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『また、お前かよ。』
「私でごめんなさいね。」
新学期。
いつも、同じクラスで、いつも隣の席。
いわゆる腐れ縁。
友達には、
「運命じゃない？」
とか、茶化されたりするけど、
私には好きな先輩がいる。
………と、噂をすれば友達の優花が来た。
「ちょっと！あんた、圭吾先輩のこと、好きなの！？」
「えへへ。だってかっこいいんだもん。」
『どこが？圭吾くん、女遊び激しいし、お前とはつりあわねえ。』
「はいはい、私はブスですよーだ。」
『……いや、ちげえわ。』
「はっ？」
『圭吾くんなんかに、お前はもったいねーってこと。』
微笑みに、ドキっとしたのは、私だけの秘密♡-
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「けーいくん♡」
「私だしー!」
モテモテなカレ。
伊野尾慧。
私の彼氏…のはずです。
けれど、私がオンナノコの日のときは、他の女の子と遊びます。
みーんな、遊んでる女の子達は、私が慧の彼女と知っています。
そして、私と仲良くしてくれます。
…ほんの一部だけ。
「あんたさぁ、慧の事満足させてないから、慧が浮気するんでしょ？私なら、慧の事満足させられるからさぁ……別れてくんない？」
こうやって、慧の遊び相手の女の先輩に脅されたり、苛められたりする。
けど、
慧「先輩、ちょっと失望しました…僕は、そんなしつこい人は…嫌いです。」
慧「大丈夫？俺は、君の彼氏だから、頼ってね?」
…慧は、私と別れようとしない。
-束縛彼氏--
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「へー。すばるちゃんの学園って、こんな感じなんだ。」
-「何、あの子。うちの学園の子では、ないわよね。」
-「でも、とてもイケメンだわ……」
『……めっちゃ目立ってますね。』
「んー。すばるちゃんが可愛いからじゃない？」
『いやいや!!君がカッコいいから……!!』
琴「すばるちゃんおはよー!」
『琴ちゃん、おはよう。』
琴「…すばるちゃんの彼氏？」
『んーん。お隣さん。』
涼介「琴、すばる、おはよう!!」
『涼介くん、おはよう。』
涼介「あれ、何でここに？」
「すばるちゃんの学園を見に来たの。」
『ほーら。遅刻しちゃいますよ。』
「あ!ヤバい!!」
『…いってらっしゃい、裕翔くん。』
「…行ってきます!!!」-
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「ん。」
幼なじみの涼介が、私に手渡したのは、箱。
『何ー？』
中を見ると、ハート型のキャンディ。
「べっ別に、お前だけ、これとかじゃないからなっ」
『ふふ。可愛い。ありがと、りょーすけ。』
「……良かった。」
「あの、な。ホワイトデーのお返しに、意味あるの知ってる……？」
『んー？知らなーい』
「マシュマロは、嫌い、クッキーは、友達、キャンディは、、、、、」
そう言うと、涼介は、少しずつ顔を紅くした。
マシュマロが嫌い、だから、、、、、残りは。
『好、きって、事、、、？』
「……手、繋いでいい？」
『……うん。』
私の手を取ると、ｸﾞｲｯと引き寄せて、耳元でこう囁いた。
「お前の事、、、、、今日は、帰さねぇ」
夜中に、二階の私の部屋の窓がノックされた。
犯人は、、、、？-
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