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  2. 「……あ、」
    近付いて来る姿にドキッとする。

    今日は3月14日。世間ではホワイトデーと言わる。

    「おはよーう。」
    私に気づいた先生が挨拶してくれる。

    私も返すけれど、気になる事がある。

    「せんせ、今日なんの日ですか?」

    さりげなく、聞いてみる。

    「ん?んー、」
    分からないのか、悩む先生。

    覚えてないかー。

    落ち込む私に先生は、

    「冗談だって、ホワイトデーでしょ。」
    と笑った。

    後で皆に返すからーなんて呑気に言ってる。

    「楽しみにしてまーす!」
    そう言って、それぞれ歩く。

    すると、

    「あ、待って。」
    と引き止められた。

    振り返ると何かが飛んでくる。

    慌てて掴むと手には飴が転がった。

    「ポッケにあったから、あげる。皆には内緒な。」

    にっと笑って手を振り行ってしまった。


    先生、分かってる?

    飴の意味は

    『あなたが好き』


    私は手の中の飴を見つめた。

    きゅん

    10

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  3. 「うっわー、さっむ!」

    駅から学校まで歩くと、この時期この地域では、すごく寒い。

    おまけに今日は雪が降ってる。

    玄関は暖かくて、ほっとした。

    「はー、あったかー。」

    「わは!お前頭に雪積もってらー笑笑」

    いきなり頭に重みを感じたと思ったら、同じクラスの陸だった。

    「え、ちょっ」

    「なんだよ、払ってやってんだから感謝しろー」

    笑いながら、私の頭に積もった雪を払ってくれる。
    けど、陸の手が私の頭に触れてると思うと胸がきゅうってなる。

    「......朝からこれは」

    「よっし、OK!ん?なんか言ったか?」

    私の呟きが聞き取れなかったみたい。よかった。

    「んーんー!ありがとねー」

    「おう。あ、忘れてた、おはよう」

    笑って言ったかと思ったら、私の頭をぽんぽんとして、歩いていった。


    「なしだよ、それは」

    今日は、陸の顔見れない。

    顔が熱い。寒くない。

    きゅん

    4

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  4. 「……はぁ。」

    部活後、ため息をつきながら校門に向かう。
    部活の疲れもあるけど、最近人間関係にも少し疲れた。

    下を向いて、とぼとぼ歩いていると、

    「お、結季じゃん。」

    声を掛けられた。

    後ろを振り返ると、同じクラスの夏樹がいた。

    「お疲れ。」
    そう言うと、「お疲れ」と返してくれた。

    沈黙ができてしまった。

    「……何かあったら言えよ。」
    不意に、夏樹が私の顔を覗き込んで言った。

    その声があまりに優しくて、泣きたくなった。
    「……ん。」

    涙を見られそうで、下を向いた。

    すると、頭を撫でられる感触があった。
    その手も暖かいから、思わず夏樹のTシャツをキュッと掴んだ。

    それでも、夏樹は離れず、髪をクシャクシャしてくれた。

    「ありがとね」

    しばらくして離れて、お礼を言う。

    「おう‼」

    バイバイをして、別れたけど、頭には夏樹の手の感触がまだ残ってる。

    きゅん

    5

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  5. 「疲れた~。」

    バスケ部の私は、いつものセリフの言う。
    それでも、友達と話ながら歩いてると、疲れも忘れちゃう。

    ワイワイとおしゃべりしながら玄関まで来ると、

    「「あ。」」

    同じクラスで、野球部の大也がいた。
    「大也、お疲れ」
    笑って言うと、大也も
    「おう!お疲れ」
    と返してくれた。

    少しの間、明日の課題の話とかをしてた。

    「紗奈ー、置いてくよー‼」
    名前を呼ばれて、友達がいたことに気づいた。
    「あー、うん!今行く‼」
    友達に返事をして、そっちに向かう。

    その前に、

    「大也、またね‼」

    と振り返ってバイバイした。

    すると、

    「じゃな!」

    と笑顔で言ってくれた。

    私も笑い返したけど、前を向くと、顔が熱いのが分かる。

    どうしよう。

    早く明日になればいいのに。

    きゅん

    4

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  6. 夏休みの部活後、私と幼馴染の陽斗はいつも教室で話してる。
    今日もそんな日。

    「漫画でさー、壁ドンあるじゃん?あれやってみたいよなー。」
    「わかる!私もやりたい‼」
    「お前、やる側かよ。」

    そんな会話がきっかけで、壁ドン大会。
    先攻が私で、なかなか上手くいかない。
    ぺちっってなる。

    「下手だなー、お前。」
    なんて言われたから、イラついて思い切り腕を伸ばしたら、上手く出来た。

    「やった‼」
    「じゃ、そのあとのセリフは?」

    そんなの聞いてない。
    でも、陽斗がカウントし始めたから、渋々、
    「好きだよ。」
    と言った。

    その瞬間、体が回ったかと思ったら、体勢が逆になっていた。

    「え。」

    固まってると、陽斗の顔が近づいてきて、

    「好きだよ、ずっと。」

    耳元で囁かれた。

    顔が一気に熱くなった。
    「反則」
    そう言うと、陽斗はいつもの笑顔を見せた。

    今日からは、手を繋いで帰ろう。

    きゅん

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  7. 男バスマネをしている私。

    今日は、3年の私たちにとっては最後の大会。

    ドキドキしながらも、ドリンクの用意をしていると、1年の大雅君が近くに来た。

    「千花先輩!」
    「ん?」

    真剣な顔で話しかけてくる大雅君。

    「絶対優勝して、トロフィー持たせます。
    期待していてください!」

    力強く言った彼に微笑んだ。

    「それで、先輩。優勝したら」
    「大雅ー!」

    何か言いかけた大雅君だったけど、キャプテンに呼ばれて走っていった。


    初戦を大差で勝利してから、そのまま勢いに乗り、私たちのチームは決勝進出した。

    決勝戦。

    ━━ビー!!

    「っ!!」

    最後に大雅君が決めた一本で優勝した。

    試合を終えた大雅君が走ってきて、


    ━━ぎゅっ

    「好きです。先輩。」

    私を抱き締めて、そう言った。

    私は泣きながら
    「うん。私も。」
    と答えた。

    二人で撮った写真は今も飾って二人で眺めてる。

    きゅん

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