけど、和希くんと柚希くんにも試合みにきてって言われちゃったんだよね……

    「カナ」

    顔を上げると、

    「しょ、翔也…近い」

    「カナは俺だけを見てて」

    「え…?」

    「シュート決めるからさ。応援よろしく」

    私の肩を軽くぽんっとたたいて、翔也は走っていった。

    きゅん

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  12. 「ねぇ、優衣ちゃん! 一緒に帰ろ〜」

    「毎日うざいんだけど」

    「今日も可愛いね! 大好き!」

    「りっくん! そういうことさらっと言うのやめなよ」

    「え? どうして? 本当のことだもん」

    うるさい幼馴染を無視して教室を出る。

    「優衣ちゃーん! 待ってよー!」

    「黙って」

    「静かにしてたら隣歩いてもいい?」

    「もう知らない」

    突き放してるのに…大嫌いなのに…

    「優衣ちゃん」

    「うるさ、い…ちょっと!」

    りっくんは私の手をぎゅっと握ってにっこりと笑った。

    「優衣ちゃんに嫌いって言われても、僕はずっと優衣ちゃんのことが好きだから。いつか好きになってもらえるまで、好きっていっぱい言うからね!」

    もう好きになんてならないって思ってたのに……
    どうしてこんな気持ちになるの!?

    きゅん

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