ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「ありがと。わざわざ残ってくれて」

    「そりゃ、残ってって言われたら残るよ・・・何の用?」

    そう言うと彼は「うん」と言って頬を赤く染めて目を伏せる。

    その姿が何故か色っぽく見えて見入ってしまう。

    「・・・っえ・・・と」

    「あのさ、お前好きなやついんの?」

    唐突な質問に目を見開いてしまう。

    「う、うん・・・いるよ」

    そして素直に答えてしまう。

    「誰・・・?」

    「え・・・いやいやいや。教えるわけないでしょ」

    そう言うと彼はむっとした顔をして私に詰め寄ってくる。

    ドン。

    気が付いたら壁まで追い詰められていて、私の顔の横には彼の腕が伸びていた。

    「やめっ・・・」

    「ねぇ」

    彼の瞳が私をとらえる。

    ドキッ。

    「言って」

    「・・・っ君、だよ」

    「うん。知ってる・・・」

    彼はそう言って私にそっとキスをした。

    きゅん

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  3. 昼休み。
    私は友達と教室で購買で買ったパンを食べながら雑談をする。

    「おーい。かな」

    すると、女の子の輪をかき分けて私の方に駆け寄ってくる幼馴染。
    私の幼馴染はすごく、モテる。
    私は一気にみんなから注目される。

    「…何」
    「何怒ってんだよ」
    「別に」

    目立ちたくない私にとって、関わりたくない人No. 1。
    ムスッとしながらパンを一口かじる。

    「…?ま、いーや」

    そう呟いて、パンを持っている方の私の手首を掴む。

    「え…」

    そして、その手を自分の口元まで持ってきて、私が持っていたパンを一口食べる。
    え……
    周りの女の子がキャーッと悲鳴のような奇声をあげる。
    私も、顔こそ平然としているけど、心臓の音が鳴り止まない。
    今の、間接キ………

    「じゃーな。かな」

    そう言って私の頭をくしゃっと撫でて、教室を去っていく。
    私はドキドキと高鳴る胸を服の上から押さえる。

    きゅん

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  4. 「トリックオアトリート!お菓子をくれないといたずらするよ?」

    私は、部活が終わって自主練習をしている彼に話しかける。

    「は…あぁ。ハロウィン、今日だっけ?」

    彼は首の後ろをかいて、私を見つめる。

    「忘れてたの!?」

    びっくりして間抜けな声を出してしまう。
    いつもイベントを楽しみにしている私とは大違い。

    「ってか、お前高校生にもなってノリノリでするなよ」

    屈託のない笑みを浮かべる彼。
    ……だって、イベントとかないと、一緒にいる口実、なくなるじゃん。

    「………いーでしょ!甘いもの好き何だもん!」
    「……じゃあ、甘いものやるから、目ェ閉じて」
    「えっ。持ってるの!?」

    私は、目を閉じる。
    すると、頬に彼の手が添えられる。
    あったかい……
    そう思った瞬間、私の唇に彼の唇が重なる。
    驚いて目を開けると、彼は、ニヤニヤと笑っていた。

    「満足か?いたずらっ子さん?」

    きゅん

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  5. 「なぁ、昼飯、一緒に食おうぜ」
    「うるさい。俺と食べる約束をしていたんだ。お前は1人で食べろ」
    「はぁ?なんだとっ!」

    私の机の前で喧嘩しているのは、いつものこと。私はこの2人から告白されたんだけど、どっちも選べなくて断ったら、先に私を惚れさせた方の勝ちというルールで、勝手に勝負を始めだした。
    でも、今日はちょっと体調悪いから、やめてほしいな………

    「二人共、やめっ……」

    クラッ。
    あれっ。
    立ち上がろうとした瞬間、体がふらついて倒れそうになる。
    やばい……
    そう思った時、私は誰かに抱きとめられた。
    意識がはっきりしていなくて、誰かがよくわからない。
    でも私は、この匂いを知っている。

    「大丈夫か!?」
    「俺が保健室まで……」
    「いい。俺が運ぶ。こいつは俺のだから」

    そう言った彼にときめいたのは、私だけの秘密。

    きゅん

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  6. 「ねぇ、何組だった?」
    私は隣でクラス替えの紙を見ている幼馴染に聞く。今日から高校3年生になる。彼の横顔を見て、私はため息をこぼす。幼馴染はとてつもなくモテる。私も好きだけど・・・告白、できたらなぁ・・・
    「ねぇ、聞いてる?何組だった?」
    「・・・・・」
    彼は、私のほうを向いてニヤッと笑う。
    「一緒がいいの?」
    「なっ!?」
    ドキッとする心臓を服の上から押さえる。
    「でも、ざんねーん。俺、3組」
    「え・・・」
    私は、さっき確認したら2組だった。
    「あ、そう。別に、どうでもいい」
    なるべく平静を装って言う。
    「・・・あっそう」
    彼がつまらなさそうに言う。
    クラスが離れたのは、高校生になって今年が初めてだった。
    ショック。でしかない。
    すると彼が、私の耳に顔を近づけてきた。
    「俺は、ちょっと寂しいけどな」
    「えっ———————」
    「フッ。顔、赤い。なぁ、お前は?」

    きゅん

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  7. 「んー・・・眠いよー」
    朝は嫌い。
    眠いし、身体重いし、寝起きの顔とか最悪だし。
    そう思いながら駅の改札を通る。
    そして駅前にある噴水を見る。そこには、スマホを片手に眠そうにあくびをしている他校のかっこいい男の子がいる。
    前まで自転車通学だった私は、最近、自電車が壊れてからずっと電車通学をしている。
    丁度3週間くらい前。
    その日から、ずっと、噴水の近くにいる男の子が気になっている。
    たまに目が合って、ニコッと微笑んでくれる。その度に私の心臓はドキドキと音をたてる。
    1週間くらい前にその人が友達とそこで待ち合わせしていることがわかった。
    この前は私が落とした定期入れを拾ってくれた。それから、目が合うと話しかけてくれる。
    「あっ。おはようございます」
    どきん。
    「うん。おはよう」
    朝は嫌い。でも、最近の朝はちょっと好き。

    きゅん

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  8. 「会長。集計終わりました」
     整理し終わった資料を会長に渡す。
    「ありがとう。次は、明日のことだけど」
     明日はバレンタインだ。生徒がチョコレートを持ってきていないか持ち物検査をする予定だった。しかし多くの女子生徒が苦情を生徒会に言ってきたから話し合いをすることになった。
    「会長は反対ですか?」
     私が聞くと会長は少し考えた後に頷いた。
    「何でですか?」
    「落ち込むから」
    「はい?」
     会長の言っている意味が分からず生徒会のみんなが首をかしげる。
     すると、会長は椅子から立ち上がって私の耳元に唇を近づける。
    「チョコ持ってくるのを許可しても、君からのチョコがなかったら、意味がないからね」
     耳に会長の吐息がかかってどきどきする。
    「君がくれるなら、許可するよ。チョコも、チョコより甘いものも」
     その瞬間、私の唇に何かがあたった。

    きゅん

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  9. 「おいっ。ちゃんと前見て歩けよ」
    「うるさいな~・・・」
    私は隣を歩く幼馴染に更にもたれかかる。
    冬は嫌い。寒いし。乾燥するから。
    「離れろ」
    彼は私の頭を掴んで自分から離させる。
    「頭掴まないでよ。髪の毛ぐちゃぐちゃになるじゃん」
    そんなことお構いなしに歩き続ける彼。
    「待ってよ」
    前を歩く彼の顔を覗き込むと、少し赤くなっていた。
    「寒いの?顔、赤いよ」
    「・・・っちげーよ!バーカ」
    私の目元を手で覆う彼。
    「ひえっ・・・冷たい!手、放して」
    「ぜってーやだ・・・」
    声が弱々しくなっていく彼。
    「ん?どうしたの?あ~もしかして、私との距離が近くなってドキドキしちゃった?」
    そう言ってからかってみる。すると彼の顔はゆでだこみたいに真っ赤になった。
    「うるせーよ。俺は15年間ずっと、お前のこと一人の女として見てたんだよ・・・」
    赤面してへたり込む彼がかわいく見えたのは、私だけの秘密—————

    きゅん

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  10. 「翔(しょう)君っ。はい!誕生日プレゼント」
    「私も!翔君が欲しがってたバスケシューズ」
    私の幼なじみは『モテる』の一言に限る。
    翔は小学校までかわいくて女の子みたいだったのに中学からいきなり男らしくなった。そして持ち前のカッコよさで、女子を虜にした。
    私は自分の背中に隠れている誕プレを握りしめる。
    渡せないまま放課後が来てしまった。
    翔は大勢の人に囲まれて帰ろうとしてる。
    「待って!」って言ったら届くかな?
    「翔君!行こ~」
    翔の隣にいるのはもう私じゃない。別の誰か。
    「待って————」
    小さな声で言ってみる。
    届くわけないのに。
    そう思って俯くと前に誰かの影が見えた。上を見ると翔が立っていた。
    「何?」
    届いてた・・・
    視界が少し歪む。
    「翔に、誕プレ渡したくて」
    「そんなことかよ・・・」
    「ごめん・・・」
    「俺は告白かと思ったのに」
    そう言った翔の顔は赤く染まっていた。

    きゅん

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  11. クリスマス。
    多くのカップルが仲良く過ごす、聖夜のひと時。
    なのに・・・
    「何で私、幼なじみなんかとツリー見てんだろ・・・」
    「何かって言うなよ失礼な奴だな」
    この幼なじみはクリスマスの夜にわざわざ遊びに誘ってきた。
    「あんたが突然家に来るから仕方なく遊んであげてるのっ!感謝してください」
    「はいはい。感謝してますよ」
    「嘘っぽい」
    「ほんとに。感謝してるよ」
    優しい声に横を見ると、幼なじみが笑顔で私を見ていた。
    「—————っあんたも、一応モテるんだから彼女、作ればいいのに」
    「・・・いらねーよ。そんなの。お前といる方が楽しいし」
    どきっ。
    この幼なじみは恥じらいがないのか・・・
    「あーあ。早く非リア脱退したいー!」
    「・・・俺にする?」
    「え——————」
    「俺にしろよ。絶対、幸せにする」

    きゅん

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  12. 「んっ・・・」
    放課後の校舎裏。
    私の幼なじみはクールでイケメン。もちろん女の子からモテる。
    「はぁ・・・」
    「ハハッ・・・校舎裏でキスって、悪いことしてる気分だな」
    でも、本当は違う・・・
    私と付き合ってるけど、クールなんて要素は0だ。
    「んぅ・・・」
    「そんな声出るんだ」
    「やだ・・・落ち着いて」
    「落ち着いてるけど?」
    そう言って、私の唇にキスを落とす。
    「ん・・・」
    「この声も、赤くなったその顔も、俺だけが知ってて・・・何か、萌える」
    「—————っ!!\\\ふざけないでっ」
    「ふざけてないよ」
    「—————っ・・・嘘ばっか」
    「嘘じゃないですよ」
    「嘘」
    「ほんと」
    「・・・本当?」
    「うん。愛してる」
    「!・・・私も」
    私は今日も、幼なじみと甘い放課後を過ごすんだ————————

    きゅん

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  13. 「うっ・・・ヒック・・・」
    その日の放課後、私は泣いていた。誰もいない校舎裏で。
    理由は彼氏に浮気されてたから。
    こんな時に決まって思い出すのは幼なじみの顔。

    『うぅ・・・』
    小さい頃に同じように泣いていた。
    『・・・泣くなよ』
    『うるさい。どうして分かったのよ~・・・』
    『分かるよ。どこにいても。君が泣いてたら絶対に』

    だったら、どうして今来てくれないの・・・?
    嘘つき—————
    「おいっ!」
    「え・・・」
    顔をあげると息を切らした幼なじみの翔の姿があった。翔は私の涙を親指で拭いてくれる。
    「何してんだよ・・・バカ野郎」
    そう言って私の隣に座る翔。
    「もう夜遅いから、帰ってもいいよ・・・」
    「帰らない。お前が落ち着くまで、絶対そばにいるから、泣きたいときは泣いていいよ」
    彼の言葉でしびれを切らしたように涙が溢れ出てくる。
    「俺にしろよ」
    彼がそう言ったのは私には聞こえていなかった。

    きゅん

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  14. うちの学校は金曜日の放課後はグラウンドを開放して最終下校時刻まで遊べるようになっている。
    普通の生徒はグラウンドで遊ぶ人以外はすぐ帰るけど私は教室に必ず残っている。
    それは—————
    放課後必ずグラウンドで友達と遊んでいる彼を見るため・・・
    1年生だから年下。彼と話したのはたった1回だ。
    私がノートを職員室に運んでいるときに、ノートを2、3冊落としてしまったんだけど、それを拾ってくれて、おまけに運ぶのを手伝ってくれた。
    好き。
    (あれ?何か飛んでくる)
    それはサッカーボールだった。そのサッカーボールは私の顔面に見事直撃。
    「いった~」
    誰よ!
    そんなことを考えていると教室にだれか入ってくる。
    「あ」
    彼だった。
    「すみません。ボール当てたの俺です」
    申し訳なさそうに言う彼。
    「大丈夫だよ・・・」
    その瞬間彼が私のおでこにそっと唇を押し当てる。
    「おまじないです。すぐに傷が治りますように」

    きゅん

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  15. 届け 届け 届け
    「ああああああああああああああああ!!!」
     好き!好き!好き!
     私は今日、君の好きな人を知った。協力してくれと言った君の瞳が、頭に焼き付いて離れない・・・
     いつだって、君がだれを好きでいても、ずっと見守ってきた———————
     私の想いは、きっと君を困らせるから————————
     もう、諦めなくちゃ・・・
     君からもらった誕生日プレゼントも、全部。
     捨てるんだ。
     全部。なかったことにしよう・・・
     君からもらったものを、手に私は海に行く。
     でも————————————————

    「捨てれない・・・」

     捨てれるわけない・・・

     




     諦めたくない—————————————
     

    「諦めたくないよ・・・」

     
     届かない思いが、ずっと胸に残ってる——————

    「——————っ・・・」

    きゅん

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  16. 小さい頃から、ずっと一緒だったし、ずっと好きだった。
    誰よりも・・・
    君の隣にはいつも私がいて、私の隣にもいつも君がいた。
    「あはははっ。それでねー・・・」
    今、君は、もう私の隣にいない。
    別の誰かがいて、一緒に笑ってる。
    「うん。あー!だよな」
    昔は0センチだった距離も、今は距離ばかりが広がっていく。
    「・・・・・」
    嬉しい時も、悲しい時も、ずっと君が隣にいた。
    待って!行かないでっ
    どんなに叫んでも、君には届かない。
    だから私は歌うの。
    君を思って。
    まっすぐに。
    だから

    私に気づいて———————————

    きゅん

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  17. 「ちょっと。もう最終下校時刻過ぎてるよ?」
    私は小さな声で言う。
    「シー。ばれちゃうよ?」
    そう言って笑ってるのは幼なじみのユウ。成長とは恐ろしいもので、ユウはみるみるうちにかっこよくなっていった。
    今はユウに呼び出されて教室にいる。
    「ねぇ」
    「あっ。人が来る」
    「えっ!?どうするの?」
    「こっち」
    ユウは私の腕を引っ張ってロッカーの中に隠れた。ロッカーの中は狭くて、ユウが私に壁ドンするようにして立っている。
    顔近っ。
    どきん。どきん。
    「——————っ」
    「ハハッ。心臓の音やばいよ?」
    「うっ、るさ、い」
    「顔、赤い」
    そう言って私の首筋にキスを落とす。
    「ちょっ・・・何してっ」
    「声出したら、ばれるよ?」
    どくんっ。
    「俺が口、塞いであげる」
    そう言って私の唇にユウの唇を重ねる。
    「—————っ!」
    「ほら。静かになった」
    ユウの顔は少し赤く見えた・・・
    「好きだよ」

    きゅん

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  18. 朝。
    皆眠たいから普通は嫌い。だけど私は好き。
    (あっ!来た)
    少しだけ早く家を出ると、駅前で毎日見られるの。
    隣の男子校の子が眠そうに歩いてるのが。
    少し離れて隣を見ると、たまに目が合う。一度だけ『おはよう』って言ってもらえた。私より一つ年下で高校1年生なんだって。顔は可愛い感じで目がパッチリなんだけど、話し方とかはクールな感じなんだよね。でも笑顔が幼くて可愛い。身長も低めだしね(笑)
    「おはよう」
    「おはようございます」
    (今日も10メートルだけ一緒に登校)
    見てるだけで良かった。気まずくなるのを恐れたから。
    だから—————
    ある朝いつものようにその男の子はいた。けど、いつもと違う。
    ねぇ・・・隣の女の子、誰?
    仲良さそうに話す二人は恋人同士みたいで、心臓が嫌な音を立てる。
    瞬間、その女の子と男の子がゆっくり唇を重ねた。
    刹那、私は思った。この想いは閉じ込めないとだめなんだ・・・

    きゅん

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  19. 「あーあ。いいのかな~?」
    「何が?」
    肩にかかる重み。
    「うっ。授業さぼって空き教室にいること」
    私は今、彼氏と一緒に空き教室で授業をさぼっている。っていうか付き合わされた。
    「いいから、ここにいるんだろ?」
    幼なじみだったこの人は、成長するたびにかっこよくなっていって、告白されたときは夢かと思ったけど・・・今こうして、隣にいるんだよね・・・
    「ふーん・・・」
    「何する?」
    「え?」
    「え?じゃねーよ。二人っきりの空き教室だぞ?」
    何言ってんだこの人は・・・
    「バカなの?何もしません—」
    「するよっ?」
    そう言って私の手自分の手を重ねる。
    「えっ・・・」
    嘘。これって、そういうこと?
    「あのっ」
    「いいから」
    私は、覚悟を決めて、目を閉じる。
    すると、指に何かがつけられる。目を開けると、綺麗な指輪がそこにはついていた。
    左手の、薬指————
    「俺と、結婚して下さい」
    答えは———————

    きゅん

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  20. 『今日の部活中体育館に来てくれ』
    同級生の男の子に言われた言葉。
    「あ、おーい!学級代表さーん」
    その人は、中学生とは思えないくらい整った顔をしていて私のクラスの学級代表をしている。
    「どしたの?」
    ちょっと、期待してもいいの・・・?
    「あのさ好きな人いる?」
    「え?」
    「友達がさー聞いてくれってうるさくってさ~」
    「・・・・・」
    「人前で聞くと勘違いされそうだから」
    何言ってるの・・・?
    「あ、うん。いない、よ」
    「!・・・泣いてんの?」
    「っさい!泣いてっ、ない」
    俯いて顔を隠す。
    「ごめん」
    「謝んないでよ!どうして泣いてるかも知らないくせに!」
    「・・・うん」
    私、何で八つ当たりしてんの?わかるわけないじゃん。きっと、学代君には他に好きな人がいるんだから。
    「わかってる」
    「え?」
    私は、その瞬間抱きしめられた。
    「嘘。ごめん。勇気出なくて」
    「・・・?」
    「俺、お前が好きだっ」

    きゅん

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  21. 「失礼しま~す」
    私は、放課後に生徒会室に呼び出された。中に入ると生徒会長がいた。生徒会長は一つ年上でかっこよくて優しくて人望もあって成績優秀スポーツ万能という完ぺき人間なので正直私も少し気になっている。
    「———っ・・・」
    中に入って息をのむ。本当に会長の周りだけ、空気が違う・・・
    「来たね」
    「あっ何ですか?」
    「これ、君廊下に落としたよ?」
    ポケットから取り出したのは私のリップクリーム。
    「それっ」
    「今もつけてるんだね」
    そう言って私の唇をなぞってくる。体がビクッと跳ねる。
    「色付きは、禁止されてるよね?」
    「っ!他にも持ってきてる子、いっぱいいます」
    「他の人は聞いてない。今は、君だ」
    「・・・っ」
    一瞬会長の目が光る。私が息を止めた瞬間、唇に柔らかいものがあたる。それが会長の唇と理解するのに時間はかからなかった。
    「————っ・・・」
    「俺が、取ってあげるよ」

    きゅん

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