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  2. 「はい、花音あーん」

    私の背後にピッタリとくっつくひぃくんは、そう言ってハンバーグの刺さったフォークを差し出す。

    「えっ…い、いいよ…ひぃくん。自分で食べれるから…」

    目の前にいるお兄ちゃんの視線が痛い。
    何ですか? この二人羽織状態は…。

    「遠慮しなくていいんだよ? はい、あーん」
    「もう…っ遠慮じゃないから! やめてよ、ひぃくん! 」

    そっと押し返すと、その何倍もの力で抱きついてくるひぃくん。

    「んー可愛い、花音」
    「やっ、やめて! ひぃくん! 」
    「おい響、離れろ。嫌がってるだろ」
    「そんな事ないよねー、花音」

    フニャッと笑って私を覗き込むひぃくん。
    …いや、嫌がってます。
    ハッキリと「やめて」と言っているはずなんだけど…
    ひぃくんにはどうやら伝わらないらしい。

    嬉しそうにスリスリと頬を寄せるひぃくんに抱きしめられた私は、ただ呆然と黙ったまま顔面を痙攣らせたーー。

    きゅん

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  3. 「ほら、夢。いつもみたく口を開けて」

    私の顎を掴む奏多くんは、そう言って優しく微笑む。
    私が躊躇いがちに小さく口を開くと、奏多くんはヌルリと舌をねじ込ませる。
    好き勝手に私の口内を侵し続ける奏多くん。

    その行為に満足した奏多くんは、私を解放すると愛おしそうに見つめて口を開いた。

    「いつまで経っても慣れないね。ーー可愛いよ、夢」

    私の頬に流れる涙を拭った奏多くんは、恍惚とした表情をさせる。

    「今日もいい子でいるんだよ」

    私の髪を愛おしそうに撫でながら言った奏多くんは、妖しく微笑むと「また後でね」と言って去って行ったーー。

    きゅん

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  4. 廃校の決まった学校へ、タイムカプセルを掘り起こす為に久しぶりに集まった幼なじみ達。
    そこには、かつて思いを伝えられずに別れた幼なじみの姿が……。


    「ひよ、ずっと会いたかった……」

    私を捉えたその瞳は優しく形を変え、大ちゃんはフワリと微笑んだ。

    「私も……。ずっと大ちゃんに会いたかったよ」

    久しぶりに見る大ちゃんの姿に喜び、やっと願いが叶ったのだと涙を流す。

    「ひよは相変わらず泣き虫だね」
    「だって……ずっとずっと、会いたかったから……大ちゃんを忘れた事なんてなかったよ」
    「俺も……忘れた事なんてないよ。今日はひよに会えて本当に良かった」

    私を見つめる大ちゃんは、そう言うと優しく微笑んだ。
    その微笑みは、成長した今でも昔と変わらず優しいままで……
    熱くなった頬を両手で包み込むと、私は赤くなった顔を俯かせる。

    やっぱり大ちゃんが好き……。
    改めてそう思ったーー。

    きゅん

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