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  1. 26件ヒットしました

  2. 「そういえばヤマトって彼女できたってね。」

    友達の言葉に耳を疑った。

    「え?そうなの?知らなかった・・・」

    友達には言ってないけどヤマトのことがずっと好きだった。

    目の奥が熱くなる。

    ーポタッ

    気が付くと涙がこぼれてた。

    友達が何か言ってるけどこたえられない。

    苦しい。

    やっぱり恋ってつらいよ。

    教室を出ようと席を立ったら

    「どうした⁈」

    ヤマトが駆け寄ってきた。

    なんでこんな時に来るの?

    「大丈夫」

    震える声で返すと

    「大丈夫じゃないだろ!」

    ヤマトが肩をつかんできた。

    「大丈夫って言ってるでしょ!」

    お願いだからこれ以上好きにさせないで。

    ヤマトの腕を払ったその時

    ーぎゅっ

    抱きしめられた。

    「大丈夫じゃないだろ。

    おまえがつらいならそばにいたい。

    おまえが好きだから。

    ーだから、そんなこと言うなよ。」

    私の涙はうれし涙に変わった。

    きゅん

    9

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  3. ただ、平穏無事な3年間を送りたいだけだった。

    なのに私はクラスの女の子達の輪からはずされていて

    教室や屋上でお弁当を食べれない私は、校舎裏でお弁当を食べていた。

    ーブルンブルン…

    バイクのエンジン音が近づいてきて

    きゃー!

    バイクが突っ込んできた。

    「悪い、大丈夫か?」

    そう言いながらヘルメットを外した男の子は驚く程にイケメンだった。

    「大丈夫…」

    彼の大きな手が、私の手をひいて倒れていた体を起こしてくれる。

    そして彼の目線はひっくり返ったお弁当に向けられた。

    「弁当…?」

    「あ、なんでもないから…」

    ふうんと言って、彼は散らばったお弁当の中身を拾い始めた。

    「あ、大丈夫だから。」

    すると彼は私の頭を軽くなでて

    「大丈夫じゃないだろ。

    弁当も、おまえも。」

    どうしよう。

    暴走族とかやばそうな人とは関わりたくないのに。

    こんなにも、目が離せないよ。

    きゅん

    7

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  4. 放課後。日直の仕事で教室に残っていた。教室には私とトシヤだけ。

    トシヤは彼女が絶えない遊び人。こんなに時間まで残ってるなんて珍しいな。

    仕事も終わったし帰ろ。

    そう思って立ち上がった時

    「一緒に帰ろ」

    トシヤに声をかけられた。

    こんなのにホイホイのってくような軽い女だと思われたくないな。

    つまらない意地を張っちゃって

    「えー、トシヤは女の子達との約束で忙がしいでしょ」

    なんてひねくれたことを言ってしまう。

    「今日はお前のためにあけといた」

    「今日は、か。」

    私は苦笑いする。

    「お前が毎日あけといて欲しいならそうするけど?」

    「別に。そんなこと言ってない」

    トシヤが近づいてくる。

    「本当に好きだ。付き合ってください。」

    私は…

    「嫌じゃない」

    トシヤが抱きついてくる。

    すごいうれしいのに、私はつったったまま。

    ああ、私ってなんで素直じゃないんだろう。

    きゅん

    3

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  5. すれ違いって、こういう状態のことを言うのかな。

    ふとそう思いながら、いつものように先輩の背中を見つめる。

    一つ上の先輩と付き合っていて、彼は今年受験生になった。

    今日も一生懸命勉強してて、話しかけられずにいた。

    先輩の応援をしたい。勉強、がんばってほしい。

    そう思って、今年になってから、メールもしなくなった。

    どんどん先輩との距離が広がってしまう気がする。

    でも、先輩は、勉強に集中していてもらいたい。

    今日も一人で考え込んでいた。

    最終下校時刻を知らせるチャイムが鳴った。

    私はすぐに図書室を出た。はぁ、とため息がこぼれる。その時

    「来てたなら話しかけてくれればよかったのに。」

    先輩の声につかまった。そんなことできるわけない。振り向かないまま言う。

    「先輩、受験生ですから。」

    すると先輩はふっ、と笑った。

    「受験生も、お前が欲しいんだけど。」

    きゅん

    22

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  6. 新学期。
    私は昇降口に貼られた新クラス表とにらめっこしていた。
    500人もいる中から自分の名前を探し出さなければならないのだ。
    はぁ、みつかんない。
    「見つかった?」
    ふと後ろから声がして、振り返ると先輩が立っていた。
    「えっ、先輩⁈なんでいるんですか⁈先輩3年なのに⁈」
    今日も悔しいくらいカッコイイ先輩は、新クラス表を見つめながらいった。
    「ん~、好きな子のクラスが気になっちゃって・・・」

    えっ??

    一瞬ショックで息が止まりそうになる。
    先輩、好きな人いたんだ・・・。

    「そう・・・ですか。」

    私はまだ自分のクラスもわかってないのに、校舎に入ろうとしてー

    「あった!」
    先輩の明るい声に振り返ってしまう。
    そして先輩の腕を引っ張って

    「先輩、好きです。」

    といった。

    先輩は黙ったまま、新クラス表の3組を指差す。

    「あった。俺の好きな子の名前。」

    そこには私の名前があった。

    きゅん

    11

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  7. 「ねぇ雪奈~!今日も合コンやるけど来る?」

    友達に言われて、私は勢いよく返事をした。

    「もっちろん!!行くに決まってんじゃん!」

    高校生になってからは、こんな風に毎日合コンに行きまくっている。

    さっさと帰りの支度をして、教室を出ようとしたとき、

    「なぁ、おまえ、今日どこの合コンに行くんだ?」

    同じクラスのと七森くんに話しかけられた。

    七森くんも合コン好きなのかなぁ。

    「ん~、駅前のビルのカラオケだよ~。」

    七森くんは少し考えるようなふりをして

    「それ、俺も行っていい?」

    と聞いてきた。

    「うん!いいよー。七森くんも合コン好きなの?」

    「いや、別に。

    でも、好きなやつの好きなことは、好きでいたいと思って。」

    七森くんの顔が真っ赤に染まっていく。

    それってもしかして…?

    「だっておまえ、合コン好きだろ?」

    意味が分かってしまった私は、黙ってうなずいた。

    きゅん

    3

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  8. クラス替えの朝。

    私の足は昇降口の50mほど前で止まっていた。

    「おはよ」

    「きゃっ!」

    後ろから話しかけられて悲鳴をあげてしまう。

    振り向けばとケントが立っていた。

    「大丈夫か?顔真っ青だぞ」

    ケントの顔を見た瞬間、心にたまっていた不安が膨れ上がった。

    「ほら、とっとと中入ろうぜ。」

    そう言ってケントが背中を押してくる。


    「ケントと違うクラスになっちゃったらどうしよう…。」

    私の言葉にケントが止まる。

    あー、ひかれちゃったかな。

    嫌われちゃったかな。

    重かったかな。

    でも、ケントと同じクラスがいい。


    ーポンッ

    ケントの大きな手が私の頭を包んだ。

    「大丈夫。もしクラスが離れても、俺が毎日、いやー

    休み時間ごとに会いに行ってやるから。」

    クラス分けがどうであれ、今日はステキな日になった。

    きゅん

    5

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  9. 今日はホワイトデー。

    先輩から1ヶ月前の告白の返事がもらえると思ったんだけど、予想外の事故が発生。

    先週の卒業式で、先輩は卒業してしまった。

    校門の前はホワイトデーという魔法で成立したカップルでいっぱい。

    「先輩…。」

    大好きだった先輩の笑顔を思い出して呟く。

    ―ギュッ

    誰かが後ろから飛び付いてきた。

    …誰?

    恐る恐る振り向くと、そこには息を切らした先輩の姿があった。

    「先輩…?!」

    「バレンタインの返事、しにきた。」

    「もう、忘れてるかと思いました…」

    「こんな大事なもの忘れて卒業出来るわけねぇだろ。」

    その言葉が、嬉しくて嬉しくて。

    「先輩。バレンタインの返事、聞いてもいいですか?」

    「俺も好きだ。付き合ってください。」

    私はうるむ瞳で大きくうなずいた。

    私たちにも、ホワイトデーの魔法がかかった。

    きゅん

    12

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  10. 授業中。

    授業をサボって調理室にいる私とダイスケ。

    「ねぇ、何で私たち授業中にチョコ作ってんの?しかもバレンタインの1週間後に!」

    あまりにおかしな状況に、つい突っ込んでしまう。

    「だってテストがあってチョコ作れなかったんだろ?」

    「そうだけど、彼氏と一緒に作るっておかしくない?」

    ダイスケは急に私をじっと見つめてくる。

    「何?」

    「彼氏って言った」

    そう言ってダイスケは嬉しそうに笑った。

    私は恥ずかしくなって勢いよくボウルのチョコを混ぜたら
    ―ビシャ

    「あ~、お湯入っちゃった!」

    う~、やっぱ料理は苦手。

    「おまえ本当に料理できないよな」

    ダイスケはそう言いながら失敗作を片付けくれる。

    「料理上手なんだから、ダイスケが作ればいいじゃん!」

    「おまえ分かってないな」

    ―ギュッ

    ダイスケに後ろから抱きしめられて

    「おまえが作ったチョコが食べたいんだよ。」

    きゅん

    16

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  11. 『俺たちさ、付き合ってるんだよな?』

    テレビのCMが流れる。

    私もアイツに聞きたいな…。

    バレンタインにコクって両思いになったのに、アイツとは幼なじみのまま。

    恋人っぽい雰囲気なんてない。

    部屋には二人っきりだけど、アイツはテレビ見て笑ってるし。

    「ねぇ、私って、付き合ってるんだよね?」

    勇気を出してアイツに聞いてみる。

    「はぁ、何言ってんの?」

    「だって、それっぽい感じしないから。」

    ―ドンッ

    こ、これは壁ドン?!

    「何?誘ってんの?」

    アイツは真面目な顔して聞いてくる。

    「べ、別に…」

    アイツはさらに顔を近づけてきた。

    「好きだよ。」

    アイツは甘くささやいてきた。

    きゅん

    16

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  12. 彼から別れを告げられたのは、ほんの数分前。

    バレンタイン当日にふられるなんてついてないな…。

    渡せなかったチョコを窓から投げようとしたら

    ―ガシッ

    強く握られて腕が止まる。

    「捨てるなら俺にちょうだい。」

    振り向くと、同じクラスのウエダくんが立っていた。

    「放し…て…」

    張りつめていた心の糸が切れて、涙があふれる。

    ウエダくんは私の手から袋を奪い取るとすぐ食べ始めた。

    「超うまいじゃん。」

    乾ききった心に、ウエダくんの優しさが染みわたる。

    「ウエダくんは、やさしいね。」

    「好きな子には優しくしちゃうよ。」

    ウエダくんの言葉に息が詰まる。

    えっ?それって…

    「元カレのこと忘れてなくてもいいから、俺の彼女になって。」

    「ほんとにいいの?」

    「おまえの隣が空くまで何年も待ってたのに、こんなチャンス無駄にできねぇよ。」

    私はウエダくんに任せてみることにした。

    きゅん

    9

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  13. 「これ、チョコじゃないよな?」

    先輩は私が渡した袋を不思議そうに眺めてる。

    「甘い物、苦手って言ってたから」

    「そんなこと言ったっけ?」

    「女の子達からチョコ貰う度に言ってたよ」

    「それ、断るための口実。

    おまえ以外のやつのチョコなんていらないから。」

    恥ずかし過ぎて、私は目をそらす。

    先輩は丁寧に袋のリボンをほどく。

    袋から出てきたのは、ダークグリーンのマフラー。

    「これ、おまえが編んだの?」

    私はチョコにしなかったことを後悔しながら、黙ってうなずく。

    「チョコより全然豪華じゃん。」

    先輩は嬉しそうに笑ってくれた。

    がんばってよかったな。

    先輩はうつむく私にマフラーをかけてきた。

    そのマフラーを先輩は自分の首にもまいていく。

    1つのマフラーに繋がれて、先輩の顔が近くなる。

    「すげぇうれしい。ありがと。」

    耳元でささやかれた言葉に、心までくすぐられた。

    きゅん

    12

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  14. 私が渡したチョコを彼は不満そうに受け取った。

    「手作りじゃないんだ。」

    「ごめん。受験勉強で忙しくて。」

    こんなの言い訳にしかならないけど、分かってほしかった。

    彼はチョコを私に返してきた。

    やっぱ市販のチョコじゃだめか。

    「食べて。」

    彼が私に言ってきた。

    「え?私が食べるの?」

    「うん、早く。」

    こういう時の彼は、何考えてるのか分からない。

    仕方ないので箱を開けてチョコを食べる。

    ―グイッ

    強く彼に腕を引かれて、唇を重ねられる。

    やられた!

    私の口にあったチョコは、彼の舌に奪い取られた。

    「おいしかった。」

    来年も作らなくていいかなって思ったのは、彼には絶対秘密だ。

    きゅん

    13

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  15. 「おい、チョコ持ってくんなっつたろ。」

    そう言って先生は、私が持っていたチョコを取り上げる。

    「え~、い~じゃん!」

    と言いながら、私は抵抗しない。
    これで先生と2人きりになれるし、チョコも渡せる。
    計画通り☆

    「おまえ、職員室に来い。」



    職員室には誰もいなかった。

    こんなことあるんだ…。

    いつの間にか、先生は私以外のチョコも持っていた。
    しかも有名なブランド物のチョコ。

    出された椅子に座る。

    「で、このチョコは誰に渡すんだ?本命だろ、これ。」

    「そうですけど。」

    私は窓の外に目を向ける。

    恥ずかしくて先生の顔を見れないよ…。

    「んだこれ……?」

    「あ、ちょっ?!」

    先生は私のハート型のチョコを開けていた。

    「へ~、もしかして俺の分?」

    先生は嬉しそうに笑うとブランド物のチョコを差し出してきた。

    「俺も好きだから。これ、おまえの分な。」

    きゅん

    7

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  16. 私は、屋上の階段に座り込んだ。

    今、幼なじみのショウが、かわいい後輩から、チョコをもらってた。

    『俺もチョコほしいな~。』

    ショウは毎年言っていた。

    だから、今年は用意した。
    本命チョコを。

    なのにショウは今、チョコをもらってる。

    あーあ、もっと早く素直になればよかった。

    ーガチャ

    ドアがあいて

    「おまえ…」

    私はショウの足元に倒れこんでいた。

    「あ、ごめんね。」

    私はそう言って立ち上がった。

    「なぁ、待てって。」

    ショウに強く腕をつかまれる。

    「そのチョコ、誰に渡すの?」

    ショウは私が持ってるチョコの袋を指す。

    「べつに。」

    「じゃあ、俺にちょうだい。」

    「あんたは後輩のチョコがあるでしょ!」

    「もらってないけど。」

    その時、チョコを持ったままの後輩の姿が目に入った。

    「俺、好きなやつの本命しかいらないから。

    おまえの本命ほしいんだけど。」

    きゅん

    3

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  17. 今日はついに受験当日。

    やばい、緊張して頭が真っ白……

    「おーい!待ってって!」

    後ろから同じクラスのマナトの声がした。

    「あれ?マナトも今日なの?」

    制服姿のマナトが息を切らして走ってきた。
    マナトは頭いいから推薦組じゃなかったっけ?

    「いや、俺はもう決まったから。」

    「そっか。おめでとう!」

    マナトと話してると緊張がジワジワと溶けていく。

    好きだなぁ、こういうとこ。

    「あのさ、受験、がんばれよ。

    俺、おまえと同じ学校に決まったんだ。

    だから、一緒に学校行こうな。」

    そういいながらマナトの大きな手が、私の頭をぽんっ、とたたいた。

    なんとなくだけど、絶対に合格する気がした。

    きゅん

    8

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  18. 授業中。今日は先生の事情で自習だった。

    なのに隣の席の人は、難しそうに頭をかかえていた。

    クラスの人達はみんなしゃべってるのにえらいなぁ、って思いながら隣の栗山くんを見てたら

    ―バチっ!

    目があった。

    「何?」

    栗山くんが聞いてくる。

    「いや、すごい考えこんでたから、どうしたのかなって。」

    私はあせりながら答えた。

    変じゃなかったよね?

    栗山くんにだけは、嫌われたくない。

    「好きな子をどうやったら遊びに誘えるかな~って考えてた。」

    栗山くんから意外な言葉が出てきた。

    うっそぉ…、栗山くん好きな人いたの?

    超ショック…。

    「ふーん。普通に誘えばいいじゃん。」

    「分かった。」

    あーあ。変なこと聞かなきゃよかった。

    「なぁ、ユリ。」

    「は、はい?」

    「好きな女って、お前のことなんだけど。」



    「今日の放課後、遊びに行かない?」

    きゅん

    6

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  19. 登校中。

    駅で先輩を見かけた。

    ラッキー!先輩と同じ電車に乗れるんだ!

    隣に立ってる親友も

    「やったね!」

    って喜んでくれた。

    「うん!すっごい奇跡が起きた!」

    一生分の運勢使いきったかも。

    あー、今日も先輩はカッコいいな~!
    って思いながら先輩を見つめていると

    ―バチッ―

    目が合っちゃった!!

    ヤバい。心臓が爆発するよー。

    しかも先輩はこっちに近づいてきた。

    「奇跡なんかじゃねぇよ。

    俺がお前と同じ電車に乗るために、合わせてやったんだよ。」

    先輩は長い腕を伸ばしてきた。

    肩をぐいっと抱き寄せられて、耳元でささやかれた。

    「だから、俺と付き合えよ。」

    きゅん

    8

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  20. 昼休み。事件は起こった。

    いつも通り、幼なじみのナユと昼飯を食ってる時だった。

    「あの…ちょっといいかな?」

    学年1美人とか言われてるヤツに呼び出された。
    まぁ、俺からしたらナユの方が100倍かわいいけど。

    わざわざ空き教室で告白された。

    もちろん、丁重にお断りした。

    戻ってくると、ナユが居なくなっていた。

    友達が言うには、俺が呼び出されてすぐに、泣きながら出ていったらしい。

    ナユが行くとしたら、俺の姉ちゃんのとこだろう。
    そう思うと同時に走り出した。

    3年の廊下で、泣きながら歩くナユを見つけた。

    「ナユ!」

    俺は名前を呼んで、後ろからナユに抱きついた。

    「何で泣いてんだよ!」

    「だって…タクに彼女が出来ちゃうなんて、嫌だもん。」

    ったく。かわいい勘違いしやがって。

    俺はナユの涙を服の袖で拭きながら教えてやった。

    「お前以外は彼女にしねぇから安心しろ。」

    きゅん

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  21. 部活中。

    「なんであんたがいるの?」

    幼なじみのケンタに聞く。

    ケンタは帰宅部だしバスケに全く興味がなさそうなのに。

    「はぁ?遅いから迎えに来てやってんだよ!」

    私とケンタは家が隣だから、毎日一緒に帰ってる。
    でも昨日、ケンタのことが好きだと言う女の子から

    『なんでケンタと帰ってるの?ただの幼なじみのくせに。』

    と言われた。

    ケンタは、私の好きな人。

    でも、私達はただの幼なじみ。

    その事実を突き付けられた気がして、ケンタに会いたくなかった。
    先に帰ってくれると思ったのに。
    しかもケンタが見てくるから集中できなくて

    ―バンッ!

    顔面にボールがヒット。
    最悪。

    「大丈夫か?!」

    ケンタが走ってくる。

    「ほら、冷やしに行くぞ。お前だって女なんだから腫れたら嫌だろ。」

    「…ケンタが私を女の子扱いした?!」

    「当たり前だろ。お前は俺の1番好きな女なんだから。」

    きゅん

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