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  1. 19件ヒットしました

  2. 「別れよう」
    そう言われてから何分経っただろう。今日は楽しいデートのはずだったのに…

    街中で泣き出してしまった私は、周りの人達からの視線を集めてしまっていることに気づいた。

    ーーあぁ、良い晒し者だよ…

    必死に涙を止めようとしても、溢れてくる涙は止まることを知らない。
    次々と流れてくる涙を拭いながら、良い加減にこの場所から離れようと、両足に力を入れた時…

    ーーなに、これ…

    目の前に差し出された、青紫色の一輪の花。顔を上げれば、そこには大学生くらいの花屋の店員さんが、私と目線を合わせてしゃがんでいる。
    その人は、差し出したその花について私に教えたあと、すぐに花屋さんへ戻ってしまった。

    『幸せは必ずくる』という、このカキツバタの花言葉。

    私は今、このカキツバタの花言葉にどれだけ救われただろう。
    あの男の人にも、ちゃんとお礼を言いたい。変な人だったなぁ。

    だけど、また会えるよね…

    きゅん

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  3. 【その後の話(音羽side)】

    「ゆゆゆゆづ、柚月さん、かっ、髪の毛切ったんですか!?」
    「ちょっと、ここ図書室…」

    静かにしなくちゃいけない図書室で大声を出しているこの馬鹿な奴は、自分の彼氏である寺岡優次という男だ。
    こいつのせいで、私まで周りから睨まれる始末…

    2年に上がってクラスが別々になった私達は、前よりも頻繁に会わなくなっていた。
    とは言っても、昼休みは一緒に昼食を食べたいという彼の要望で、毎日こうして会っている。
    そういえば、短くした髪を見せるのは初めてだ。

    「ほんっと馬鹿」
    「す、すみません…」

    ちょっと今…
    あからさまに顔避けたよね。

    「…なんでこっち見ないのさ」

    いくら私でも、一応好きな人にされたら傷つくんだけど…

    「…や、あの…似合ってます、似合いすぎてて…直視できません…////」
    「はぁ…ほんと君って…」

    天然でやってるんだから、ずるいよ…

    きゅん

    3

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  4. 私、西野穂奈美は海外ではちょっとだけ有名な高校生パティシエで、日本に帰国してからもちょくちょく取材が来ていて、ありがたい事に、多忙な日々を送っている。
    仕事だけじゃなくて、学校の部活動でマネージャーとしても動いているから、ほとんど休みがない…

    例えばそう…夏祭りとか。取材のオファーが来て行けなくなってしまった。
    隣で歩いている恋人、大我には本当に申し訳ない…

    「夏祭り、一緒に行けなくてごめんね」

    「気にすんなよ」

    そう言って頭を撫でてくれる大我は、本当に男前だと思う。夏祭り、大我と行きたかったのに…

    「それにさ」

    「うん?」

    途中で話をやめて私の手を握ってくる彼。

    「お前忙しいのに、こうして時間とってくれてるって思うと、それだけですげぇ嬉しい」

    ーードキッ

    高鳴る鼓動と熱くなる自分の顔。
    それを大我に気づかれないように顔を背ける。

    本当、私のエース様はかっこいい…

    きゅん

    7

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  5. 「せんせー、いるー?」

    「片桐…お前また来たのか」

    ガラッと保健室のドアを開ければ、そこにいるのは呆れ顔で私を見てくる保健医。

    「だーって転んじゃったんだもん、しょうがないでしょー」

    「とか言って俺に会いに来てたりしてー」

    「先生って馬鹿でもなれるんですね」

    「んだと、コラ」

    冗談を交えながら手当をしてくれる先生のつむじを見ていると、なぜかそわそわしてくる。

    「先生つむじ触っても…「やめんか、ばかもの」

    ーーチッ。

    この行き場のない手をどこにやればいいのさ。
    触る気満々でいた手を見つめていたら先生からため息が零れた。

    「あらぁ、お疲れ?」

    「お前な…一応女の子なんだ。怪我には気をつけろと何度も言ったろう」

    そう言って私の頭に手を置く先生。髪をクシャッとなでた後に。

    「あんまり心配させんなよ」

    なんて、珍しく先生が言うもんだから…

    一瞬ドキッとしてしまった…

    きゅん

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  6. 昨日。寺岡君に改めて告白された私は、その返事をするために、朝彼を待ち伏せしていた。

    「あ、きた」

    「柚月さん!?」

    「…返事、してなかったから」

    平然を保てているか心配。内心すごい緊張してて、心臓がバクバクしてる。

    それでも、寺岡君に伝えなきゃいけない。
    彼が私に伝えてくれたみたいに。

    「私、多分君のこと好きだよ」

    この言葉に嘘は全くない。だって…

    「本当ですか!?」

    口下手な私のこんな言葉でも、目を見開いてまで喜んでくれている彼を、好きにならない方がおかしい話でしょ…?

    「うん」

    「やったぁ!!」

    ガッツポーズしてる…
    なんか、すごく照れくさい…

    「柚月さん」

    「なに?」

    寺岡君は私に向かって

    「僕のこと、もっと好きになってくださいね」

    暖かな笑顔を向ける。

    「まぁ、いずれはね」

    こんな返答しかできない私に、寺岡君は今日も優しく笑いかけていた。

    きゅん

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  7. 初めて、柔道の試合で棄権した。相手側のラフプレイだってことはわかっていた。

    だからこそ、次の試合で証明したかった。私はまだ戦えるって…

    いつになく落ち込む私の側には、寺岡という男子がいる。


    「これは、元気が出るおまじないです」


    そう言って私を抱きしめる彼。


    「ふっ…なにそれ…」


    笑ってしまったせいか、私を抱きしめてい
    た彼の腕が緩んだ。


    「ねぇ…もうちょっとだけ、こうして…これ、落ち着くから」


    そう言って彼の背中に手を回す。最初は戸惑っていたけど、次第に私を抱きしめる腕が強くなっていった。


    「柚月さん…僕がそばにいるんで…」

    「…うん」


    彼がかけてくれた言葉に、心から安心しながらも、なぜか胸のあたりがキュッとなった。

    彼が私にくれたこの言葉のおかげで、私の怒りと悔しさは、少しずつ和らいでいった。

    きゅん

    2

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  8. 図書館で探していた本を見つけた私は、その本に手を伸ばした。だけど…

    「んん、取れない…」

    そこまで小さくないと思っていたけど、やっぱり1番上の段は手が届かない。踏み台を探しに行こうとした時。

    「俺、取ろうか?」

    声のした方を振り返ると、そこには勇輝君が立っていた。

    「ありがとう」
    「うん!これでいいの?」
    「待って…」

    勇輝君が手を伸ばそうとした時、誰がその手を止めた。

    「冷男?」
    「俺が取る」

    手を伸ばした冷男君が取った本を受け取った私は、ちょっと気まずい表情を浮かべる。

    「あの、冷男君…」
    「冷男嫉妬ですかー?」
    「うるさい」
    「ごめんて、じゃあ俺も本探してくるね」

    手をひらひらさせて去っていく勇輝君の背中を見ていると、冷男君が不貞腐れた声で言う。

    「勇輝に取ってもらった方が良かった?」

    そんなことないよ、と笑みを浮かべた私の事を、彼はそのまま強く抱きしめた。

    きゅん

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  9. -隣になったあの日から。(冷男side)エアラブ限定版-

    【その後の話。】
    さっきから、仲川の様子がおかしい。

    ちょっと考え事をしては眉間に皺を寄せたり、首をかしげたり。
    何かあったのか?

    「あの、仲川?」
    「うん…!?」
    「なんか、様子おかしいけど。どうした?」
    「あ、ちょっと考え事を…」
    「考え事?」

    珍しいな。

    「うん。冷男君、やっぱりさっき告白されてたかもだよ…」

    …ん?えっ?

    「さっきの女の子…」
    「え、あの、話があるって…そういう…」

    そうだったのか、でも…

    「俺、仲川以外眼中に無かったから、あの子のこと全く知らないんだけど…」
    「…////」

    目の前で真っ赤になった仲川を見て、自分の言った言葉の意味自覚した俺は自分の顔を隠すようにその場にうずくまった。

    でもその後

    「あ、ありがとう…////」

    照れながらもそう言った仲川は、俺の頭をくしゃっと撫でた。

    きゅん

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  10. 【エアラブ限定-その後の話-】

    私、烏丸ことりは現在。
    クラスメイト兼恋人である野村大地君に、ここ保健室にて少々お説教しています。

    別にね、普通に怪我したっていうなら、私だって心配しますよ…
    ですが!
    何を意地張ってたのか知らないけど!

    「森山君とバトルした挙句、目の前の電柱に気が付かず突っ込もうとして、それを避けた拍子にこけて捻挫ってどういうことですか!」

    あまり言いたくないけど、馬鹿にも程があるんってもんです!

    「だって…」
    「何です」
    「…森山、まだ烏丸に気があるって噂聞いて、今回の持久走大会で結果残して烏丸にいいとこ見せたいと思って」

    …どうしよう。

    「野村君…」
    「はい…」
    「私怒ってるんですよ…?」
    「…うん」
    「…そんな事言われたら、嬉しくて怒らないじゃないですか」

    私の言葉を聞いた野村君は、少し顔を赤くした後、嬉しそうに頭を撫でてくれました。

    きゅん

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  11. 【エアラブ限定版】

    後夜祭も終わり、野村君に家まで送ってもらうことになったのだけど…
    何を考えてるか分からないが、ずっと腑に落ちない顔をしている。
    さっき、ちゃんと好きだって言ったのにな。

    無言のまま…
    だけど、手はちゃんと繋いでくれて。
    本当に何を考えているのか分からない…

    けどこの後。
    下駄箱で靴を履き変える為、手を離した時に野村君が。

    「やっぱ、ちゃんと消毒することにする…!」

    突然何かを言ったかと思えば、そのまま強く抱きしめられた。

    「野村君!?」

    ドキドキしながらも、彼の突然の行動に少し心配をしていたが…

    「…やっぱり、森山に触らせたままは嫌だから。今まで、あいつが無自覚なのも含めてハグした回数、俺が上書きする」

    深刻な顔して何を考えてるのかと思えば…

    私はそんな事かと安心しつつも、彼の言葉がちょっと嬉しかったりして…

    「うん、お願いします」

    こう返した。

    きゅん

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  12. 【エアラブ限定版】

    野村君と付き合ってから、初めてちゃんとしたバレンタイン!
    今年は付き合って1年経つから、特別気合を入れて作ってみた!
    去年は文化祭委員があってバレンタインどころじゃなかったんだよね…

    彼にいつチョコレートを渡そうか、一人ドキドキしていた私だけど。
    今日、野村君他の女の子に呼び出されまくってて、結局渡せず放課後に…
    まぁ、そうだよね。
    野村君が実は優しい人ってわかった途端モテ始めたの、私知ってるんだ。
    それに…

    「烏丸、帰ろう?」
    「うん!あれ、野村君もらってたチョコは?」
    「ちゃんと全部断ったよ?俺付き合ってる人いるからって…」

    一途に私のことを思ってくれてることも。
    だから今日は…

    「野村君!これ、遅くなってごめんなさい…」

    チョコを渡した途端、嬉しそうにして私にハグしてくる野村君。

    「ありがとう!」

    彼の熱に安心しながら、私もぎゅっと抱きしめ返した。

    きゅん

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  13. こんにちは、若松真子です。
    今日は、琴崎君の部活を見学に来ています。カッコいい姿が見れるのでラッキーです…////

    ビーーーッッ
    「休憩!」
    「真子ちゃーーーーん!!!!」

    休憩の合図と同時に琴崎君のチームメイトで親友の純平君が私に近づいてきた。

    「会いたかったー!」
    「純平、それ以上近づいたらいくらお前でもキレるぞ」
    「………顔がまじだから嫌になっちゃうよ」

    そう言って私から離れていった。
    今度は琴崎君が近づいてきて私に話しかける。

    「来てくれてありがとう」
    「ううん!いい勉強になりました!やっぱりみんなかっこいいね」

    そういった途端、顔をしかめた琴崎君は「…俺が1番でしょ」と言った。

    普段の彼からは想像もつかないセリフ。
    咄嗟に「もちろんだよ!」といった私に、純平君が…

    「なんだよ、バカップル」

    その言葉を合図のように、私達は皆にからかわれてしまった…

    きゅん

    14

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  14. ー男目線ー

    「ん……」
    珍しく部活が休みの日。
    穂奈美と一緒に出かける約束をしていたんだけど………今何時だ!?
    居眠りをしてしまい、起きた時にはもう外は薄暗かった。
    ガバッと起きた時
    「あ、起きた」
    目の前に穂奈美がいた。
    「あ…穂奈美」
    「ふふ、おはよう」
    寝ていた俺を怒るどころか、笑って優しく頭を撫でる。
    それに加えて、体調の心配までしてくれた。
    「悪い…」
    「疲れ溜まってたんだね。ケーキは、また今度行こう?」
    「ほんと悪い…」
    「もう、気にしないでー」
    さっきよりも強く頭を撫でられる。
    そうは言っても、申し訳なさで穂奈美の顔が見れない。
    俯いていると…
    「大我、こっち向いて」
    ゆっくり穂奈美の方を向く。
    「…んっ」
    初めて穂奈美からキスされた。
    ゆっくり唇を離した穂奈美は
    「たまには、教室でこうするのも悪くないよね」
    俺は、そう照れながら笑う穂奈美に、今日もすげぇ救われたんだ。

    きゅん

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  15. 私が恋したエース様-特別編-

    アメリカから帰ってきて2ヶ月。
    桜が少しだけ咲いてきた春の放課後。
    私はまた家庭科室で、新作のケーキを作っていた。

    「穂菜美、いるか?」
    「大我、どうしたの?」

    彼氏である大我が練習着のまま私を呼びに来る。

    「マネのことで監督呼んでんだけどよ……」

    そこから先をなかなか話そうとしない。
    どうしたんだろ。
    大我は頬をポリポリ掻いてから、私の背後に回った。
    ぎゅっ…
    そのまま抱きしめられる。

    「ちょっとこのまま…」

    別にいいんだけど……

    「大我ちょっと汗臭い」
    「えっ、悪い!……って、デリカシーねぇな」
    「ハグしてくれるなら着替えてからにしてくださーい」

    また私は可愛くないことを…

    「…ったく、校門で待ってろよ!」

    そう私に指差した大我は、駆け足で部活に戻って行く。
    いつもあまり口にしないけど…


    大我は、私の大好きなエース様なんだよね。

    きゅん

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  16. 私が恋したエース様 -エアラブ限定版-

    夏休み、部活が途中でなくなって、暇になった。

    「穂奈美ちゃーん!」
    「…理事長。なんですか?」
    「なんか作って欲しいな♡」
    「はあ…じゃあ、家庭科室お借りしますね」
    「待ってます!」

    私はたまに理事長にリクエストされたものを学校の家庭科室で作ったりしている。
    家庭科室につき、作る物を決めた私は慣れた手つきで作業を始めて、1時間半ほどでタルトが完成した。
    おお…いいでき。

    「穂奈美、いるか?」
    「大我、どうしたの?」
    「いや、ここに入っていくのみたって言われたから。わ、うまそ。」
    「食べてもいいよ」

    バスケ部エースの大我は、タルトが大好きみたいで、よくリクエストされる。

    「俺、穂奈美のタルト毎日食いてぇ」
    「…ありがとう?」
    「おう!」

    大我、多分無意識だよね?

    「…気づいてねぇか」

    ぼそっと言った大河の言葉に私は気が付かなかった。

    きゅん

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  17. 芸能界にいる私はプライベートを隠しているけど、ちょっとした事でここにいる池上(?)君にバレてしまった。

    熱があるからって保健室までメンバーのRYUと運んできたんだけど…


    はぁ…
    まさかバレるなんて。
    どうしよう。


    RYUを教室に戻した後、池上君が起きるまで隣の椅子に座っていることにした。

    「う……んん………」

    辛そうだな。
    なんか濡れタオルとか…
    ぎゅ……


    「え……?」


    「いか…ないで…」


    「ちょっと…////」


    「ごめ……そばに、いて…」


    なにこの子、可愛い…////

    ってそうじゃないだろ、自分!

    「わ、わかったから!」

    「ありがと…」

    まぁ…
    掴まれたのは手なんだけど。

    不覚にも一瞬ドキッとした。

    その後、目を覚ました池上君に、
    「僕の名前、池部です」
    なんて言われた時はもう…

    恥ずかしさと申し訳なさで胸がいっぱいだった。

    きゅん

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  18. -お昼休み-

    「ねぇ咲花。この学校の七不思議って知ってる?」
    「七不思議?なにそれ、怖いやつ?」
    「なんか夜の体育館で、誰もいないのにボールの音だけが響いてるっていう…」
    「ぶっふ!そんなのあるわけないじゃん!」
    「ほんとなんだって!友達も見たって…」
    「嘘くさー。じゃあ、私が確かめてあげようじゃないか!」

    -現在-
    っていうのが今日あった出来事…
    まさかその七不思議が本当のことだったとは…
    薄暗い体育館でボールの音だけが響いてる。
    体育館になんて残るじゃなかった…!
    ガタッ…トッ…トッ…

    うそ…こっち来る…?
    足音はだんだん近づいてきて、私の目の前で止まった。

    「お願い、来ないで!」
    「ちょ、咲花!俺だって!」

    え…?成瀬君?なんで…
    「もう、こないだ話したじゃん。バスケ部の助っ人!」

    あぁ、なんだ…

    その後、腰が抜けてしまった私を成瀬君は落ち着くまで抱きしめてくれた。

    きゅん

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  19. 琴崎君たちが私たちの学校の部活動に見学に来た。

    やっぱりバスケが好きなんだなって誰でもわかるくらいに一生懸命練習風景を見つめてる。

    今日はいつも異常にみんな張り切ってる。

    やっぱり、みんなも知ってるんだ。
    次の練習試合の相手。
    さっき調べてみたけど、強豪校ってだけあってやっぱり部の功績はすごかった。

    どう練習メニューを組んだらもっと強くなるだろう…

    考え込んでしまう私に気づいたのか、隣にいた琴崎君が声をかけてきた。

    「何、考えてんの?」

    「あ、いや…どうしたら、もっと強くなるかと思って…」

    「…練習あるのみ、だと思う。若松は、マネージャーって立場で頑張ってるとは思うけど…その、頑張りすぎないようにしろよ…?」

    心配してくれたのかな…?

    「…ありがとう///」

    お礼を言うと琴崎君は頭を軽くポンポンとやってくれた。

    これだから
    ますます好きになっちゃうんだよ…

    きゅん

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  20. もう、とっくに練習の終わってる時間。

    体育館の明かりがついていたから、興味本位で中を覗いて見た。

    …………パシュ…

    ………………………………...え?

    なに、今の。

    すごく綺麗なシュート。

    「きれい…」

    「あんた誰?」

    自分が今日の女バスの練習試合で対戦した相手校のマネージャーだと告げた。

    チャイムがなって帰ろうとしたその時…

    「ねぇ、あんた名前は?」

    練習終わりで汗だくの彼が私にそう聞いてきた。

    持っていたタオルを彼の頭にふわっと乗せ

    「若松真子です。よかったらこれ、使ってください」

    ってタオルを渡し、待たせてしまっていた同じバスケ部のマネージャーのところへと急いだ。

    また、彼に会えたらいいな。

    きゅん

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