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  1. 8件ヒットしました

  2. 「うぁぁあ…クラス離れた…最悪…」

    「文系と理系でクラス違う事くらい分かってただろ。学校離れるわけじゃないんだから我慢しろ」

    2年間同じクラスにいた安心感が無くなるのは正直つらい。何より、離れていきそうで怖い。

    「私も理系クラス行けば良かった…」

    「いや、お前が理系来たら絶対授業初日から死ぬからやめとけw」

    ナチュラルに馬鹿にされてる気がするけど、そんな所も憎めないのが惚れた弱み。

    「…でも、俺はこれからの1年間楽しみな気がしてきた」

    「うるさい私とクラス離れるから?」

    つんつんした言い方になってしまう。

    すると、頭の上にふわりと乗る体温。そのまま髪をぐしゃぐしゃとかき混ぜられる。

    「っわ!ちょっとやめて髪型崩れるから…」

    「だってさ、休み時間のちょっとした時間に廊下で話すってシチュ、燃えない?」

    「はぁ…?」

    そんなこれからに私もちょっと期待したのはまた別の話。

    きゅん

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  3. 「……だよっ!」

    「……からなんだって?」

    近くで声が聞こえる。怒ってるのかな?

    …そうだ、私は友達の部活が終わるまで教室に残ってて、そのまま寝てたんだ。

    私はゆっくりと目を開ける。外はもう暗い。

    「お、お姫様のお目覚めだ」

    目の前にいたのは幼馴染のリョウと、仲のいい男友達のノブ。

    「お、お姫様…?」

    混乱して、頭が追いつかない。

    2人は互いに睨み合っていたけど、ノブが先に口を開いた。

    「俺はお前に会ってからずっと好きだった。付き合ってくれ」

    私がその言葉の意味を理解する前に、今度はリョウが言った。

    「俺は幼馴染だからお前のことなんてなんでも知ってる。だから、コイツになんて構うなよ。俺にしろよ」

    私は固まって2人を見つめることしかできなかった。

    「じゃあ、これでどうだ。本人に選んでもらえば恨みっこなしだ」

    鋭い視線が刺さる。

    「「お前は、どっちを選ぶ?」」

    きゅん

    3

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  4. バレンタインの時に思い切って告ってやっと付き合えたのに…!

    「クラス離れた…最っ悪」

    「そりゃ、理系と文系はクラス違うからな。逆に同じだったら怖いわ」

    付き合ってから約1ヶ月。最悪の事態。

    「先生が私たちを引き裂いた…」

    「いやお前言いすぎだろwww」

    まあ、クラスも離れたけど隣だしいいんだけど。

    「…浮気しないでね」

    「あー保証はできないけど頑張る。…嘘だよ。浮気なんてしねぇから」


    ちょっとは彼女面したいからと思って教室を覗いてみると、女子に数学を教えていた。

    アイツ、頭良いからしょうがないけど。ちょっとだけ胸が痛んだ。


    モヤモヤした気持ちを抱えながら廊下を歩いていると、今は1番会いたくなかった人物が。

    「なーに不貞腐れてるんだよ。もしかしてヤキモチか?」

    ニヤニヤしていたかと思うと、制服のポケットに何かを入れられた。


    『俺にはお前だけだから心配するな』

    きゅん

    8

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  5. 今日はホワイトデー。

    私はバレンタインの時に何人かの男子にチョコを渡した。

    …全員に義理とは言ったものの、その中に一つだけ本命が入ってたりする。

    もちろん、ちょっとだけお返しを期待してなくもないけど。

    ちなみに、本命からはまだ何も言われていない。

    私の胸は募る想いと焦りで張り裂けそうだった。


    「なあ、放課後って残れるか?」

    休み時間にいきなり言われた言葉。

    私は意味も分からずにただ縦に首を振るだけだった。

    もし、振られたら

    嫌な想像ばかり頭をよぎる。

    不安ばかりが膨れ上がる中、私は放課後を待つしかなかった。


    「…ごめんな、残らせて。」

    「全然いいんだけど…なんか話?」

    つい素っ気なくなってしまう私に渡されたのはブルーの袋でラッピングされたお菓子。

    「帰ったら開けろ。絶対な」

    それだけ言うと走っていってしまった。


    私が袋の中のメモに気づくまで、あと……

    きゅん

    2

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  6. 2月14日、私の手にあるのは一つの袋。

    その中身はチョコ。

    でもそれは私が震える手でメモに書いたとある二文字が入ってる、他の人のとは全然違う特別なもの。

    平常心を保ちながらなんとか渡す。

    「あ、チョコだ!サンキュ」

    無事に渡せたけど、早まる鼓動が抑えきれなくなって私は友達に駆け寄るようにして逃げた。

    …………………

    放課後。机の上に何かが投げられた。

    「俺、それいらねーから」

    投げられたのは、私が袋に入れたメモ。

    私が混乱していても、彼はもぐもぐと私の作ったチョコを食べている。

    …こんなことになるなら、最初から渡さなければ良かったのに。

    涙が溢れて視界がぼやける。

    「あ、補足。それお前が持ってて」

    何かが引っかかり、メモをみる。

    そこには私よりも震えた字で書いてある『俺も』の二文字。

    後ろから彼の声がする。

    「明日から俺たちは友達じゃないからな!」

    きゅん

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  7. 『幼なじみ?羨ましい!』

    友達からの何気ない一言が、妙に胸に刺さった。

    (もしも告白してダメだったら、『幼なじみ』って関係も壊れちゃうのかな…)

    私は『幼なじみ』に恋をしてしまった。


    「ちょ、日誌もうすぐ書き終わるから待って!なんか奢るから!」

    「えー、しょうがないから待ってあげる」

    前の席の椅子に跨って向かい合う。

    (うわ…こんなにかっこよかったっけ…)

    ついつい見とれていると、目線がかち合った。

    「なぁ、今日の昼休み、何話してたんだ?楽しそうだったから」

    いきなりの質問に戸惑いつつも答えた。

    「え、幼なじみについてだよ?」

    途端にニヤニヤしてた顔が真顔になった。

    「じゃあ、幼なじみやめよっか」

    いきなりの事に頭がついていかない。

    …嫌われた?

    「ばーか、声に出てる。…その逆だよ」

    そう言った彼の耳は赤く染まっていて。


    今日、幼なじみ卒業しました。

    きゅん

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  8. 「おわぁ~もう真っ暗だねー」

    今は放課後の居残り中。別に赤点とかじゃないけど。

    ただ、こんな夜まで学校にいるってことがちょっと新鮮で。

    あと、隣に『片想い相手』がいるからいつまでもここにいたいって思う。

    「りょうー、私お腹空いちゃったからなんか買ってくるね!」

    学校の近くにコンビニがあるから、そこで夕飯でも買おう。

    そう思って席を立った。


    ガタンッ

    「…待てよ。俺も行く」

    「………え、凌?」

    待って待って待って。

    今、私は凌に腕を掴まれてる。

    「こんな時間に女が1人で出歩いてたら危ないだろ…?」

    俺も行くから、と言う凌の頬は赤く染まっていた。

    幼稚園からずっと隣にいるけど、やっぱり私は凌が好きなんだから…

    「…この意気地無し」

    私は彼に聞こえないようにそっと呟いた。


    その後、メモに『早く気づけ鈍感』と書かれたのはまた別の話…

    きゅん

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  9. 「うぅ…ここ分かんないよ…」
    「頑張れよ、あと2問だから」
    テスト1日前の放課後。バリ文系で理数がやばい私はバリ理系の同級生にマンツーマンで特別授業をしてもらっている。
    「この式がこうやって変換されて…」と、黒板にカッカッと数式を書くその背中を見るだけで(かっこいい)と思ってしまう私はかなり重症だ。
    「…ぃ、おーい、分かったか?」
    「…っえ?」
    やばい、ついつい見とれてた。気を取り直して解き直す。

    「よっし!これでどうだ!」
    ドヤ顔しながらノートを見せつける私。
    んー…と言いながら私の解答を見ている。何気顔の距離が近いんですけど…
    「ん、正解。よく出来ました」
    ニカッと笑いながらポンッと私の頭を撫でる。気づかれないように、私はノートで顔を隠す。
    (これじゃ、好きって気づかれちゃう…)
    さーて、あと1問だー!と言っている彼の背中を見ながら小さく「…この鈍感」と呟いた。

    きゅん

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