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  2. 美術の授業で、

    「おー、加恵やっぱ絵うめーな」
    いきなり誰かに肩の上に体重をかけられる。
    この声は…

    「勇太!重い!」

    やっぱり…
    私の文句に耳を貸さず、幼馴染の勇太はその体制のまま絵に見入っている。

    「勇太、自分の絵は終わったの?」
    諦めて私が質問する。
    「手つけてない」
    笑いながら彼はそう返す。

    「笑い事じゃない!何で美術選んだの…」
    「…1番ラクそうだったから」
    相変わらずな彼の答えにわたしは落胆する。

    「勇太も絵上手いんだから描きなよ!何で出来るのにやらないかなぁ…」
    「まあまあ、そんなに怒んなって。」

    ブツブツ文句を言う私の頭を撫でながら言う。
    「さて、俺も描くか」
    そう言って自分の席へ戻る勇太。

    やっぱり絵を描いている彼はかっこいい
    そんな事を思いながら、さっきなでられた頭が熱くなって行くのを感じた。

    きゅん

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