ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 私たち2人は小さい頃からいつも一緒にいた。

    なんかもう家族みたいなもので、お互いが異性だなんて意識したことがなかった。

    でも、ある日の帰り道──

    「俺さ、隣のクラスの子に告白されて、付き合うことにした」

    「はぁ!?」

    最初はよく知らない子と付き合った彼にイライラしていたけど、次第に謎のモヤモヤが増えていった。

    そして私は気づいた。

    この気持ちが『恋』だということに。

    「もう一緒に帰るのやめない?」

    そう言う私に、

    「なんで?」

    彼はあっけらかんと答える。

    「ほら、彼女に悪いじゃん」

    そんなの嘘なのに。

    「そっか」

    気づいてよ。

    「じゃあ、明日からはやめとくか」

    そんなこと、言わないで……

    本当は彼女の話を聞くのが嫌だった。

    彼女とお揃いで買ったキーホルダーが目に入る度辛かった。

    私が彼女になりたかった──

    きゅん

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  3. 「…また、彼氏?」

    「うん」

    私には今付き合ってる彼氏がいる。

    正直上手くいってない。

    私はいつも怒ったり、悲しんだりしてばっかり。


    今日もまた、その愚痴を聞いてもらってる。

    「俺なら…」

    突然そう言って口ごもった。

    「俺なら、そんな悲しい思いさせないのに」

    突然に目を見られてドキッとした。

    「2人は付き合ってるのか?って、よく聞かれるんだ。
    付き合えてたらよかった。
    俺なら、もっと大事にできるのに、って、いつも悔しい」

    彼のそんな悔しそうな顔は初めて見た。

    「今まで嘘ついててごめん、ずっと隠してたんだ。
    でももう我慢出来ない」

    1歩前に出て、私に近づいてくる。

    「好きです」

    真っ直ぐな声でそう言われた。

    きゅん

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  4. 昨夜夜更かしをしてしまった私は、授業中眠くて仕方がなかった。

    「でも、この6時間目を乗り越えれば…っ!」

    そう思って眠い目を必死に擦りながら授業を受ける。

    「……い、おーい、起きろー」

    私はいつの間にか寝てしまっていて、隣にいる彼が起こしてくれた。

    手…手が…彼の手が私の肩に…

    「やっと起きた、今日ずっと寝ないように頑張ってたもんな」

    しかも全部バレている…恥ずかしい…

    「寝顔…結構可愛かったぞ」

    私はまだ夢の中なのかと思った。

    きゅん

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  5. 「先輩!」

    今は部活動中。

    中学の時から仲良くしてる後輩くんが私の所に駆け寄ってくる。
    ふと、隣に並んだ時の目線が違う気がした。

    「あれー?身長伸びた?」

    「伸びたんですよー」

    中学の時は私より低かったはずなのになぁ。
    なんて思った。

    「すっかり大人っぽくなったよねー。でもまぁ、私にとってはいつまでも後輩くんよっ」

    なんてちょっとだけ先輩の意地的なものを出してみた。

    「後輩くん…ですか」

    私のことを真っ直ぐに見つめながら近寄ってくる。
    私は壁と後輩くんに挟まれてしまった。

    後輩くんの大きな手が私の顔の横に当てられ、顔がものすごく近くに来たのを感じた。

    「こんなことしても…俺のこと、まだ後輩くんなの?」

    耳元で囁かれる。
    顔を上げると、整った綺麗な顔が間近にあった。

    「俺…中学の頃から先輩のこと好きでした。先輩に会いたくて、この高校来たんですから」

    きゅん

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  6. 体育祭が無事に終わった。
    みんなは記念に色々な人と写真を撮っている。
    私の好きな先輩の周りには沢山の人が写真を撮ろうと集まっていた。

    「私達も行こうよ!」

    友達に言われてついて行った。
    みんな先輩と隣に並んでピースをして写真を撮る。
    ついに私の番だ。

    「先輩、写真、お願いします」

    「いいよ」

    そうして私と先輩は隣に並んだ。
    友達がシャッターを切ろうとした時、
    先輩の腕が私の肩にまわされた。

    「え…っ」

    カシャッ

    写真は撮り終わってしまった。

    「また後で俺のところにおいで」

    小声でそう言われた。

    写真を見ると私は変な顔。
    でも、先輩が私の肩に手を回したこと、その写真と温もりはまだ残ったまま。

    この後のこと、期待しちゃってもいいですか?

    きゅん

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  7. 最近少し気になってる先生がいる。

    無口だけどかっこいい、物理の先生。

    廊下ですれ違うたびに、たわいもない話をしてくれる。

    その時のふとした笑顔に私は一目惚れした。

    「先生!」

    今日も廊下で少しのお話。

    「こんにちは。そういえば、前回の物理のテスト、すごく点数が良かったですね」

    「はい!頑張りました!」

    先生に褒められるのは凄く嬉しい。

    「偉いです。この調子で頑張ってくださいね」

    そう言って笑顔を見せてくれた。

    私はこの笑顔でまた午後の授業も頑張れると思った。

    すると、

    「これは頑張ったご褒美です」

    そう言って、先生は大きな手で私の頭をポンポンとして去っていった。

    また次のテストも頑張ったら、もう1度頭ポンポンしてくれますか?

    きゅん

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  8. 昨日、幼なじみと喧嘩した。
    彼を怒らせてしまった。

    どうしよう。
    もう、許してもらえないかも…
    それでも、謝りにいかなくちゃ。

    私は勇気を出して彼の家に行った。
    インターホンを押す指が震える。

    「あれ?なに、どしたの」

    後ろから低い声が聞こえてくる。
    怖くなった。

    「あ…ごめんなさい」

    「なに?昨日のこと?」

    私はゆっくり頷く。

    「はぁ〜…俺もう怒ってねぇのに」

    「でもっ…」

    「でもじゃない…俺も、悪かったな」

    その言葉を聞いた瞬間に私は涙が出た。

    「おまっ…ここで…っ!」

    「やだ〜…見ないで…」

    泣いてるところを見られるなんて恥ずかしい。
    私は彼に背中を向けた。

    「全く…これで俺にも誰にも見えねぇよ」

    そう言って、彼は私のことを後ろから抱きしめた。

    「もうお前のこと泣かせたりしねぇから」

    私は再びゆっくり頷いた。

    きゅん

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  9. 「おはよう!」

    朝の通学路。私は彼に声をかける。

    「おう、おはよー」

    こうやって、たまに話せるだけでもとっても幸せ。


    ずっと私の片思い。

    叶わないのもわかってる。

    だって彼には好きな人がいるから。

    私はただの聞き役。ただの相談相手。それ以上にはなれないんだから。

    「俺さ、」

    不意に彼が真剣な顔をした。

    「今日、告白しようと思うんだ」

    私は適当に返事をする。

    そうか、告白するのか。

    「応援してくれね?」

    「もちろんよ!」

    なんて返事はするけど本当は嫌だ。

    「ありがと、頑張るわ」

    そう言って嬉しそうに小走りになった彼。

    その背中を見つめる私。

    まだ、

    まだあなたの事を好きでいてもいいですか?

    きゅん

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  10. 彼は男子の中で1番の友達。

    今付き合っている彼氏の愚痴も黙って聞いてくれている。

    今日も廊下を歩きながら彼氏の愚痴タイム。

    「なんでそんな人と付き合ってるの?」

    不意にそんなことを言われた。

    「そんななら、俺の方が幸せにできるって思っちゃう。
    俺の方がいいって思っちゃうよ」

    彼の顔を見た。真剣だった。

    「好きだよ。ずっと好きだった。俺なら悲しませないから」

    きゅん

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  11. 部活が終わった帰り道。

    この日だけは彼と一緒に帰ることが出来る。

    週に1度の楽しみだ。

    いつものようにたわいもない会話をして駅まで歩く。

    今日の彼はなんだかソワソワしていた。

    どうしたんだろう?

    そんなことを考えているうちに駅に着いてしまう。

    「あ、あのさ」

    駅前の人通りの多い中、彼は私を引き止める。

    「好きです。
    お、俺と、付き合ってください」

    そう言った彼の顔が真っ赤で、とても可愛かった。

    きゅん

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