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  1. 16件ヒットしました

  2. 「ちょ、ちょっと!涼!」

    そう言われてハッとする。

    「あごめ……!?」

    我に返って俺を呼んだ声の主を振り返ると、
    俺は、どういう衝動か、彼女の手を握って、バスを一駅前に降りてきてしまっていた。


    慌てて彼女の手を離す。
    彼女も、、俺の手を凝視していた。


    あぁ、やってしまった。
    彼女が、好きな先輩とその彼女の姿を見て今にも泣きそうな、切なそうな顔してて、つい連れ出したくなった。あの空間に居させたくなかった。

    彼女は先輩たちの恋を邪魔したくはないだろう。だけど、好きなんだ。俺も同じ。
    彼女の先輩に対する思いを邪魔したくない。

    だから、バレないように、彼女をそっと見るだけにしておくつもりだった。

    なのに俺は…

    きゅん

    3

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  3. 学校から帰るバス停に先輩がいた。

    「あっ先ぱっ…」言いかけて飲み込んだ。

    ーー隣に彼女さんがいるのが見えたから。

    先輩と彼女さんは仲良さそうに楽しそうに話していた。
    先輩の笑顔も、彼女さんの笑顔も見るのがツラい。

    先輩たちの後ろに他の人が並んだのを見計らって、その後ろに並んだ。
    今の私の顔は見せられたもんじゃない。

    バスに乗り込む。先輩たちの三つ後ろに座る。…見えないように。

    すると隣に、「よっ」といって涼が座り込んできた。
    「よっ…」と返す。

    「今日の俺のシュート見た?素晴らしくね?チームに貢献してるわ〜、俺。」
    「見てたよ、すごかった。うん、そだね。」
    半分聞いていない私。

    その後も延々と涼の話は続いて、急に涼が、
    「次のバス停で降りて歩こーぜ」
    と言って、半ば強引に私を降ろした。

    駅の一つ手前のバス停だった。



    涼、私の手を

    …掴んでる!?

    きゅん

    2

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  4. 彼女は、まっすぐ先輩を見ている。

    気持ちまでまっすぐに、今にも走り出しそうなくらいまっすぐに。

    そのまっすぐさに、切なくなる。
    それが自分に向けばいいのにって。

    ただの同級生の選手「涼」でしかない俺は、彼女の走りを邪魔することができない。



    叶わぬ恋に望むならば、
    彼女が想う人と幸せになってほしい。


    ただそれだけ。

    きゅん

    6

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  5. 「俺に頼れ。」

    と言った先輩には、彼女がいる。
    先輩と同じ学年の、バレー部の可愛くて、運動もできる彼女さん。

    私には、到底手の届かないお二方。

    頼れって言われたって、頼りたくたって、彼女さんがいるのに頼れる訳ない。

    私は選手たちのお茶を用意しながら、ため息をつく。
    これは、恋じゃない。これは恋じゃない。先輩を好きになんてなってない。
    自分に言い聞かせる。

    「なーんで、ため息ついてんの?」
    同学年の選手の涼だった。

    「何にもないよ、」
    はいお茶、と手渡す。


    しばらくして、練習中の先輩を見る。
    見るだけならタダだよね。
    やっぱり、かっこいいなぁ…。
    走るたびに滴る汗。イケメンは汗のかき方までイケメンだと思う。



    …なんて、先輩をじっと見てる私を、見ていた人がいたなんて、知る由もなかった。

    きゅん

    4

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  6. マネージャーの仕事で、大量の荷物を運んでいる時、

    地面にちょっとした出っ張りがあって、

    こけてしまった…。
    荷物も散ってしまった。

    誰も見てないといいな…と思った束の間、
    「お前、馬鹿なの?」
    (お、おまえ…?馬鹿…?)

    頭上で声がして顔を上げると、なんとびっくりサッカー部のイケメンと話題の主将。

    や、というかこんなにお口が悪いなんて聞いてない。

    「段ボール箱何箱も積み上げて荷物運ぼうなんて、馬鹿でしょ。」
    荷物が多いので横着したのです。馬鹿です。

    馬鹿馬鹿いいながら、散った荷物を集めてくれる。
    「す、すいません…」

    全部集め終わって、
    「どこに運んでたの」
    「た、体育館です。」

    先輩は軽々荷物を持って歩いていく。
    「あっあの、すみません!もちます!」
    「いいから」

    運び終えて、「すみませんでした」と言うと
    「無理はするな、俺に頼れ。」

    そして私の髪をクシャッとした

    きゅん

    7

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  7. 今は私のうちでテスト勉強中。

    私はわりかし集中力がある方だから、黙々ワークを進める。

    勉強しなくても点が取れてしまう琉弥は、私のベッドで私が昔買った少女漫画を読んでいる。

    「ねーねーエリ〜、立って。」

    「…え?」

    「次は俺のほうに手を伸ばして」

    「…はい」

    グィッ

    手を引っ張られて、琉弥に思いっきりかぶさる。

    !?!?

    「ドキッとした?」

    私の目にドアップに映る琉弥は、楽しそうだ。

    「漫画に描いてあったから。エリも読んだから次の展開分かるよね?」

    といって訳がわからないままに、私と琉弥の位置は逆転して、琉弥が私に覆いかぶさる。


    次の展開は、、、


    分かります//

    きゅん

    10

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  8. 「エリ、ゲームしよう」
    琉弥が急に言い始めた。
    「いいけど、どんな?」
    「見つめ合って、先に目をそらせた方が負け。」
    「負けたらどうなるの?」
    「罰ゲームで、勝った方の言うことをなんでも聞く。」
    「っ…!」
    「よーし、始め!」
    琉弥が勝手にスタートさせる。

    …ダメだ。
    フッと気を緩めると、私は目をそらせていた。
    「やったー俺の勝ち。」
    「…何させるの…?」
    「ちゅー。3箇所ね。1個目はおでこ、2個目はほっぺ、3個目は口。」
    「えー」
    私は全力拒否だ。
    すると琉弥は、
    「俺の事嫌いなのか…そっか…」
    って悲しんだフリしてくる。
    「もういいわかったやるよ!」
    …ちゅっ
    「はいおでこ!」
    「うんうん、次ほっぺね」
    …ちゅっ
    「最後はお口だよ、エリちゃん」
    …くそう、いつか仕返ししてやる。

    …ちゅっ
    …ちゅ?
    急に強引な琉弥からのキスに変わる。
    息が出来なくなって、離される。

    「…バカ。」

    きゅん

    4

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  9. 「わからんかったら呼んで」
    っていって先生は教卓の前に置いた椅子に座る。

    …うん、わからん。

    でもどうにか解かないとって思って、ありったけの知識で解く。

    「先生、解けました」

    先生は一瞬びっくりした顔をして、私の席へ来る。
    解答を見て、

    「うん、解法もあってる。解くの、早くなったな。」
    と言って、先生は私の頭に手を置く。

    1度だけ、撫でられた。

    私の顔は熱くなる。

    きゅん

    3

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  10. 放課後、幼馴染の柊と、帰り道にて。

    「俺な、好きな人いるんだ。」

    「そ、そうなんだ、どしたの?急だね」
    私、ナナは、内心もやもやする。

    「その子、多分今まで誰かと付き合ったことないし、ましてや手を繋ぐとかキスとかしたことないと思うんだ。」

    「う、うん」

    「ナナがさ、もし俺に急にそんなことされたら、どうする?」

    「ぇっ…?」
    (冗談でからかってるだけだよね…?)
    「ど、どうもしない!」

    「じゃぁ…実験してみるね」

    「……!?」
    どんどん柊の顔が近づいて…キス…された。

    「あれ、ナナ、顔が赤くなってるよ。どうもしないんじゃなかったの?」
    と不敵な笑み。

    「なんで、こんなこと…!」

    「ナナが好きだから。」
    「そろそろ、ただの幼馴染っていう関係、飽きた」

    きゅん

    11

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  11. それからと言うもの、先生はやたらと私に話しかけたり授業で当てたりする。

    どう言うつもりなんだろ、本気なのかな、そんなわけ…ないか。

    なんて自問自答しながら今も授業を聞いている。

    渡邊先生は数学担当。

    演習問題を解く時間になって、私は最近では恒例の、黒板に答えを書かされる。

    ノートに解いた答えを淡々と黒板に書いていたそのとき、背後に回った陰がある。
    先生で間違いないとは思うけど、なんで?

    と思っていたら、先生がなにやらノートの端に小さく書いたメモを見せてくる。
    こっそりと。

    慌ててチラッと読むと、、

    [この問題間違えたら、お仕置きな]

    …え!?

    すかさず先生の顔を見ると、なんだか嬉しそうな顔。

    そのまま書き写して席へ戻り、先生が黒板の答え合わせをする。

    …なるほど、先生のあの嬉しそうな笑みは私が間違えているのを知っていたからか。

    どうやら私はお仕置きされるらしい…。

    きゅん

    7

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  12. ある先生がやってきた。
    名前は渡邊光輝。女子からは爽やかイケメンと騒がれている、若い先生だ。

    平凡な私、夏原美結に、事件が起こった。


    いつも通り、1人で帰ろうとしていたある日、渡邊先生に呼び止められる。
    「あれ?いつも三原(エリの名字)と一緒だよな?帰りは違うんだ?」
    「はい、エリには彼氏いるので」
    と答えると、
    先生は、ふぅーん、と言っただけで別に興味はなさそうに作業に戻ろうとしたが、
    「夏原さんには彼氏はいないの?」
    と遠慮もなしに聞いてくる。
    私は
    「いないですよ、そんな経験もありません。」と投げやりに答える。

    すると、先生は、
    「そっかー…。––––––じゃぁ、」
    と言葉を切ったかと思ったその時、

    ドンッ

    目の前には先生でいっぱい。やっぱりイケメンかも、なんて思っている暇があった自分に驚く。

    「俺が、教えてやろうか?」

    きゅん

    7

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  13. 昼休み、琉弥に急に手を掴まれて連れてこられた屋上に着いた瞬間、

    琉弥に口を塞がれる。
    琉弥の唇で。

    「…んっ…!」

    「…琉弥っ!?」

    名前を呼ぶと、琉弥の腕の力が抜ける。
    そして黙り込む。

    「…琉弥…?」

    「俺、エリと竜一の事になると余裕ないんだよ。エリと竜一以外の男なら俺が勝つ気しかしねぇ。だけど竜一は、真面目で俺なんかより全然いいところあるし多分…エリの好きなタイプだから。
    だからエリと竜一がなんかあると、エリが竜一に取られそうで怖い。」

    「…!確かに昨日…竜一に抱きしめられたっ…。だけどっ、私が好きなのは竜一じゃないの、琉弥なの。好きと嫌いは選べない。」

    「…わかった。ごめんな、重い男で。明日、大会なんだ。俺絶対活躍するから、見に来てほしい」

    「うん!終わったらっ、…一緒にご飯食べに行こっ」

    「おぅ、約束なっ」

    きゅん

    5

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  14. 珍しく今日は琉弥と一緒ではなく、1人で帰っていた。
    バス停に着くと、

    「あっ」

    竜一の姿が。

    「エリ、珍しいね、琉弥は?」
    「今日はサッカー部延長練習らしくて、先帰っとけーって。」
    「そうなんだ、サッカー部大変だね」

    き、、気まずい。1ヶ月前とはいえ竜一に告白されたあとだからなんて話していいかもわからない。

    それからお互い無言でバスに乗って、私が降りるバス停に着いた。
    竜一は確か次の次のバス停だったはずだが、、
    私について降りた。

    「竜一、次の次じゃなかったっけ…?」
    「いいの。」

    また沈黙のまま歩き出す。

    しばらく歩いて、小さな公園の前に来た。
    そして…

    「…っ!」

    後ろからギュッとされる。
    「りゅ、竜一…っ!?」
    「ごめん、もうちょっとこのまま…」
    竜一の身体は熱くて、冬の寒さには暖かさがよく伝わる。
    でも、違う、琉弥とは。

    「やっぱり…、俺じゃダメか?」

    きゅん

    5

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  15. 「ほんっと、屋上好きだねぇ」

    「っせぇっ…俺の貴重なお昼寝タイム邪魔すんな」

    「って授業中だってずっと寝てるじゃん」

    「…」

    琉弥の寝顔がかっこよくて、可愛くて、ついつい顔を近づけてしまう。
    …このままキスしたら、どんな反応するかな…。

    さらにどんどん近づけていたその瞬間、グイッと頭を引き寄せられる。
    「ひゃっ!」
    「なんて声出してんだよ。」
    寝起きのような低い声。
    顔が、近い…。

    「やーっとエリからキスする気になった?」

    「な、なってないっ!!」

    琉弥は手の位置を変えて、、
    「きゃァっ!!」
    今度は体を密着させるように、寝ている琉弥の隣に寝転がされ、抱きしめられている状態。
    体全体熱いし、なにより呼吸がうまくいかない。

    「エリからチューしてくれたら離したげる」

    んん~!恥ずかしい、けどっ!
    「チュッ」
    そっと触れるだけのキスをすると、

    「ん、美味しかった」

    だって

    きゅん

    8

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  16. 初デート中、映画館の中で
    私は映画の内容が全く入ってこない。
    そんなの当たり前。隣に琉弥がいるから。

    私が顔を少しだけ琉弥の肩にもたれかからせる。

    すると、琉弥も答えるように少し顔を近づける。

    …うわ。近い。

    ただそれだけなのにドキドキ。



    「…エリ、眠いから手、繋いでてい?」
    琉弥が耳元でゾワッとさせる低い声で言ってくる。
    (わわわ、待って。手繋ぐのも初めてなのに…!)

    そして琉弥は強引に私の手を引っ張って繋ぐ。

    普通に繋いだかと思えば、慣れた手つきでパッと恋人繋ぎに変える。

    あたたかさが…余計に伝わってくるよ…熱いよ…


    一番の山場のシーンになって、私が効果音にびっくりして手を握ってしまうと、琉弥もまたそれに答えて、

    ギュッと握り返してくる。

    …うぅダメだ。


    映画代もう1000円払ってもいいや。

    きゅん

    7

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  17. 「なーにやってんのっ」

    「ンぁ?見ての通り昼寝だけど」

    「いつまで寝るつもり?もうすぐ予鈴なるよ」

    「っせーな。6時間目は出るよ」

    「ったく…」
    と私が屋上の扉に向かおうと立ち上がると、

    …ひゃぁっ!
    琉弥に腕を掴まれて、隣に倒される。

    「エリもここで一緒に寝る?」

    そんな言葉より何より体が熱い。

    「絶対っ、やだっ…!」
    腕を振りほどこうともがく。
    でもサッカーしてる彼とは力量が程遠くて、諦める。

    「離して。」
    私が睨むと、琉弥はニヤッと笑って

    「エリからキスしてくれたら離したげる。」
    なんて不敵な笑み。
    「絶っっっ対やだ!」
    と足をじたばたさせると、
    「わかったわかった、じゃぁ…」

    と琉弥はそっと私に触れるだけのキスをした。

    …もぅっ!

    きゅん

    13

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