ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「どうせ美術部の展示品なんて見に来る人いないし、遊びに行きません?」


    この後輩の一言により、私達は文化祭の仕事を絶賛おサボり中である。


    「もしかしたら、有名な芸術家が私の作品に感動してるかも!…モグモグ、このたこ焼き美味しいね」

    「それだけはないから安心してください。…てか、先輩めちゃくちゃサボり楽しんでますね」

    「まあ、今を楽しまなきゃ損だよね」

    「あっそ、てか、口にソース付いてますよ」

    「っえ!うそ!恥ずかし!どこ!」

    (たこ焼き持っててとれないよもう!恥ずかしい!)



    そう焦っていたら、目の前の男の顔が近づいてきて、

    ペロッ

    私の口の端っこを舐めてきた。






    「ほんと、先輩ってどうしようもないですね」

    「えっ!えっ!何してんのちょっと!そういうのは好きな人とやりなさい!」

    「………ほんとどうしようもないわ」

    (あんたが好きだから、いーんだよ)

    きゅん

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  3. 「う〜〜〜ん!やっぱりサボりと言えば屋上だよねぇ!誰もいなさそうだし…って、あら?」

    「あ?」


    誰もいない予定だったから、ゆっくりお昼寝しようと思ってたんだけど、なんかすっごい派手な人がいる。だれだろ?


    「あのー、お休み中にごめんなさい。私もここで休んでもいいですか?」

    「…お前、俺のこと知らねーの?それとも頭やべーの?」

    「え?うーん、存じ上げないですねぇ。てかさらっとヤバいやつ認定してません?!そんなんじゃないですよ!決して!」


    まったく失礼な人だ!ネクタイの色が一緒だし、先輩でもないのに!


    「とりあえず!隅の方ちょっと借りますよ!私今すごく眠いんです!」

    「……フッ。あっそ。好きにすれば」






    私はまだ知らない。この時すでに、猛獣のように目を光らせた帝王に狙われ始めたということを。



    (ノーテンキで、バカで、おもしれー女)

    きゅん

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  4. 「おサボりさん見ーっけ!だめだぞ授業サボっちゃー」

    「……テメーもサボってんだろーが」

    「てへ、分かっちゃった?」

    「……はあ。で?何があったんだよ」

    「え、別になにもないよ?ただ君に会いたかっただけ 「お前がそんな理由で授業サボるわけないだろ」

    「……。」

    「言いたくねーなら別にいーけど。ずっと隣にいるし、気が済むまでいれば?」

    「え、いいの?」

    「当たり前だろ。ここは俺だけのものってわけでもねーし。それに……」

    「それに?」









    「好きな女の隣にいられて、俺は気分がいいからな」

    きゅん

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  5. 今日はバレンタインデー!ということで、私もチョコレートを作ってきました!

    「後輩くーん!おまたせおまたせ、私のチョコ待ってたんだよね?」

    「いえ、違います。早く部室の鍵開けてください」

    「ちょっとくらい待っててくれても良くない?!」

    ほんとに可愛くない後輩だな!来年は辛いチョコにしてやろうかなぁ。

    「はいコレ、美味しくなかったらごめんよ」

    「わざわざありがとうございます」

    「お返しは高級なお菓子でいいから!」

    「そこで要求するからモテないんですよ」

    「なんだと!」

    ふーんだ。別にモテなくたっていいもーん!…あれ、なんか涙出てきそう。






    「高級なお菓子は今ないんで、コレで我慢してください」

    「ん?なになにキャンディ?わぁ、かわいいありがとう!」

    「…いづれは気付いてもらいますからね」

    「え、何を?」

    (キャンディの意味を、ですよ)

    きゅん

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  6. まずい、まずいぞ。今日遅刻したら新記録が更新されてしまう!


    「走れ私!風になるのよ」


    なーんて暗示をかけながら走っていると、前方に見慣れた姿が見えた。


    「あれ?後輩くんじゃーん!もしかして遅刻かい?仲間じゃーん」

    「……ほんと、先輩っていつでも頭のネジがゆるいですよね」

    「開口一番がそれってひどくない?泣くよ?」



    そうゆう君はいつでもブリザードのようだねーとかなんとかブツブツ言ってたら、急に手をとられた。


    「うおっ!どしたの急に!」

    「別に、先輩の足が遅すぎるんで引っ張ってあげようと思っただけですよ」

    「え、まじか」




    ………。








    「ほんとは私と手を繋ぎたかっただけなのでは?」

    「………はっ?! ちっげーし!勘違いしないでください!」



    そんなこと言いつつ耳が赤くなってる私の後輩は可愛いやつなんです。

    きゅん

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  7. 「ねえねえ、そこの後輩くん。あのさ、この花の可憐さってさ、どう描けばいいと思います?」

    「知りませんよそんなの。自分で考えてください」

    「なんて冷たいんだ!」


    放課後、私はいつもの如く後輩くんと美術部の活動に励んでいたけれども…

    「ぜぇーんぜんわっかんなーい」

    「ほんとうるさいですよね、先輩って」

    早くも心が折れそうです。


    「ところで、後輩くんは何描いてんの?」

    「……秘密ですよ」

    秘密にされると見たくなるのが人間ってものだよね。うん。

    「見っせろーい」

    「うわっ、おい、返せ!」

    ふふふ、奪ってやったぜ!

    「どれどれ……ん?これって………私?!」

    慌てて振り返ると、そこには






    「くっそ、見られたし。最悪」


    耳まで真っ赤に染めた後輩くんがいた。
    可愛いと思ってしまったことは彼には内緒にしておこう。

    きゅん

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  8. たった2人しかいない美術部の1人である私はとてつもなく焦っていた。

    「終わんないーーーーー!!!」

    「うるさいですよ先輩」

    そう、コンクールに出す絵の締め切りがせまっているのだ。

    「な、ひどいぞ後輩!暇そうだなおい、手伝えよ!てか手伝ってくださいお願いします。」

    「やですよ、めんどいし」

    なんて生意気な奴なんだ。

    「くっそー!頑張るんだ私!やればできる子賢い子!」

    「フッ」

    鼻で笑いやがったよコイツ。


    「まあ、応援はしてあげますよ。こっちむいてください」

    「なになにー…ッンン」

    なんか、甘くて………おいしい!

    「え、チョコ?どしたの急に。おいしいおいしーありがとう!」

    「お返しは俺とのデートでいいですよ」

    「はい?」





    「絵ばっかりじゃなくて、たまには俺を構ってくれないとやですよ、先輩」


    チョコよりも甘い笑顔がそこにはあった。

    きゅん

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  9. 「あ!先輩見っけ!」

    「げっ…」


    見つかったどうしよう。無視するか?それとも1発キメるか?それか「今日は逃がしませんよ」



    うぅ… 。今日は会いたくなかったのにぃ。






    「なんでアンタこんな時間にいるのさ!絶対いないと思ったのに」

    「先輩に会いたかったに決まってるじゃないですかぁ。分かってるくせにぃ」

    「いや、知らないよ!私は会いたくない!話しかけないでよ迷惑なの!」


    「……そーですよね。すいません。帰りますね」




    はっ!またやっちゃたよぉおぉぉお!どうしていつもこうなの私!うぅ……



    頑張れ私!




    「待って!ごめん私、嘘ついた。ホントはアンタに会えて嬉しいよ。あのね?私、アンタのこと、あの、……うわっ!」



    気づけばアイツの腕の中。









    「素直にそう言えばいーんですよ。まぁ、そんな先輩も俺、好きですけどね?」

    きゅん

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  10. どうも、このみちゃんです。今はある男の観察をしているのですが、


    「どうして宏太には彼女ができないのでしょうか。」


    「急に失礼なこと言い出すね君」



    顔だけはいーのになー。顔だけだけど。



    「てか、俺だって告白くらいされますー。お前よりもめっちゃ可愛い子になー」

    「いやいや私ほど可愛い子いないでしょーが!それならその子と付き合えばぁ?このハナタレヘタレ!」

    「お前、自分で可愛いとかよく言えるな。尊敬するわ。てか!俺はヘタレじゃねえ!ちょっとビビりなだけですぅ」


    「それダサいだけだよ分かってる?ヘタレじゃないなら好きな子に告白くらいしてみなよーだ」


    「お前だし!」


    「え?」









    「………俺が好きなのはこのみだし」

    きゅん

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  11. 今私は、彼氏である怜くんと屋上でお弁当を食べています!


    そして、私はいつも余裕そうな彼をギャフンと言わせるため、ある作戦を実行中です!



    「怜くん、怜くん!はい!あーん♡」

    「……?あーん」

    あれ?おかしいです。全然恥ずかしがってくれないです。



    「れ、怜くん!ギューってして♡」

    「……?うん、はい」


    ………。


    「もうっ!ちょっとくらい恥ずかしがってくださいよ〜」


    私が後ろを向いて拗ねると、急に背中が温かくなり、首に怜くんの腕がまわった。



    「フッ。ごめんごめん。あまりにも花が可愛くて意地悪した。」


    え!まさか怜くん気づいてたんですか!?私ばっかりが恥ずかしいじゃないですか〜!


    「ム〜」











    「あーあ。せっかく我慢してたのに。誘ってきたのは花チャンだからね?」

    きゅん

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  12. 私は今、先生に頼まれてクラス全員分のノートを持って教室に向かってるんだけど…


    「お、重い……」





    フラフラしたまま、階段をのぼることしか考えていなかった私は前から来た人に気づかなかった。


    ドンッ

    「キャッ」


    ああ、まずい。このまま落ちちゃうのかなぁ。


    でもしばらく経っても痛さは感じない。


    「おーい。光井大丈夫かー?」

    「え?」


    私の背中には、クラスメイトの安堂くんの手がまわっていた。


    「あ、ありがとう」

    「おう!」






    「これ、教室まで運べばいいのか?」


    と言って安堂くんは片手で軽々と持ち上げた。

    「いや、そんな、悪いよ」

    「大丈夫、大丈夫!気にすんなって!」



    安堂くんは柔らかい笑顔で私の頭をポンポンとすると、私の横を通り過ぎていった。

    きゅん

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  13. 今は放課後。

    私は今日、図書委員の当番のため図書室にいた。
    私の隣には黙々と本を読むクールイケメンボーイが座っている。




    それにしてもやっぱ図書委員ってひまだなぁ。だーれも来ないしさぁ。


    「ねーねー、ひまじゃなーい?ちょっとお姉さんとお喋りしなーい?」

    「………別にいっすけど。」

    よっしゃ!早速聞いてみたかったこと聞いちゃえ!


    「なんであんたは図書委員になったの?やっぱ本好きだからとか?いーよねそーゆーの!私はじゃんけん負けたからだしさぁ」

    「……まあ、本好きだからってのもありますけど」








    「いちばんの理由は先輩がいたからっすかね」


    私の顔が真っ赤に染まったのは言うまでもない。

    きゅん

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  14. 私は今日ずっとヘマばかりを繰り返し、いろんな人に迷惑をかけてしまったのでちょっと落ち込んでいた。


    そんな私を「今日、花火あるから屋上で見ない?てか見るよ。」と陽太くんが誘ってくれた。



    「きれいだねー!」
    「…うん。そうだね。」







    「やっぱり、お前はそーやって笑ってる方がきれいだよ。」


    めったに笑わない陽太くんが柔らかい笑顔でそう言った。

    きゅん

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  15. 今日は、幼なじみの陽斗とお祭りに行く予定なんだけど…
    「おっそい!」
    そうなんです。寝坊やろうが遅刻してるせいで私は暑い中ずっと待ってるんです!
    「君、かわいーね、一緒に行かない?」

    「いえ、寝坊や、あ、ちがった、待ち合わせてる人がいるのですみません。」

    「えー行こーよ」

    しつこいな。これも全て陽斗のせいだ!

    「いい加減にっ「おい、遥香をはなせ。」

    聞き慣れた声が聞こえたかと思ったら突然目の前が真っ暗になり、安心する匂いがした。
    「俺の女に触んじゃねえよ。」

    「チッ」

    どうやら、ナンパくん達は諦めてくれたらしい。
    「何ナンパされてんだてめーは。つーかここ集合場所じゃねーし!ほんとお前は昔から抜けてるよな!たくっ」

    「もうほっとけねーから、今日はずっと遥香の手つないでるかんなっ!」
    そう言ってつながれた手はとても熱かった。

    きゅん

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