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  1. 26件ヒットしました

  2. 「送っていこうか?」

    同じ委員会の先輩に言われて、送ってもらうことになった。

    いつもは幼なじみのキョウスケと帰ってるけど、今日は委員会が遅くなりそうだったから、先に帰ってもらった。

    二人っきりで通学路を歩く。

    「お前、好きな人いる?」

    学校1イケメンらしい先輩に見つめられる。

    何、このいい感じな雰囲気。

    「先輩は、いるんですか?」

    「いるよ。目の前に。」

    ・・・それって、私?!

    先輩と目が合った次の瞬間―

    ―ガバッ

    後ろから誰かに抱きしめられた。

    誰なのか確認するより早く、声が聞こえた。

    「すいません、先輩。こいつ、俺の女なんで。」

    そう言ったのは、私を後ろから抱きしめた、キョウスケだった。

    「どうして…ここに?」

    「お姫様を迎えに。」

    そしてキョウスケは、真っ赤な私のほっぺにキスをした。

    きゅん

    7

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  3. 「また合コンの帰り?」

    駅で偶然幼なじみのマサキに会った。

    「そうだよ。」

    隣を歩くマサキが聞いてくる。

    「今日も運命の人に会えなかった?」

    私はうなずく。

    もう数えきれないほど合コンに行ってるけど、運命の人には出会えない。

    あぁ~、私の運命の人、どこにいるんだろ…。

    「運命の人、合コンにいるわけないじゃん。」

    マサキはそう言って振り返ると、少し目を細めて笑いながら言った。

    「だって、ここにいるんだから。」

    私の運命の人は、気付かないほど、近くにいました。

    きゅん

    4

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  4. 校門を出て、聞き覚えのある声がした。

    「おかえり。」

    振り返ると、幼なじみのマサキが立っていた。

    「なんで…」

    幼なじみだけど、高校生になってから会っていない。
    マサキは金色の髪をゆらしながら近づいてくる。

    「久しぶりだね。」

    マサキは嬉しそうに笑う。
    私はマサキを無視して歩き始めた。

    高校生になってチャラくなったって、友達から聞いた。
    本気で好きだから、今会っちゃダメだ。
    なのにマサキはついてくる。

    「無視?ひどくね?なぁ、待てって!」

    マサキは私の腕をひっぱって振り返らせた。

    「離して…」

    私の顔は涙でぐちゃぐちゃだった。

    なんで今さら会いに来るの?
    またかっこよくなってるし。

    「なんで泣いてんだよ!」

    マサキに肩を揺らされる。

    「お前のために変わったのに!」

    私のため…?

    マサキは私をまっすぐ見つめて言った。

    「ずっと、お前が好きだったんだ。」

    きゅん

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  5. 「幼なじみって、なんだと思う?」

    幼なじみのトウマに聞かれた。

    「何だろうね。」

    私には、もうわからない。

    トウマを、幼なじみとしてじゃなくて、異性として、好きになってしまったから。

    なぜかトウマが帰りたがらないから、夕日が差し込む教室で二人っきり。

    「もう…やめてよ…。」

    私は叫んだ。

    トウマに好きな人がいることは知ってる。

    だから、つらい。

    これ以上私を振り回さないで。

    これ以上、好きにさせないで。

    ―ギュッ―

    温かいものに、包まれた。

    「ゴメン。」

    心地よく降ってくるトウマの声。

    トウマに抱きしめられていた。

    「お前が好きだ。

    伝えたら、そばにいられなくなる気がしたんだ。

    でも、それも限界だ。
     
    今まで振り回して、ゴメンな。」

    「そんなこと言わないで。

     ずっとそばにいてよ。」

    溢れた涙を、彼氏がそっと、ふいてくれた。

    きゅん

    6

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  6. 「先輩、10秒だけでいいので、隣に座っていいですか?」


    先輩と二人っきりの図書室で、私が言えたのは、この一言だけだった。 

    中学の時、委員会で優しくてカッコいい先輩に、 恋をした。 

    そんな先輩は、高校生になってモテ期が到来。

    私が入学する頃には手の届かない存在になっていた。

    「10秒だけでいいの?」

    「はい。」

    本当は、ずっと隣にいたい。

    「ごめん。俺、10秒じゃたりない。ずっと隣にいて。」

    ずるいよ、先輩。

    カッコよすぎる。 

    私は精一杯の笑顔で、ずっと隣にいることを約束した。

    きゅん

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  7. 登校中。少し先を歩いてるハヤトを見つめて

    「ねぇ、昨日の人、誰?」

    思いきって聞いてみる。

    「昨日の人って?」

    ハヤトは足を止めて、振り返った。

    「昨日、一緒に駅にいた人。」

    見ちゃった。知っちゃった。知らない方が幸せなのに。ハヤトが、女の子と歩いてるとこを。

    「あー、カホのことか。」

    『あー』じゃないよ。カホって誰よ。
    聞くのが怖い。怖いけど、聞かなきゃ。

    「何、してたの?」

    そのカホって子と何してたの。私以外の女の子と。

    「部活のTシャツを買いに行ってたんだよ。」

    「ほんとに?」

    ハヤトのこと、信じるよ。でも、不安が押し寄せてくるの。
    手が小刻みに震えてしまう。
    すると、ハヤトの腕が、私を包んだ。

    「ほんと。誓うよ、マナには絶対に嘘をつかない。」

    ずるいよ。そんなこと言われたら、何も言えない。
    私はハヤトのシャツをつかんで、

    「分かった。」

    と言った。

    きゅん

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