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  2. 私が考えごとをしているとカーテンが開く音がした。白だろう。
    「あれ、寝ちゃってるのか。」
    私は白に返事をしようかと思ったが、あまりにも気分が悪いので寝ていたことにしよう。私は目を閉じたままにしておく。
    「……。」

    チュッ

    私の唇にやわらかい感触があった。


    (……………………………ん?)

    私の頭は回らない。この感触はなんなのだろうか。
    白はカーテンを閉じて保健室を出て行ったのだろう。カーテンの閉まる音がする。私は思考を続ける。


    (指…じゃない。えっと…。唇…にするっていったら…。あ、キスか。………ん?キス?)

    「……?!」

    私は驚きのあまり目をあける。

    (えっ、なんで!?私、白にキスされた!?嘘っ……!)
    私は顔が赤くなっていくのをかんじながら湿り気のある私の唇にそっと触れた。

    きゅん

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  3. ー両思い、か。

    彼と彼女は確かに他人には入れないような壁がある。一緒に行動していて分かったが、彼女は彼をとても信頼している。お互いがお互いを支えあっていた。僕が入り込む余地もないほどに。
    彼女はいつも笑顔だ。けれど白石が倒れたときは我を忘れるほど動揺していた。彼女は泣きそうになっていた。

    ー近すぎて、気がつかない…のかな。

    ズキッ

    胸の奥が痛む。

    ーもし、僕が彼より早くにあっていたなら。変わっていたのだろうか。

    彼女は僕をいつも気にかけてくれるだろうか。彼女は頼ってくれるのだろうか。それとも、彼女に告白でもすれば意識をしてくれるのだろうか。


    ー僕は彼女に思いは伝えない。伝えてはいけない。

    彼女の仕草は愛おしく思えた。不貞腐れたり、目を大きく見開くところも、笑いながら訳のわからないことをいうところも。

    きゅん

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  4. 「馬っっっ鹿じゃないの!!」

    朔は昔からそうだ。私は涙がでそうになる。無理するなって、すごく心配してるのに、なんでわかってくれないんだろう。倒れるなんて。そんな私をみて朔は笑う。

    「…大丈夫だよ。僕は。」

    そして手招きしてくる。私はその手を叩いて隣に座る。頭をポンポンと叩いてくる。

    「やめてよ!子供扱いなんて!私は朔より二、三ヶ月先に生まれたんだから!わたしは朔よりお姉さんなんだから!」

    朔は笑わない。むしろ、みたことがないような顔をした。

    「子供扱いなんてしてないよ」
    「じゃあ何よ!」
    私は朔をまた怒鳴りつけた。



    「…ずっと、一人の女としてみてた。」

    彼の目は静かに私をみていた。

    きゅん

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  5. 「馬っっ鹿じゃないの!?」

    私は目覚めたばかりの彼に対して怒鳴りつけた。
    「無茶しちゃ駄目って言ってるじゃんか!なのに…。」
    彼は泣きかけてる私をみて笑ってくる。
    「…何よ。何か言いたいことあるんなら言いなさいよ。」
    私はそう言って彼を睨みつける。
    「大丈夫だよ。僕は。」
    彼は手招きをしてくる。私はその手を叩いて隣に座る。
    「子供扱いはしないで!私の方が二、三ヶ月生まれるの先だったし。私の方がお姉さんなの!一学年下にあやされるとか嫌なの!」
    彼は困ったような顔で呟いた。
    「…俺は子供扱いなんてしてないんだけどな。」
    「じゃあ、何よ」
    「…女としてみてるよ」
    「なぅっ…!?」
    私は驚きのあまり舌を噛んでしまった。
    「…あー。こういう臭い台詞にドギマギしてる時点でまだ子供だな。」
    彼は私の頭をポンポンと叩いた。
    「…不意打ちさいてー。からかうのもさいてー。」
    「その顔も卑怯…」

    きゅん

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