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  1. 6件ヒットしました

  2. 「痛った…!」

    体育の授業中、うっかり転けてしまった。
    早く立たなきゃと思い足に力を入れると、

    「っつぅ…!?」

    激痛だった。どつやら捻ったらしい。
    激痛に悶えていると、何故か身体が宙に浮く感覚。

    「へ…?」

    固まる私、固まる先生、固まるクラスメイト。私は彼、水谷くんにお姫様抱っこをされている、みたいだ。

    「ちょっ、え!?なんっ!?どうして?!」

    「何って足捻ったんでしょ?運んだ方が早い。行くよ」

    水谷くんは合理的だった。
    そのまま保健室へ連行された私。

    保健の先生の青春ねぇ、とでも言いたげな微笑ましい笑顔にとても恥ずかしい気持ちになったしいたたまれなかった。


    「えーっと、水谷くん。ありがとう。」

    「別に?てゆうか、あんた意外と重いね」

    「っな!!うそ…!」

    絶望していると、

    「う・そ・♪ 」

    「〜〜〜っ!!」

    意地悪だ!この人はすっごく意地悪!!

    きゅん

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  3. 「なぁ、お前今日告白されてたよな?」

    突然隣を歩く幼なじみの隼人がそんなことを言った。

    「なんで知ってんの?まぁ、されたけど。
    覗きなんて悪趣味ね?」

    「覗きじゃねーよ。偶然鉢合わせただけだ、」

    「そ?まぁいいけど。」

    別に見られて困ることでもないし。
    別にどうでもいいや。

    「で、なんて答えたんだ?」

    「え?最後まで見てなかったの?」

    「見てねーよ。それこそ覗きだろーが!」

    こういうとこきっちりしてるよね、隼人は。

    「断ったよ。全然知らない人だったし。
    興味無いし。」

    「ふーん…。好きなやつって、その、いんの?」

    ぎこちなく聞いてくる。その言葉に私は…


    「いるよ?」

    「っ…!そうか。」

    「でもね、その人絶対私のこと好きだと思うのよ。なのにぜーんぜん告白してくれないのよねぇ。」

    「__だからさぁ、隼人。
    いい加減私、待ちくたびれたんだけど?」

    きゅん

    9

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  4. _バタンッ!!!

    けたたましい音を響かせ、屋上のドアが開く。
    うるさいなぁと思いつつ、そちら側へ声を掛ける。

    「あのさ、毎度毎度そのドアの開け方どうにかならないの?びっくりするから。」

    私の屋上での優雅なランチタイムを邪魔するかのような爆音で乱入してきた同じクラスの佐伯くん。

    「女子から逃げてきたんだから仕方ないでしょ…。」

    「飽きないねぇ、毎日。」

    「それは俺が言いたい。」

    この佐伯くん、女子から不動の人気を博しており、昼休みの度に追いかけっこ(ガチ)が始まるらしい。
    そして毎回ここへ逃げ込んでくる。

    「座れば?お昼食べる時間なくなるんじゃない?」

    「ん。」

    素直に隣に座る佐伯くん。

    「女子が皆きみだったらいいのに。」

    「私の大繁殖は嫌よ。絶対嫌」

    「きみになら追いかけられてあげてもいいけど?捕まってもいいかもね。きみなら、ね?」

    きゅん

    3

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  5. 校舎裏、私と先輩の2人きり。

    『で、返事は?』

    私は今告白をされている、みたいだ。
    相手は女子なら誰もが憧れる王子様と謳われる先輩。
    普通だったらキャー嬉しい!となるんだろうが、私は…

    「えーっと、ごめんなさい。私はその、私のことが嫌いな人が好きなんです。」

    これが私の答えだ。私は私のことを嫌ってる人が好きなの。

    「は?どういう意味?嫌いな人が好きって…」

    「私のことが嫌いってことは、私のことをよく見てるってことでしょう?それに、嫌ってるひとは私にくだらない理想を押し付けてこないし、変な期待もしてこない。だから好きなんです。」

    我ながら人としてどうかと思うが、これが私なのだから仕方ない。

    「…。そう。お前の気持ちは分かった。
    __なんて、言うと思うか?」

    「へっ!?」

    「だったら俺に惚れさせれば良いだけだろ。簡単な話じゃん?ここまで来て逃がすと思うなよ。」

    きゅん

    3

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  6. 「ねぇ、唯斗くん…」

    「なーに?センパイ?」

    放課後の屋上。後輩の唯斗くんに呼び出され屋上に来た私。

    「私、分かんないだけど。何がどうなったら君に膝枕をすることになるのかな。」

    「んー?俺が膝枕して欲しいから。それだけじゃん?」


    呼び出され来たまでは良かった。その後、何故か膝枕を強要され今に至る。

    「君さ、こういうことあんまりしない方がいいよ。私は勘違いしないけど、普通女の子は勘違いするから。てゆうか、くつろぎすぎなんだけど?」

    人の膝の上でゴロゴロする唯斗くん。猫みたいだ。

    「…。勘違いしてんのはセンパイの方だと思うんだけどなぁ。」

    「え?」

    「俺が、好きでも無い人にこんなことすると思う?するわけないじゃん。鈍感もいい加減にしてくれない?」

    「た、タチの悪い冗談はやめてよ」

    「冗談ねぇ…?だったら試してみる?本気かどうか。」

    きゅん

    2

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  7. 「〜〜♪」

    放課後の教室でオリジナルの恋愛小説を書くのは私の密かな楽しみだ。
    自分の理想を詰め込んだ小説。いつかこんな恋がしたいなぁ、なんて、考えてお話を考える。

    『へぇ〜、オリジナルの小説か。恋愛モノ。』

    「っ!?!?」

    いきなり覗き込まれ、驚きで椅子から落ちそうになる。

    「っと!悪い、驚かせたか?」

    落ちる一歩手前で、支えられる。
    __先生だった。


    「驚かせないでください!
    っていうか見ないで!!!」

    まさかの自作の小説を見られるとは…
    恥ずかしくて顔に熱が集中する。

    「顔すげー赤いぞ。そんな恥ずかしい?」

    「当たり前です!!!」

    「そんな顔されるとなんかいじめたくなるよな。見せてよ。」

    「だめ!絶対嫌です!」

    「残念。まぁ、恋愛小説のネタに困ったら先生のところに来いよ。」

    「?どういう意味ですか…?」

    「さぁ、どういう意味でしょーか?」

    きゅん

    4

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