ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「先輩、私と別れてください……!」
    私は勇気を振り絞って別れを告げる。先輩は複雑な表情をした。
    「…別にいいよ。君がそういうなら。君のこと好きじゃなかったし」
    案外さっぱりした返答に拍子抜けしてしまった。
    「ただの部活の後輩に告られて、君には彼氏どころか友達もいないこと知ってたから、同情で付き合ってただけ。君から別れを告げられたのは、こちらとしては好都合かな」

    ───私はただ、引っ越してしまうので別れようとしてただけなのに。

    「あ、君には言っておくことがあったね」
    先輩は笑みを零しながら言った。
    「俺、彼女いるから。お前のこと、彼女と思ったこと一度もないから。社交辞令ってやつかな?」
    私は気づいたら、先輩を屋上から突き落としていた。

    きゅん

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  3. 「描けた!」
    私は机に猫を描いた。授業がめんどくさくなったからだ。

    ──次の日

    「なにこれ可愛い」
    昨日机に描いた猫の横、そこには『にゃー』と書かれていた。
    『これ書いたのは誰ですか?もし気づいたのなら、教えてください。』
    私は机にそう書いた。

    ──次の日

    『僕は疾風(はやて)。2年3組だよ』
    疾風は歳上だった。その返信を聞き、私たちは、机で文通を始めた。
    『私は千歌。部活は陸上部です』
    『そうなんだ。僕はサッカー部。一応キャプテンなんだ』
    『そうなんですか。凄いです。わたしなんて、ベンチにも入ってないんですよ』
    そんな会話をしていて、少し疑問に思った。私は部活の先輩に疾風のことを聞いてみた。
    「先輩、疾風くんって知ってますか?」
    「疾風…?ああ知ってるさ。去年、自殺しちゃった子だろ?サッカー部で強かったらしいぜ。キャプテンもやってたみたいだし」

    きゅん

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  4. 走らないと。走らないと…!

    後ろから追いかけてくる“なにか”から、とてつもない恐怖心を抱く。

    確実に私を追蹤してきている。ここで止まれば……。考えるだけで、身の毛もよだつ。

    「うわっ!」

    階段につまづいてしまった。“なにか”が私をじっと見つめる。

    “なにか”は、部活の後輩、樹くんだった。

    「樹…くん?」

    「俺…先輩のこと、好きでした!」

    突然の出来事に呆気に取られた。

    「だから……死んでください。ずーっと俺のものになってください」

    樹くんは、持っていたカッターを私に突き立てた。

    「痛い…痛い……。助けて、樹くん…!」

    階段の遥か彼方、樹くんが廊下を歩いる。私は最後の希望を託した。

    きゅん

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  5. 思えばつまらない人生だった。

    両親の死、いじめ、幼なじみの自殺。

    これ以上生きていける自信がなかった。

    私は屋上のフェンスを超え、靴を脱いだ。

    飛び降りた。…いや、飛び落ちた。

    次々に通り過ぎていく風景。そこに、見覚えのある顔が見えた。

    「奏汰!?」

    一瞬の出来事。幼なじみがいた気がする。

    私には何が本当なのか分からない。それを確かめることは、もう出来ないのだから。

    きゅん

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  6. どうしよう…。課題終わらないよ…。
    課題をほっぽり出して部活してたからなんだけど、ちょっとぐらい見逃してくれても良いじゃん。大会近いんだし。
    グラウンドで練習してる風景が見える。あーあ、私もサッカーしたいな…。
    ちょっとくらいはいいかな…?今先生いないし。
    階段の踊り場を駆け抜けようとした時、 なにかに躓き、転んでしまった。
    イタタ。そう思った時、足を誰かが掴んだ。
    掴まれた足の先を見る。黒くて薄汚いものが、わたしを鏡の中に連れ込もうとした。
    「助けて!!誰か!」
    どんどん引き釣りこまれていく。何とか持ちこたえているが、腕の力が限界だ。
    「先輩!?」
    「助けて西崎くん!もう、手が…」
    後輩の西崎くんが、力強い腕で私を引き釣り出した。
    黒い化物は難色を示した顔をした。
    「ありがとう西崎くん」
    西崎くんの顔は、黒色をしていた。

    きゅん

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  7. 「遅刻しちゃう!」
    階段を爆走し、三階を目指す。今日の放課後、図書委員の集まりがあること、すっかり忘れてた。
    ───ドン
    イタタ。何かにぶつかった。
    「ごめんなさ……って相沢君か」
    ぶつかったのは同級生の相沢君だった。
    「ごめん、花園さん。急いでて…」
    相沢君は手を合わせる。
    「ただの私の不注意だから気にしないで。…私急いでるからまた明日!」
    「うん!」
    相沢君は下に降りていく。大方、教室の忘れ物を取りに来たって所だろう。
    やばい、絶対遅刻だよ。委員長に怒られたらどうしよう…。
    ───ドン
    イタタ。何かにぶつかった。
    「ごめんなさ……って相沢君か」
    ぶつかったのは同級生の相沢君だった。

    きゅん

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  8. 「お疲れ様です」
    そう言ったのは、部活の後輩。部活が終わり、制服に着替えていた。
    「お疲れ。今日のシュート凄かった!来週の公式試合が楽しみにしてる。キミの試合、観てて楽しいから」
    私がそう言うと、期限の悪そうな顔をする。
    背伸びをして頭をポンポンした。
    「先輩は試合じゃなくて、僕を見ていてください」

    きゅん

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  9. 「帰るぞ」
    急に手を引かれ、驚く私。
    「…この前、本買に行こうって言ってじゃんか」
    一週間以上前に冗談で言った事、覚えててくれてたんだ…。

    きゅん

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