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  2. お前は、きっと知らないんだろうな。

    この俺がお前にーー。


    「…あれ?祠堂さん?」


    やっとか待ち侘びた彼女がやって来て、校門前に佇む俺にどうしたんですか?と微笑む姿に柄にも無く、胸がキュンと鳴る。

    約束なんてしてない。

    俺が勝手に一緒に帰ろうと思い待っていただけ。

    それなのにお前と来たら、


    「誰かを待ってるんですか?…あ、お兄ちゃんとか?」


    俺の気持ちなんて、これっぽっちも知りやしない。

    しっかりしてるかと思いきや、どっか抜けてやがるし。

    放っておけないというか。

    目が離せないというか。

    クルクル変わる表情が見てて飽きなくて、可愛すぎというか。


    「…お前を」


    お前は、きっと知らないんだろうな。

    俺がお前にベタ惚れだってこと。

    今は、まだ兄の友達とその妹という関係だけど。


    「由菜を待ってた」


    いつか必ず好きにさせてやるから覚悟しておけよ。

    きゅん

    9

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