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  2. いつものお昼休み



    「お昼行こー」




    いつもの言葉に私は駆け寄る




    校舎と食堂を繋ぐ廊下

    そこを通る時、私の胸の鼓動は速くなる。





    「マナ!昼?」


    「うん。カイくんも?」


    「俺、今日母さん寝坊してさー」


    「カイくんママ忙しいもんね」



    幼なじみのカイくん
    いつも、同じ時間に同じ場所で
    こうやってちょこっとだけ話をする。




    「じゃあな」って言ったあとも、私は彼を目で追う




    でも、彼の目の先には違う子がいる





    ふわふわ笑う女の子は、彼の好きな人





    私とは正反対の女の子




    「ねえ、こっちみて」




    そんな事はずっと言えないでいる




    いつからだろう。これが、いつもになったのは。


    今私の手の中にはココア。
    ずっとずっと前はりんごジュースだったのになあ。




    そう思いながら、廊下を歩く。

    きゅん

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