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  1. 101件ヒットしました

  2. 水曜日誰もいない教室は彼との待ち合わせ場所
    いつもより遅い彼に自己嫌悪。

    喧嘩の理由?私のくだらない嫉妬のせい

    女の子に囲まれても笑ってるから。

    そういうとこ嫌い
    なんて考えてまた溜め息をつく

    「ぜんぶ、かっこよすぎるせいだ」

    と、そこで教室の扉が開いた

    「どーも。かっこよすぎるお前の彼氏です」
    頭を掻きながらおどけたように入ってくる彼

    その手には一輪の花が握られていた

    「…私の誕生花」
    「中庭で拾った」

    嘘。中庭で拾った花がそんな綺麗に包装されてるわけないじゃん。

    「俺さ、結構この花好き」
    「…なんで?」
    「花言葉。知ってるだろ?」
    「しらない」
    「自分の誕生花のくせに…」

    はぁと溜め息をついた彼が私の耳に顔を寄せた


    「『あなただけを見つめてる』」


    私が悪いのに仲直りしようと?
    眩しい笑顔
    まるで私は太陽から目が離せないひまわりのよう。

    あなたしか見えない

    きゅん

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  3. 「はぁ?目逸らしたら負けゲーム??」

    夕暮れ赤く染まる教室。
    夏が近くなった今日この頃

    俺の彼女がまたくだらないことを言い出した。

    彼女によると俺の照れた顔が見たいらしい。
    (目合うくらいで照れてやるかよ)


    そう思いながらも真剣に見つめてくる表情に、俺も見つめ返す
    自分で言い出したくせにプルプルと彼女は耐えていて。

    恥ずかしさなのか彼女が可愛いのかで頬が緩む



    それを気取られないように俺は彼女の目を塞いでしまった


    「見てんじゃねぇよ」

    「けち」


    俺は軽くため息をつくと
    彼女の体を寄せる

    「…るせ。…じゃ、次は俺の番」

    バーカ。
    みっともなくニヤけた顔なんか見せれるかよ

    「お前の照れた顔が見たい」

    本心で恥ずかしい本心を隠して
    顔を近づけ、その柔らかい唇を奪った




    ゲーム、ね
    結果なんてわかりきってる
    俺はどうやったってこいつには勝てねぇんだから

    きゅん

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  4. 「はぁ?目逸らしたら負けゲーム??」

    くだらないと笑う彼
    それでも私は真剣である。

    「友達がしてるの!普段照れない彼氏が照れるのが見れて可愛いんだって。」

    私だって聞いた時はバカップルのする行為に驚いたものだが。
    正直、私も彼が照れたところが見てみたい。

    「んで?」
    「しよう!」

    彼の私よりも大きな手を取り私は真っ直ぐにその瞳に顔を映した

    (うわ、思っていたより恥ずかしい)

    プルプルと耐えながら見つめると
    急に視界が暗くなってしまう

    「…っ。見てんじゃねぇよ」
    それもそのはず彼が私の目を塞いだから。

    「けち」

    「…るせ。…じゃ、次は俺の番」

    「え?」

    急に私の瞳いっぱいに彼の顔が近づいて。


    柔らかく唇が触れた

    「お前の照れた顔が見たい」

    完全敗北
    私はどうやったって彼に勝てない

    きゅん

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  5. 「お願い私を抱きしめて」



    そう言えば彼はきっと笑って私を抱きしめてくれる

    でも、彼は私を抱きしめたいと願わないだろう

    彼が抱きしめたいと思うのはたったひとりだけだから。


    あぁ、悲しい恋
    不毛すぎて笑えてくる

    どうして私じゃダメなのなんてくだらない事考えてしまうくらいに泥沼の中溺れてる

    ほんと。馬鹿みたい





    「…俺はあんたが好きだよ」


    寝こけた友人に向けて言った言葉
    本人が聞いてないとわかっていて言うなんてずるい

    私は気づいてしまったじゃないか

    こんなにも。私があなたに夢中だと



    あぁ、不毛な恋
    馬鹿な私
    馬鹿な彼




    だから私は

    「お願い私を抱きしめて」



    そうすればきっと
    この恋は終わる

    きゅん

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  6. 「あーあ。空からイケメン降ってこないかなぁ」

    晴天を仰ぐ。そこで幼なじみの声が聞こえた
    「そのイケメン、間違いなく死んでるな」
    冷ややかなツッコミなんて気にしない
    「飛行石飛行石」
    「こら、ジ〇リをつかうんじゃない」
    「えー」
    イケメンと付き合ってみたいと思うのは女の子の夢でしょ

    ため息をつくと私はその場に寝転んだ
    「おま、汚れるぞ」
    「気にしなーい気にしなーい」
    空に手をかざせば降ってきそうな気がする

    「…てか、イケメンなら誰でもいいのかよ」
    「は?」
    「誰でもいいなら…俺じゃダメか」

    私の顔の隣に手をついて
    恥ずかしくなるほど熱い目をむけてくる

    「ふつー。自分のことイケメンっていう?」

    またため息をついて体を起こし顔を見せないように背伸びをした

    「…っ、そういうわけじゃ」
    否定する姿を背中に私は空を仰ぐ

    飛行石で飛んでいきたい気分。
    不覚にも照れた顔なんてみせてやんない

    きゅん

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  7. 先輩が、キスをしてくれません

    私なんかのどこがいいのか、好きだといってくれる
    先輩の周りにはもっと可愛い子がいるのに

    「…先輩、キス、しないんですか」

    きっと比べ物にならないくらいしてるだろうに

    「…しないよ。あ、それでさー…」

    微笑んで話を逸らしてしまう
    この質問にどれほど勇気がいるのかわかってない

    ほかの女の子にはキス以上のことしてたくせに
    私にだけは触れてくれないのが嬉しくもあるし寂しくもある

    「…先輩。私、怒ってるんです」

    先輩は目を見開いて私を見つめ返した

    「どうして私には触れてくれないんですか?」
    「…っ…それは」
    「先輩の気持ちが、わかんないです」
    「…好き、だからだよ。心から」
    「ならなんで」
    「こんなに飲み込まれそうな想いになったのは初めてで…1度触れたら…きっと無茶苦茶にしたくなる」

    あぁ
    なんて愛しい人

    私は背伸びをしてそっと先輩の唇を奪った

    きゅん

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  8. 「笑うなよ」

    事故で両親が死んだらしい彼女
    「大丈夫だよ」なんて笑いかけて
    普通にしようと努力してるのはわかる

    でも
    「…俺にだけはそんなブサイクなツラして笑うな」
    「…は?」

    なんでうまく言えないんだろう
    なんでこんなに俺は優しくないんだろう

    「無理してんのバレバレなんだよバーカ」
    「…は」

    俺の言葉が図星をついたのか彼女の笑顔の仮面がやっと取れた気がした
    俺はそんな彼女の腕に閉じ込める

    「誰も見てねーよ。泣いてまたあのバカみてーな笑顔見せやがれ」

    誰にも見えないように
    俺すらも見ないように

    強く
    抱きしめる

    それでも強情な彼女は笑う
    「なんなの。ほんと」
    「バーカ」
    「大丈夫…だよ?」
    「黙れブス」
    「…うっさい、…ハゲ」
    「ハゲてねーし」
    「…ば……か」
    「ん」

    彼女の声が小さくなって震えて
    最後には聞こえなくなって。

    ただ優しい涙が俺の腕の中で落ちた感触がした

    きゅん

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  9. 近頃彼が冷たくなった
    メールの返信は遅いし、放課後はそそくさと帰ってしまう。
    ここ1週間は一言も喋ってない。

    放課後になって帰ろうかとして彼が私に話しかけた
    「話があるから、きて」
    別れ話かな

    私は後ろを歩く
    もう、どーでもいいや

    …でも


    「誕生日おめでとう」
    満面の笑顔で彼は私の手のひらに小さな箱を落とす

    「え」
    「え…ってなんだよ。昨日お前の誕生日だろ」
    笑う彼を横目に私は箱を開いた

    「…ゆび、わ」
    「サイズはお前の友達に聞いた。このために放課後バイトしてたんだ」
    「別れ話かと、おもった」

    視界が歪む
    「もしかして、寂しかったとか…?」
    「…う、ん」
    「…喜ばせようとして泣かせたら意味ねーな
    …ほんと俺ってバカ」
    「…ぅ、ん」
    「…寂しくなる必要なんかないよ。ずっとお前が好きだから。んで、指輪はいつかここにはめるって約束する」

    彼が優しく触れた指は左手の薬指だった

    きゅん

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  10. 「好きです。先生」

    夕焼けに染まる教室
    「俺は教師、お前は生徒何度言えばわかるんだ?」

    わかってる
    そんなこともわからないほど私は子供じゃない

    「それでも…」
    「くだらないことを言うんじゃない」
    「くだらないって…。だったら私の想いはどうなるんですか」

    こんなにも好きなのに
    受け取ってすらもらえないこの想いは。

    「好きなんです!…私の想いまで、否定しないで」

    耐えきれず零れた涙
    こんな想いは迷惑だとわかっているのに。

    お願い
    くだらないなんて言わないで

    「…っ」
    強く腕をひかれ
    気がつけば先生の腕の中にいた

    甘やかすように頭に触れられるのに
    抱きしめる腕は強くて

    「…くそ。」
    悔しそうな先生の声が頭上から聞こえる

    「馬鹿だな。俺も、お前も
    1度手を出せば止まらないとわかっていたのに」

    お前が泣いたりするから

    低い声が甘く甘く身を焦がして

    優しいキスが舞い降りた

    きゅん

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  11. 「好きって言ってよ」

    私を抱きしめるくせに
    優しいキスをするくせに

    欲しい言葉だけはくれない

    「無理」

    タバコに火をつけながら夕焼けを見るその目は
    いつこの空へと飛び立ってしまうかと不安にさせる

    いつ、私を手放すのかと不安にさせる

    「俺にとってお前は生徒以外の何者でもない」

    なら、なんで?
    なんで私の手に触れたの

    「先生は…私のことを好きじゃないの…」

    脱力感が身体中を這い
    腕がだらんと垂れた

    嘲笑うかのように近くでカラスが鳴いている
    胸が苦しくて私はそこを飛び出した

    ーー

    彼女の背を目で追いながら俺はため息をつく

    『彼女は生徒だよ。お前の想いは彼女の未来の枷になるかもしれない』
    俺の想いを知る同僚に言われた言葉

    俺は彼女の枷にはなりたくない
    手放してでも…。

    「…っ…好き、なんて言えるかよ…」

    沈みゆく太陽を眺めながら
    彼女の日向のような笑顔に想いを馳せた

    きゅん

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  12. 「あ」
    割れたビーカーを拾おうとした先生の指からポタポタと血が流れ落ちる
    「手元狂った」
    「え」
    「あと、血とまんねーんだけどどうしよ」
    「ほ、保健室ー!」

    保健室に駆け込み絆創膏を貼るお手伝い、と先生のゴツゴツした掌に触れる
    先生が怪我してるのに片思いの相手に触れる事ができるのが嬉しいなんて
    こんな私が嫌だ

    「…可愛い」

    ポツリと低い声が響く
    「…へ?」
    気が付けばふっと笑みを漏らした先生が私を見つめている
    「心配そうにする顔、絆創膏貼るのに必死な顔」
    「…どうしたんですか」
    「真っ赤に照れた顔も。可愛いなって」
    「っ…!」

    「…な、わかってる?お前まるで“俺の事を好きだ”って言ってるような目をしてる」

    先生の手が頬に触れ、急に空気が濃くなった気がする
    心臓の音、うるさい

    「…せ、んせ」
    「…放課後で、2人っきりで。な、お前これから俺にどうしてほしい?」

    甘く先生は微笑んだ

    きゅん

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  13. 「嫌いです。先輩なんか」
    私は握りこぶしを作って俯いた

    いつのまにかこんなにも好きなのに
    私は嘘をつく

    「…俺は、君が好きだよ」
    先輩は悲しそうな顔をして私の手に触れた

    『また男子と喋ってる。どんだけ男好きなんだろーね』
    『サイテー』

    空気を読むことができなくて
    誰かの好きな人と話をしたと標的にされていじめられた私

    関わったら先輩まで悪く言われてしまうかもしれない

    なら
    先輩に嫌われてしまえばいい

    「…先輩は顔がいいから話してただけ。正直うざかったし、迷惑でした」

    …これで嫌われた、と思った
    のに

    先輩は強く強く
    あまりにも強く

    私の背中を抱きしめた

    「…嘘つくの下手すぎ
    顔に俺を好きだって書いてある」

    無理だ
    この人を諦めるなんて
    私の小さな決心なんて簡単に壊されてしまう

    「…好き、です…よ」

    愛しいこの人のためなら
    強くなれる気がする

    私は初めて泣いた

    きゅん

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  14. 「好みのタイプ…ね」
    夕焼け色に染まる教室
    運動部が血気盛んに部活をしているのを眺めながら向かい合って座る

    彼のバカみたいな優しい笑顔を好きになってしまった
    バカみたいな私。

    好みのタイプなんて聞いたって意味ないかもしれないのに聞かずにはいられない

    「…髪が長いやつ」

    つかさず自分の髪に触れる
    一般的にはロングとして分類されるくらいの長さ
    …よし!

    「あとは?」
    「…鈍臭いやつ」

    嬉しいのか嬉しくないのか
    当てはまってる

    「…わりぃ。これ好きなやつの話だわ。好みのタイプじゃねぇ」

    彼は窓の外を見てしまう
    つられて私も下を向いた。

    好きな人…いたのか。
    だったら私が聞いたって意味ないじゃん

    「んで、…鈍感なやつ」

    ぽそりの彼が呟く
    それに首を傾げた時
    彼の視線は真っ直ぐに私を捉えた

    「最終ヒーント。
    …今、目の前にいるやつ」

    わかるよな?
    彼はあの笑顔で笑った

    きゅん

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  15. 『––くん!いーこーおー!』
    『あー待ってよーっ』

    小学校の頃、手を繋いで歩いた通学路
    いつしか繋がなくなっていて
    登校も別になってしまっていた

    「…て」
    「て?」
    「…だからー…手だよ」

    彼が強引に私の手を捉える

    手を繋いでこの道を歩くのは
    「…いつぶりだろ」
    「あー、もーうるせぇな!」
    耳まで赤くして照れる彼の手を優しく握り返せば
    さらに赤くなってしまって。
    胸がキューっと締まる感じがする

    「…小学校の時と違うね」

    手の繋ぎ方も
    想いも。

    「すごい好き」

    つい正直な言葉が漏れてしまって
    恥ずかしくなってももう後の祭り。

    「…っくそ」

    彼が強引に私の手を引く
    それでも優しく
    唇が触れた

    「…俺だってお前が好きだよ!!」

    照れる彼が愛しくて

    「……あは」
    「なんだよ、その笑いー」

    「幸せだなーって思って」
    「…ん」

    恋人つなぎ
    これからも一緒にこの道を歩こう

    きゅん

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  16. 「好きです」
    バレンタインのチョコを手に私は先輩に想いを告げる

    先輩はゆっくりの口を開いて…

    「…またかよ」

    そう言った
    先輩の言葉通り私の告白は30回目
    それでも
    今回は少し違う

    いつも恥ずかしくて振られるのが怖くて笑って誤魔化してた

    だけど


    「…先輩は…もうすぐ卒業だから」


    逢えなくなるから
    先輩は一足先に旅立ってしまうから

    「…だから。最後です」

    私は震える手を差し出した

    自分の言葉を誤魔化して。
    そんなのやだ
    正真正銘

    これが私の想い

    「…本気?」

    先輩が私に問う
    私は頷いた

    「でも。卒業して、お前の馬鹿みたいな笑顔が見れなくなるのは寂しいな」

    手が軽くなって
    持っていたものがとられたことに気づく


    「最後なんて言うな。俺はお前の“好き”をもっと知りたいよ」


    強い力で腕を引かれて包み込まれるように抱きしめられた

    「俺の“好き”も教えるから」

    きゅん

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  17. 「チョコ、ねーの?」
    彼が私に問う
    そこで私は重大な欠点に気づいた

    「あ!…忘れてきた」
    「は?」

    作ったのに。
    …冷蔵庫に入れっぱなしだ…


    今の今まで気づかなかった愚かな自分を呪いたい


    「…ごめんね…」


    なんだか悲しくなって俯くと急に温かくなって。
    抱きしめられたことに気がついた


    「…来年は、当日待ってる」


    “来年”
    彼の温かい心に涙が出そうだ

    それは、来年もこのままの関係で居たいってこと

    それは、来年も好きでいてくれるってこと

    それは、私たちの未来


    「…忘れないよ」

    だってこんなに幸せ
    だってこんなに好きなんだから

    私はきゅっとその背中に腕を回した

    〜〜
    「おい!去年は忘れねぇって言ってたよな!?」
    「…ごめんってば!仕方ないでしょ?登校中子供が泣いてたんだから!」
    「…はー?」
    「ごめんね」
    「…来年、待ってるぞ」

    また、新しい約束が紡がれる

    きゅん

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  18. 「オレに?ありがとう」

    キラキラを振りまいて女子から両手で抱えきれないほどのチョコを受け取っている。
    …俺の彼女はイケメン女子だ。

    俺がそんな彼女と付き合っているのは…




    「…で、大量のチョコをもらってたわけですが。」

    細い目で見つめれば彼女は気まずそうにカバンの中を漁った

    「…わかってるよ。ちゃんと空のぶん持ってきてるってば…」

    「へぇ。」
    俺は肘をつきながら彼女の出した箱を手に取る

    「…手作り?」
    「…うん」

    包装を解いてパクリと口の中に入れる
    けれど

    「…足りない」

    俺は手を引いて顔を近づけた

    「…俺にこんなに嫉妬させておいて、チョコだけで足りると思ってるの?」

    女子にモテモテの彼女が真っ赤に染まる


    「お前の全部をちょうだい」


    口付けて抱き締めて俺のものだと印をつける。
    仮面を外せばあまりにも可愛らしい
    俺は
    そんな彼女がたまらなく愛しいのだ。

    きゅん

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  19. あんなやつ、嫌い

    だいっきらい。


    「好きだよ」


    甘い言葉ばっか言って私を惑わせて


    「はなしたくない」


    強く抱きしめて



    「愛してる」



    キスをして。




    そのくせ私が彼を好きになれば…


    「これだもんなぁ…」


    ボロボロと頬をつたる何かを感じながら私がその瞳に写したのは


    冷たくなった体。


    もう彼は私を抱きしめてはくれない
    愛してはくれない


    「…あんたなんか…だいきらい…」


    私を置いて行く人なんか
    もう絶対に好きになったりしない。


    「…っばかやろー…」



    消え入りそうな言葉でこの胸にある想いを全部隠して。


    それでも涙は止まらない






    「…だいすき、だよ…」






    たった4文字
    それを聞いた人はただひとり


    これから永遠の時を眠る


    彼だけだった…。


    ーーーーーーー
    『…泣かないで…。俺はずっと君が好きだよ…』

    きゅん

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  20. 「…先生…これ」

    手作りチョコを差し出す

    好きにならずにはいられなかった

    けれど先生は私に冷たい一言だけを返した


    「いらねぇ」


    …。勇気、出したんだけどな…

    バレンタインにカップルができるなんて奇跡だ

    幸せになる人より
    悲しくなる人の方が多いよ


    「そ…ですよね。あはは。すいません」
    頭をかいて笑う
    けれど苦しくて

    涙が溢れた

    隠すように背を向けて
    フラれただけで泣く自分が
    恥ずかしくて

    涙でぐちゃぐちゃの顔で私は昨日作ったチョコを先生に向かって投げた


    「バカ!」


    …八つ当たり。サイテーだ私

    私は逃げるようにそこから離れた


    「…いてぇ」
    激突したチョコが落ちる
    俺はため息をつきながら“それ”を拾った

    「悪いな…。お前の未来を奪うのは嫌なんだ」
    袋を開けて歪な形のトリュフを口に入れる

    「…にがいな…」

    夕焼けの下
    彼の想いを知るものは誰もいない

    きゅん

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  21. 「好きです」
    小さな箱を手に差し出す

    「…本当?俺もずっとお前が好きだった」

    ––––先輩。好きです
    私の想いは叶わない。
    今その現実を突きつけられたのだから…。

    ふたりは甘く雰囲気を残して去って行く。
    誰も私には気付かない

    きっと、私の方が先輩を好きだった
    きっと、私の方が先輩を見ていた

    …それでも先輩はあの人のことが好き

    叶わない恋だとわかっていてもこの手に握るチョコレートを渡すために必死になって苦手なお菓子作りをして

    「…ほんと私、馬鹿みたい…っ」

    知ってたじゃん
    先輩は私を見てないことくらい

    それでも涙が溢れて溢れて溢れて。
    「…っ!おい」

    急に呼ばれて振り返れば幼馴染の彼がいた

    「そのチョコ、くれよ」
    「これはもう捨てるものだから…」
    「お前の想いをゴミと一緒にすんなよ!」

    彼が叫ぶ
    「…お前の気持ちは全部俺が食ってやる」

    お願い…
    優しくしないで………

    きゅん

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