ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「遥ちゃんに聞いて欲しい話があるんだけどさぁ。」

    「うん?」

    押し付けられた日誌を書きながら、あたしを待ってくれている祐介の言葉に耳を傾けた。
    あたしの前の席に座って、日誌書いている机に肘をつきながらダルそうに口を開く彼。

    「どっかの完璧な彼氏様を差し置いて、遊びに行こうとする女がいるんだってよ。」

    「…。」

    「それも男がいんだよなぁ。」

    「…あの。」

    「焼肉だとよォ。」

    「ネチネチネチネチうっさいな!!」

    思わず怒鳴るとポキンッとシャー芯が折れた。祐介はジッとあたしを見つめたまま動かない。

    「たかが打ち上げでしょ。」

    「口ごたえか?」

    「祐介は嫉妬?」

    祐介はあたしの顔を両手で挟むとグッと顔を近づけた。

    「悪ぃかよ。」

    「…ちょっとウザイ。」

    「ンだと?」

    「心配なら、祐介来れば?」

    「お前が行かなきゃいーだろが。」

    「無茶言わないでよ。」

    きゅん

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  3. 「まる子!今日一緒帰るぞ。」
    「…はぁ?なんでよ。」

    沢木があたしの首根っこを捕まえた。

    「なんでって…」
    「なんであたしをブス呼ばわりする奴と貴重な放課後過ごさなきゃいけないのよ。」


    そう言って沢木の手を振りほどいた。
    沢木は少しシュンとして「だよな」と呟く。
    なによ、あたしが悪いみたいじゃない…。


    「パンケーキ奢ってやろうと思ったけど、嫌だよな…。」
    「ちょ、ちょっとまって!」

    沢木を引き止めるように声を掛けると、してやったりという顔をしてあたしを見つめた。

    「行く?」
    「…奢りで、あたしのこと侮辱しないって約束するなら。」
    「うんうん!しないしない」

    ヨシヨシとあたしの頭を撫でながらコクコクと頷いた。
    なんでそんな嬉しそうなの?
    そんな嬉しそうな表情になんだか絆されちゃうじゃない…。

    きゅん

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  4. 「ハイ。ホワイトデー」
    「…え?ホワイトデー?え?あたし渡してませんよ」

    そう言うと先輩は『いいから』と言ってあたしにチョコレートを押し付けた


    「ありがとうございます…」
    「もっと可愛い顔してよ。あげ損じゃん」

    そう言うけど、あたしが貰える理由なんて思い浮かばないし
    むしろお世話になってるあたしがバレンタインなりホワイトデーなりで何かにつけてお礼をするべきで、貰えることが腑に落ちない


    「百瀬って真面目だよなぁ」
    「え?」
    「そんなの何も考えず受け取りゃいいのに」

    先輩がヒヒッと笑って言った

    悪かったですね頭硬くって…
    どうせ可愛げないですよ


    「コラコラ、そんな落ち込まないの」
    「落ち込んでません」

    あたしが視線を逸らすと先輩があたしの両頬を手でサンドイッチした

    「チョコあげた理由、ちゃーんと考えてみ」
    「へ?」

    先輩はクスクス笑うけど、あたしの体温は上がるばかり

    きゅん

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  5. 『あ、佳苗僕教科書忘れたんだけど』

    「そうなんだ」

    『冷たいやつだな。貸してやろうとか思わないわけ?』

    「相手があんたじゃなきゃいくらでも貸してるっての」

    『はぁ?いくら僕が好きだからってその態度はないだろ!?』

    「は、ぁぁ!?何言ってんの好きじゃないから」

    『この目を見ても言えるか?』


    じっと私を見る凜太朗


    「…す、好きじゃない」

    『…ふーん。僕は好きだけどな』

    「…へ?」

    きゅん

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  6. 『はい、仮病の子は出ていこうね』


    シャッとカーテンを開けられる


    「あぁ!ケチ!!」

    『ケチじゃねっつの…本当お前は…』

    「私病気なんですけど」

    『はぁ?ピンピンしてんじゃねーか』

    「恋の病♡」

    『…』

    「わ!やだ先生スルーしないで!」

    『寒い』

    「あっためてあげようか」

    『…』




    不意に唇が重なる



    『あ、あったまったわ』

    きゅん

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  7. 「いや〜ありがとう。課題手伝ってもらっちゃって」

    『いいから、黙って手を動かせよ』

    「はーい。」



    冷たいこと言われるけど優しいのは優しいもんね



    『…』

    「手伝ってくれるなんて優しいよね。
    冷たいように見えてさ」

    『…』



    するとポカンと私を見てすぐ目を逸らされた



    『言っとくけどな、』



    急にペンを置いた



    「え?」

    『お前が好きだから、手伝ってるんだからな。覚えとけ』

    きゅん

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