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  1. 11件ヒットしました

  2. あれは、確か中学三年生の冬

    「メリークリスマス!」

    クリスマスなのに塾の私に、
    先生は明るく振る舞う

    「もうやだ、早く帰りたい」

    それなのに、あの時の私は素っ気なかったね
    今と変わらず、あんなに好きだったのに。



    「静香、おまたせ」

    高校3年の冬休み。

    「せんせ、私達が出会ってもう三年立ったよ。」

    この3年間、先生以外にときめくことは無かった。
    痩せて、化粧して、髪の毛を延ばして

    こんなに頑張ったのに、
    まだ先生は振り向いてくれないんだね

    不服そうに見つめる私の頭を、
    察したような表情の先生は優しく撫でた。

    「静香、メリークリスマス」

    好きです、先生。。

    高校を卒業したら、
    少しは女として意識してくれますか、?

    それなら、今よりもっと頑張ります。

    来年の冬は、今みたいに…
    塾の生徒と先生って関係じゃなくて、
    恋人としてクリスマスを迎えることができますように…

    きゅん

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  3. 「花ちゃん!」

    クラスの男子が私の名前を呼ぶ。
    呼ばれて当然、だって私はモテるから。

    「寒いね、暖めてくれる人募集中!なんちゃって〜」

    おどけた様に笑えば皆私の言うことを聞いてくれる。

    「そんなこと言って、花ちゃん彼氏いるじゃん〜」

    「彼氏?あぁ、空のこと?」

    空というのは一つ年上の彼氏。

    「あんなの彼氏じゃないって〜!
    暗いし、地味だし…」

    そんなこと話してたら後ろから物音がした

    「…帰るよ、花」

    「わ、空…」

    空を見つけた途端、慌てて帰り出すクラスメイト。

    _

    「さっき何で温めてくれる人募集中とか言ったの?」

    悲しげな表情で問う空。

    「俺の事、そんなに嫌…?」

    その嫉妬に狂った表情がすごく好き。

    「花の彼氏は俺だよ?
    他の男に触らせないで」

    今にも泣きそうな空。
    掛けているメガネを外し、
    背伸びをしてキスをする。

    「大丈夫。
    私は、空が好きだよ…」

    きゅん

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  4. _美穂、好きだよ、そばにいてくれ

    そんなこと言って、今日も本命とデートするんでしょ?

    先輩が他校に彼女がいるの、知ってるよ


    金曜日の3時間目。
    私達は決まって授業をサボり、空き教室で会ってた。

    「先輩、会いたかった…」

    「俺も美穂に会いたかった」

    今だけでいい。
    この1時間だけでも、先輩を私のものに出来るなら。

    好きだよって笑う顔も、
    頭を撫でてくれるその手も、
    優しくかけてくれる声も、
    今だけは全部私のもの…

    けど、それじゃダメなんだ。

    「先輩、もう会うのやめよう」

    「え?」

    「知ってるよ、他校に本命がいるの。

    幸せになってよ。本命さんと。
    私、先輩の笑った顔が好きだから!」

    たまに辛そうに笑う顔を見るたび、
    私がどれだけ悲しくなるか。

    「先輩を好きでいて、後悔なんてしたことないよ。
    幸せをいっぱいありがとう!
    さようなら…っ」

    私、ちゃんと笑えたかな。。

    きゅん

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  5. 「もう7回忌か…」

    世間は、もう夏休みなのかな。
    8月22日。私の住んでる村では
    この日は亡くなった人に会えるって言い伝えがある

    樹…

    七年前、彼氏だった樹は屋上から飛び降りた。

    それは、彼の誕生日。一昨日七回忌を迎えました。

    「今日くらい会えるよね」

    あと4分で22日。

    懐かしみながら正門をくぐる。

    と、
    『お姉さん。屋上には近づかないで。
    七不思議の屋上で自殺した幽霊がいるから。
    あと、ミヨコさんはどこまでも追いかけて来るらから。』

    消え入りそうな声、振り向くと誰もいない。

    屋上に向う途中、
    階段で音がしたので走っていった。

    「逃ゲナイデ…」
    「きゃ、誰か!」
    「やめろ!」

    さっきの声と同じ。
    彼は、追い払うと私に話しかけた。

    「俺の事忘れちゃった?」
    「…樹なの?」

    頷いた樹は体が透け、消えてしまった。

    「愛してたよ。」

    そう言い残して。

    きゅん

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  6. 学校の下校中。
    偶然会ったのはお兄ちゃんの友達の舞桜。

    どうやら舞桜はうちに来るらしく、
    一緒に行くことなった。

    隣を歩く舞桜は私よりすごく大きくて、
    あ、高校生だな…ってなった。

    「ねぇ、舞桜…」

    「…どうした?秋桜。」

    「私、気にしてないから。」

    「なにが?」

    「前にキスしたこと。」

    「は?」

    だから、今まで道理話そうよ、
    と付け足そうとした瞬間、
    舞桜に後ろから抱きつかれた。

    「なんでだよ…。」

    「え?」

    「押し倒したし、キスもしたし、
    抱きついたじゃんか…

    少しは男として俺のこと見てよ…。」

    呟く舞桜の顔は見えなくて、
    その後も抱きしめられたまま。

    「告白の返事、俺まだ聞いてないから。」

    「舞桜、私ね、まだ…」

    「まだ先生が好きなんて言わせないくらい、
    幸せに…笑顔にするから…。」


    抱きしめられる腕の力が強くなった気がした。

    きゅん

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  7. 『愛しています』

    夢にまで見たその人は、前世の恋人。
    貴族同しで姫と殿の私達。
    愛し合い、共に生きた貴方を探して18年…

    『側にいてくれないか。』

    今でも目を閉じると浮かぶ顔。

    「なぁ、俺の告白聞いてた!?」

    今隣にいるのは幼なじみの江。

    「ちゃんと断ったはずよ。」

    「そこ、前と変わってないなっ」

    前?
    そう聞き返そうとした時、クラクションがなった。

    トラックがすぐ側まで来ていた。
    轢かれる…
    目を閉じた時、意識が遠のいた。


    目を開けると、そこは江の部屋。

    「…前にも、こうやって助けたことがあったな。」

    「こう…」

    「俺のお姫様は今も昔も危なっかしいからね

    …今、お前が俺を嫌いでもいい。
    愛してるなんて前世で何回も言ったから。」

    「けど、今日みたいに守るくらいはさせて…」

    「え?」

    「現世でも、側にいてくれないか。」

    驚きを隠せない私に江はキスをした。

    きゅん

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  8. 「なに、するの…」

    「ねぇ、記憶。あるでしょ。前世の。」

    突然私を細い路地に連れてきたのは、
    先輩の春樹って人。

    「あったら、何?」

    私は産まれた時から前世の記憶があった。

    「僕が誰だかわかる?」

    「さぁ。」

    「君に殺された、征一だよ」

    「せい、いちさん…?」

    征一というのは、前世で私と付き合ってた人であり、私が殺した人。

    「ねぇ、お姫様。」

    「やめて。私はもう姫じゃないわ。
    あの後、お父様が死んでから
    一族は跡形もなくなった。」

    「しってるよ。
    でもさ、僕はまだ許せないんだよね。」

    「なにがっ…」

    「君のしたこと。」

    「…じゃあ殺せばいいわ。
    今すぐ、私を。」

    「…そんな言葉が聞きたいんじゃない。」

    ギュッと、抱きしめられた。

    「姫様、僕は昔と変わらず、
    今も貴方のことを愛してます。」

    「へ?」

    「僕を殺したお詫び。
    答えはイエスしか聞けないよ。」

    きゅん

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  9. 君を好きだと気づいたのはいつからだろう。

    君と迎えるはずだった文化祭も体育祭も、
    君に彼女が出来たと聞いてからは
    別々に過ごすようになった。

    それでもいいと思ってた。
    しょうがないと思った。

    前に男子が話してるのを聞いた。
    「幼馴染とは付き合いたくないよな」
    君もそう思ってるのかな。
    _

    「好き」

    そう言ったのは無意識で、
    でも君はちゃんと聞こえたみたい。
    真っ赤になんかなんないでよ、
    期待しちゃうじゃん。

    「毎日帰りに校門の前で待つのやめて。
    もっと好きになりそう。
    話すのも、会うのもやめよ。」

    違う、こんなこと言いたくないのに。

    「彼女に嫉妬しそう。
    私の事好きになればいいのにっていつも思ってた」

    もっと可愛く告白したかった。
    でも、多分この言葉は本音。

    抱きしめられた。

    「俺も好きだよ。
    彼女いるなんて嘘。」

    「それも、うそ?」

    私は抱き締め返した

    きゅん

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  10. 少し前から、高校で一つ下の学年の
    鈴木春樹って子から週に一回ペースで体育館に呼び出され、告白されてた。

    朝、登校する時に話しかけられ、
    「放課後屋上。」
    と一言いって彼は走って行ってしまう。

    彼は私の学年でも噂の対象にされてる子。
    …問題児なのだ。

    色々な噂が広まってるけど、私は彼の告白が嬉しかった。
    いつも断ってしまうのは恥ずかしいから。
    _

    「先輩、好き。」
    「ごめんなさい。」

    これがいつの間にか普通になってた。

    断った後、私はいつも走って帰る。
    いつも私も好きと、言えない自分に腹が立つ。

    「先輩、何でいつもそうなの?」
    「え?」
    「気づいてないと思ってんの?
    いつも断る時泣きそうな顔してんの。
    俺の事好きじゃないの?」
    「恥ずかしい、言えない…」
    「いってよ、先輩…」
    「…す、すきだよ…」

    そう言うと彼はニッコリと笑って私を見る。

    「よく言えました♪」

    きゅん

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  11. 今日は自習。
    だから、私はこのチャンスを使って
    隣の席の関くんに告白しようと思う。

    関くんの机を軽く叩く。これがいつもの合図。

    『どうした?』

    ノートの切れ端に書かれた関くんの字は可愛い。

    『好きです。付き合って下さい』
    『本当?』
    『うん』
    『ごめん』

    振られるとはわかってても、
    やっぱり悲しい。
    自習とは言っても騒ぐ人はいなく、静かな教室。
    立ち上がった私は言った。

    「トイレ行ってきます」

    教室を出てすぐ、別の足音が聞こえた。

    「松本!」
    「ごめん気にしないで、冗談だから…」
    「違う、そうじゃない、
    …先に言いたかったんだよ!」
    「え?」
    「好き」

    強く抱きつかれた。
    顔を上げると関くんと口が重なった。
    見えたのは優しい笑顔の彼で、
    二人の影がもう一度重なった。



    『真奈、今日一緒に帰ろう』
    『いいよ、空。』

    放課後に名前で呼び合う2人を見たと
    誰かが言ってた。

    きゅん

    12

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  12. 毎週水曜日は、私にとって特別な日。
    理由はその日は好きな人に会えるから。

    先輩との出会いは、三ヶ月程前。
    私はその日、たまたま音楽室の前を通った。
    すると聞こえてきた綺麗な音。
    覗くと綺麗な男の人が見えた。
    話してみると水曜の昼休みにピアノを弾きに来てるらしく、
    私がそれを聞きたいと言ったら
    ここに来ることを了承してもらった。

    今日はバレンタイン。
    チョコを持った私は駆け足で音楽室に向かう。

    「先輩こんにちは!」
    「こんにちは。」
    「今日何の日か分かりますか?」
    「…わからない。」
    「バレンタインですよ!」

    そう言って私はチョコを出す。
    驚いた先輩の顔はやはり綺麗だった。

    「それと、好きです。」
    「…俺もすきだよ」
    「え!ホントですか?」
    「うん。付き合ってくれる?」
    「はい!じゃあ、これからは
    水曜以外も会えますか?」
    「勿論。」

    二人以外誰もいない音楽室で私達は抱き合った。

    きゅん

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