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  1. 5件ヒットしました

  2. 近くのお店からクリスマスを彷彿とさせるBGMが聞こえる。

    駅前のおっきなツリーの前で一人、雪を睨むする私。

    待ち合わせの時間を30分も過ぎているけど、和佐君は来ない


    「ひな!」
    息を切らしてきたのは、和佐君
    「電車…雪で…走ってきた」
    「え!大丈夫…?」
    「大丈夫だよお前と違うし」
    ブレないなぁ、心配してるのに!

    …まぁいいか。走ってきてくれたし。
    「はい和佐君」
    青い包装紙の箱を渡す。

    クリスマスに会うから、用意したんだけど…。フリだしいらないかな…
    「あー、はい」

    赤い手で渡してきたのは、小さい紙袋。
    「な、なに?」
    「何って、プレゼント。開けて」
    え!和佐くんが!?てか、よかった!

    「ネックレスだ!かわいい!」
    「奴隷には首輪だろ」
    そう言いながら付けてくれた。
    「はい」
    小さい子みたいに頭を撫でられる。

    顔が暑い。



    「で、それくんねーの?」
    「あっ」

    きゅん

    2

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  3. いつもより早い朝。

    あくびをしながら改札を出た。

    駅から学校は超近いからすぐつくんだけど…

    「あれ、木暮ちゃんだよねー?」
    「あ、ほんとだー。まじ人形じゃん!」

    最悪。この人たち前も会ったし…。
    「あはは…急いでるので」

    男子が苦手な私は特に関わりたくない人種。

    「まってよ、まだ急ぐような時間じゃないよ?」

    「ね、木暮ちゃん今度どっか遊びいこーよー」

    どーしよ。朝早いから人いないし…

    突然ふわっとシトラスの匂いがした。

    …!

    今後ろからハグされてる…?

    「うわ和佐じゃん美男美女ー」
    「和佐ー。こーしゅーのめんぜんですよー」

    「えっ和佐くん!?」

    「…そーだね他所でやるわ」
    和佐君はそう言って私の腕を引っ張った。

    二人が見えなくなったあたりでピタッととまった。
    「ばか」

    無表情でそれだけ言ってきてまた歩き出した。

    私の顔は今きっと真っ赤になっているだろう

    きゅん

    4

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  4. ーーーーー

    「お前さ、好きなやつとかいんの?」

    放課後。

    委員会の仕事で残っている私たち。

    全く手伝おうともせず、頬杖をつく鹿島。

    「居ないけど…?」
    おまえだよ気づけばーか。

    心の中で言ってみるけど届くわけがない。素直になれない自分が憎い

    「俺はねー。」
    えっ、鹿島好きな子がいるんだ…。

    好きな人の好きな子なんて知りたくない…。

    「ヒント1ー。可愛い」

    鹿島の明るい声に反比例し、心が痛むのが分かる。


    「ヒント2ー。髪が長い。」

    最近少し切った髪の毛を見て胸の傷がえぐられる。



    「ヒント3ー。」
    それだけ言ったあと、鹿島は黙った。
    どうしたのかと顔を上げてみる。

    頬杖をついたままの鹿島と目が合った。


    「お前。」

    にやっとして言った鹿島にみるみる顔が赤くなる。

    「真っ赤。」
    それだけ言って私の頭を撫でた。




    ヒントになってないよ、バカ…。

    きゅん

    26

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  5. ーーーーちょっと遅くなっちゃった。

    図書室で借りっぱなしの本を返していたらもう空がオレンジ色になっている。

    門の脇にあるグラウンドへと続く階段の上で、久しぶりの夕焼けに見とれた。

    「わぁ…」

    「何やってんだよ」

    後ろから頭を軽くパンチされた。

    「渡谷…。部活?」

    後ろを向くと、密かに思いを寄せる彼が立っていた。

    「おー。もうすぐ試合」
    「…サボり?」
    「ちげぇよばか」

    そうやって笑う渡谷の髪の毛はオレンジ色に染まっている。
    この笑顔で好きになったんだよなぁ…。

    「部活頑張ってね」

    「おう」
    下を向いてぼそっとつぶやく私の頭をクシャクシャにしてきた。
    せっかく巻いてきたのにー!

    「やめてよもー」




    笑顔でじゃれ合う私の顔が赤いのは夕日のせいだ。



    ーーーーー

    きゅん

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  6. うわぁ…いきなり降り始めたなぁ…

    傘持ってないよぉ…

    「何やっしてんの」
    げ、天敵。
    「傘忘れちゃって…」
    皆傘持ってるのにうっかり折りたたみまで忘れちゃったとか絶対からかわれる!

    「あっそ。」

    な、何?意外と冷めた発言だなぁ…

    「入ってけば」
    少し驚いて顔を上げると、あいかわず無表情な彼が傘を持って立っていた。









    「せ、狭いよ…」

    「もっと寄ったらいいじゃん」

    きゅん

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