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  1. 25件ヒットしました

  2. ずっと好きだった

    だから、片想いくらい許されると思ってた


    先輩を見るたびにドキドキすると思ってた


    でもね、違う


    片想いは辛い


    先輩の嬉しそうな顔を見ても、悲しそうな顔を見ても…


    胸が痛いよ


    私が先輩の一番になりたい


    毎日横にいたい


    何度思ったことか


    でも、その勇気がない


    初めてだった


    伝えられない痛みを知るのは…


    初恋の難しさを痛感する


    近くにいるのに届かない



    「好きなんだよ!バカ!!」



    溢れる涙で前が見えない


    止まらない


    不意に感じた誰かの温もりは


    さらに私の涙腺を崩壊される



    「バカ…俺が守るから、あいつを忘れろ」



    終わりにしようとしてたのに


    今日を最後の恋にしたかったのに



    「…あんたを信じるから」

    きゅん

    7

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  3. 「あっ先輩いたっ…!」

    チョコを渡す為に、先輩を探してたんだけど…

    「あれじゃぁ渡せないな…」


    先輩の周りには、たくさんの女の子が。


    私は、チョコを自分で作ることに精一杯で、先輩がモテること忘れてた。

    「貰ってくれるか、分かんないじゃん…。」

    なら、自分で食べちゃおう。

    「我ながらの自信作、いただきまーす。」

    「だーめっ!」

    はい?

    口をあんぐり開けたまま、私は固まる。

    パクっ

    「ん。うま。残りも俺にちょうだい!」

    「なっ、なんでいるんですか!?」

    「えー?だって、屋上に続く階段でチョコ食べようとしてる後輩ちゃんを見つけたから。」


    「えっ?えっ?」


    「君のチョコ、一番楽しみにしてたのに酷いなぁ。」


    「こっ、これ全部食べて良いですよ!」

    残りのチョコを渡す。

    「サンキュー!じゃあ、約束な。」



    「お返し楽しみにしとけよ。」

    きゅん

    7

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  4. 「メリークリスマス!お待たせ冬馬!」

    そう言ってぎゅっと抱きついて来たのは、彼女の当麻。

    「メリークリスマス!…っそれは反則…。」

    白いニットに赤いスカート。サンタみたいで、やばい。

    「えっ…そんなに似合ってない?」

    違う、俺の理性が…。目をうるませて見上げるのもやめてくれ…。

    「いや、似合い過ぎてて他の人に見せたくない。」

    「ほんと?それなら良かったぁ。」

    うん。良くはないけどね?

    「じゃあ行こっか。」

    「んーだめ。」

    俺は、当麻にチュッと軽くキスをする。

    「なっ…ここ、人前だよ?!」

    真っ赤になる当麻は、小動物みたいだ。

    「いいから、手見てみ?」

    「えっ?…あっ、冬馬ぁぁ!」

    俺はこっそりペアリングをつけた。

    イニシャル入りの、当麻が欲しがっていたもの。

    「もう冬馬、ほんと好き。」

    「俺は愛してる。」


    冬馬と当麻


    聖夜の夜に幸せが訪れる。

    きゅん

    5

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  5. ここでまた会おうって約束したから…私は君を待ち続ける。

    「はぁぁ。今年は特別寒いな…。」

    毎年、同じ場所で一人寂しくクリスマスを過ごしている。

    「会いたいな…拓人…。」

    今年もダメかもな…。


    ぎゅっ


    「ただいま、真波。」

    「…えっ…なんで…?」

    5年前からずっと待ち続けていた彼。

    今まで連絡もなかった私の大好きな人。

    「遅くなったけど、約束果たしに来た。」

    彼と約束してた。

    『また、クリスマスに思い出のツリーで会おう』

    この街のシンボルツリーは唯一拓人と一緒に見た景色。

    小さい頃から体が弱かった私達は、病院の窓からツリーを眺めてた。

    …治療のために拓人が引っ越すまでは。

    「もう、なんの心配もない。」

    「拓人…。ずっと、ずっと待ってたよ。」

    その温もりが嬉しくて。

    「これからは俺が真波を幸せにする。」


    「真波のサンタクロースにさせてください。」

    きゅん

    6

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  6. こういうところが格好良くて、モテるんだろうなぁ。

    目があった時にニコッと笑ってくれるその顔とか。


    部活を頑張って、集中している姿とか。


    みんなに優しいところとか。


    …まあ、みんなに優しいことに嫉妬しちゃう私がいるんだけどね…。


    嫌われたらどうしようって、怖くなる。


    「大丈夫だよ。美雨のこと、嫌いになんてならないから。」


    「あ…総くん。」


    いつからいたんだろう?


    にこっと笑って、ぎゅって抱きしめてくれる。


    「最近の美雨は、辛そうだった。」


    「お見通しなんだね。」


    総くんファンの先輩が怖かったです…。


    「でも、部活見に来てくれたんだね。」


    「…会いたかったから。」


    裏側からこっそりだけど。


    「何があっても美雨の事は俺が守るから安心して?」


    もう一回ぎゅってしてくれる。あったかい。


    やっぱりそういうとこが大好きだよ、総くん。

    きゅん

    5

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  7. 「あ。先輩いた。また、授業サボってるんですか?」

    最近よく来る後輩君。
    私の特等席だったのに…。

    「ええ。でも、授業サボってるのは君もだけどね。」

    「授業、ちゃんと出た方が良いんじゃないんですか?先輩、今年受験ですよね?」

    後輩君。君は痛いところをつくね。ほんと。

    「私には必要ないから。」

    「ははっ。俺、先輩のそういうとこ好きだな。」

    好きか…軽いね。君。
    それに、私、冗談言ってるわけじゃ無いよ?

    「…先輩。やっぱり俺じゃダメなんですか?先輩のこと、本気ですから。」

    君は、いつも正直だ。
    羨ましいくらいに。

    「それは無理よ。あなたは私といるべきじゃ無い。」

    もう行くわ、と私は屋上を出る。

    「まだ、諦めませんから!」

    …ありがとう後輩君。

    涙が溢れる。


    好き。好きだよ君が。


    でも、私には先がない。

    君には知られたくないんだよ。




    …バイバイ。

    きゅん

    7

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  8. ポロポロ…


    ああ、涙が止まらないや。


    諦めたはずなのに…。


    ほんの1時間前までの私は幸せでした。


    私の大好きな先輩はもういない。


    さっき、先輩との関係を終わらせてしまった。


    ちょうど道端に咲いていた白いコスモスを手に取る。


    先輩は、私には白いコスモスが似合うって言っていたな…。


    白いコスモスの花言葉は優美って言うんだってよって、少し赤くなりながら笑いかけてくれた。


    私は、その笑顔が本当に好きだった。


    でも、この恋は終わりにしなくちゃ。


    終わらしたのは私だ。


    顔を濡らしていた涙を拭う。


    私は、黒いコスモスを手に取る。


    今の私には一番似合う花だ。





    またね。私の恋。





    運命の人に出会えるまで…。

    きゅん

    7

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  9. 「好き、嫌い… 好き、あぁっ!…嫌いぃ…」

    うぅぅ。まただ…。


    実は私、美梨は花占いをやっているところなのですが…3回やって、全部最後が『嫌い』なのです。


    「…佐々木先輩への気持ちは諦めた方がいいのか「なんの気持ちだって?」」

    「ひいぃぃ!さ、佐々木先輩!」

    どうしてこんな所に!

    「探しただろ?何で中庭の花壇の中に隠れてんだよ…。」

    「あっ。は、花占いをしていたんです!」

    「ふーん。」

    あ…。嫌われちゃったかな…?

    すっ。先輩が花壇から花を一輪摘み取る。

    「好き、嫌い…好き、嫌い…好き。ん。俺は好きでいられるみたいだ。」

    「え…。」

    先輩、好きな人居たんだ…。

    「ちょっ、お前泣くなよ。」

    嫌だな…。

    「なんか勘違いしてるみたいだけど先に言う。俺は美梨が好きだよ?」


    「う…そ…。」


    「嘘じゃない。ちゃんと、俺の花占いが証明してくれただろ?」

    きゅん

    7

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  10. 今日の私は急いで校門まで走る。

    「はぁっ、はぁっ、優君!」

    「…咲!」

    彼の顔が上がる。

    「はぁっ、ごめんね?待った?」

    「早く会いたかったから急いで来た。」

    「嬉しいけど恥ずかしいよぉ…。」

    「なかなか会えないんだから仕方ないだろ?」

    他校の学校に通う優君とは幼稚園からの幼馴染。でも、付き合い始めたのは先月。

    「…やっぱり優君と帰るの安心する。」

    「…何で?」

    「だって…付き合ってからは初めて一緒に帰るし、格好いいから、他の可愛い子に取られそうで…。」

    ずっと一緒に居たからこそ、寂しくなるんだ。

    「…優君?」

    「…そんなこと言うなよ。」

    「えっ…。」

    ギュッ

    「俺だって怖かったよ。咲、前より可愛くなってるし、さっきだって告白されてたんだろ?」

    ゔ…。バレてる…。

    「これ以上心配させんなよ。」

    彼は優しくキスをする。



    私は彼から逃れられない。

    きゅん

    8

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  11. 「もう夏休み終わっちゃうよぉ…。」

    私、外村 加奈の夏休みは、生徒会の仕事でほとんど潰れた。夏休みはあと1週間。

    「生徒会、辛いー!」

    「ごめんね?夏休みまで仕事してもらって…。」

    あ…。ここには生徒会長もいた。

    「ごめんなさい。少し、疲れてしまって…。」

    「仕事で呼び出した俺の責任でもあるしね。謝らないで。」

    生徒会長である榊先輩は、とても優しくて格好いい。
    …私の好きな人だったりもする。

    「華の高校生活が終わってしまう…。」

    来年は受験だし…。少しは遊びたかったな…。

    「あ。もうすぐ時間だ。」

    「え?」

    …ヒュルル…パーン!

    「わあぁ!花火だぁ。今日、夏祭りの日だったんだ!」

    「…。外村。」

    「…先輩?」

    「…俺、外村のことが好きだ。外村の仕事を増やしたのも外村と居たかったから…。」

    え…。嘘…。



    花火が教室を照らす中、先輩は私の唇を奪った…。

    きゅん

    12

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  12. 「転校生を紹介するぞー。小日向、入ってこい。」

    ふーん転校生ね…。ふぁぁ、眠い…。

    「きゃぁぁぁぁぁぁ!超かっこいい!」

    よく漫画の世界である転校生は、イケメンでした!みたいなやつかな…。

    「小日向真です。よろしくお願いします。…って、咲季?」

    真…?…咲季って私のことだな…。
    って、

    「真!?ひ、久し振りだね…。」

    小さい頃、家が隣同士だった。小学校入学前に引っ越しちゃったから、10年ぶりの再会かな。

    …ぎゅっ。

    …は!?

    「いやぁぁぁぁぁぁ!」

    「咲季…会いたかった!10年かかったけど…。俺、10年前からずっと好きだった!」

    …ここ、教室だよね…?
    まさか、真に告白されるとは思わなかった。

    ぼろぼろぼろ…

    「ちょっ、なんで泣いてんの?」

    「…私も、ずっと好きだったから!真の事!」

    「いやぁぁぁぁぁぁ!」


    この後、この話は瞬時に全学年に広まった。

    きゅん

    11

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  13. 「ねぇねぇ見て!光ちゃん!お星様いーっぱいだよ!」

    「本当だあ!キラキラだね!」



    最後にこんな話をしたのはいつだろう。



    「ねぇ光ちゃん…。」

    「ん。何?」

    「今日は、七夕だね。今年は星が綺麗だよ。」

    「…あぁ。何年振りの晴れだろうな。小さい頃は、よく星見てたよなぁ。」

    「…光ちゃん、覚えてたの?」

    「そりゃ覚えてるだろ。だって、あかりとの思い出じゃん。って、おいっ、あかり!何で泣いてんの?」

    「…光ちゃん、私ね…、引っ越しちゃうの…。」

    「…えっ!それって…いつ?」

    「…明日。」

    「…何で、何でもっと早く言ってくれなかったんだ?」

    「…光ちゃんの悲しんでいる顔を見たくなかったの!…私、光ちゃんが好きだからっ…!」

    「…!じゃあ、俺らは、織姫と彦星になれるな。」

    「えっ?」

    「俺も、あかりが好きだ。だから、またこの場所で会おう。俺は待ってるから。」

    きゅん

    4

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  14. 「私、まさか理科室に閉じ込められるとは思ってなかった…!」

    「うん、俺も。っていうか、電気ついてたのに鍵閉めて行くとか…。」

    「先生達もそろそろやばいかな。」

    「俺らは、日直で仕事してただけなのにな。」

    私、音橋侑芽は現在神月君と2人きりです!

    同じクラスの神月君は、イケメンなのでモテます!
    あぁ、明日が怖いヨゥ…。

    だんだん暗くなってきた…。
    荷物も教室に置いてきたので、携帯も無く…。

    「ねぇ、神月君…。」

    「…何?」

    「人体模型さんが不気味なので動かしても良いよね?」

    人体模型さん、こっち向いて、ニヤってしてますぅ!

    …ギュッ

    「神月くん…?」

    「人体模型よりも近くに危ないのあるけど?」

    「えっ…」

    「俺、ずっと音橋が好きだったんだ。2人きりは、耐えられない…。」

    そう言って、神月君は、私の唇にキスを落とした…。



    …理科室からは、どうやって出よう?

    きゅん

    13

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  15. 私の双子の兄である奏人。
    ものすっごくイケメンで、頭が良くて、運動神経抜群で…。でも、冷たいことでも有名。

    今日も体育で大活躍?仏頂面でやってるから少し怖いけど…。
    それでも、女の子達にモテるのよね。

    私はというと、ものすっごくつまらない社会の授業を聞かずに奏人の観察。
    なんなら、クラスの女子みんな奏人を見ているわ。
    きっと、純粋に、奏人に恋しているのね。

    …でもね、皆は、知らないだけ。私達の秘密を。

    私の役目は、皆から嫌われること。
    そして、奏人の役目が人の目を惹くこと。

    研究に研究を重ねた結果、冷たい態度をとればとるほど、女の子の目を惹くことがわかった。

    結局、奏人も苦労しているのよね。

    ふと、奏人と目が合う。
    優しく笑ってくれる。

    ふふっ、あの頃が懐かしいわね。


    …あっ大変!今、社会の授業中だって忘れてた!


    このあと、先生に注意されたのは、言われる間も無く…。

    きゅん

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  16. 久々帰って来た母校の校庭で、私は立ち止まった。

    「廃校になったって聞いたのに…屋上に人がいる…?」

    ここを離れてちょうど5年。父の転勤でアメリカに。
    でも、来週からは、また日本にいれる。

    高校で上手くやっていけるかなぁ。幼馴染だった光君、元気にしてるなかぁ。
    沢山心配事はある。でも、頑張んなきゃ。
    それに、また、光君にあえるなら、頑張れるしね。

    「あかりぃぃ!俺は、ずっと…ずっと好きだった!「…えっ…。」

    あれは光君!?どうしてここに…?私のこと、好きだった…?
    私、顔真っ赤だ。多分。

    呆然と立ち尽くす私。

    5年も会ってなかったけど…。
    あれが光君だって分かる。

    光君も、私に気付いたみたい。
    光君もびっくりしてるね。

    もともと伝える予定もなかった気持ち。
    離れてても好きだったこの気持ち。
    今、解き放たとう…。

    「私も、ずっと好きだったよ。」

    きゅん

    5

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  17. 「次、お前だろ!日下部!」
    「…はっ!もう俺っ!?」
    早くしろよぉ〜こっちだって緊張してんだよーと声が上がる。

    俺らが何してるかって言うと、それは『告白大会』だ。
    廃校となった母校の中学の屋上で、好きな人の名前を叫ぶ。

    俺は、5年前に引っ越してしてしまった幼馴染に告ろうとしている。ここにいるわけじゃ無いけどな。
    で、今、俺の番が来たらしい。

    「…あかりぃぃ!俺は、ずっと…ずっと好きだった!!あかりと会えなくなったけど、ずっと忘れないから!」

    …言ってしまった。ずっと隠してた俺の気持ち。でも、本人に言えないからまだまだ弱い。

    「…うおぉぉ!!おい、日下部!下、下見ろ!」
    「は?下?校庭…っな…!」

    校庭にいたのは、今いるはずのないあかりだった。

    屋上から見ててもわかる。顔が真っ赤だ。多分、聞こえてた。

    あかりは、叫ぶ。
    「私もずっと好きだったよ!」

    もうどうにかなりそうだ。

    きゅん

    15

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  18. …ねぇ、私が君の事を好きだって言ったら、君はどうする?
    もう、お前は『裏切り者』だから、俺に近づくなって言う?
    話しかける事さえも許されない?

    あの日の事さえなければ…。

    あの日、『勘違い』と『裏切り』により、私は所属してた族を追い出された。

    私は何もしてないのに…。
    あの子に騙されてるのは、君達なのに…。


    …風が気持ちい。
    いっそのこと私も風になってしまおうかな。

    …私は、嘘から君を助けられなかった…。
    守れなかった…。


    ごめんね。ずっと大好きだったよ…。

    屋上のフェンスに足をかけた時…
    ぐいっ…!

    「…なっなんでいるのよっ…!」

    族の総長で、私の好きな君がいた。

    「勝手に早まるな。あの日の事、全部知った。」

    「…。」

    「また、俺たちとやり直さないか…。裏切られたと思ってもお前のこと忘れられなかった。
    俺は、ずっとお前が好きだったんだ。」

    きゅん

    11

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  19. 「どうして…どうして私じゃダメだったんですかね…。」

    「…。」

    「何か言ってくださいっ!」

    私は、空手部の部員だ。
    昨日、全国大会出場メンバーを決めた。
    昨日のために遊ぶ時間も、勉強する時間も惜しんで練習した。
    それなのにっ、それなのにっ…
    顧問の口から、私の名前が呼ばれる事は無かった。

    今、担任の先生に話を聞いてもらってた。
    …聞いてもらってるというよりは、勝手に私が喋ってるんだけど。

    「私、悔しいです。今年で引退なのに…「顧問の先生からは、何て言われたの?」

    「発表されてすぐに私が逃げたから…。」

    「別に空手が全てではないだろ?悔しいのは分かるけど、俺はいつもお前の頑張っている姿を見ている。」

    「先生…。」

    「だから、ここでしっかりきりをつけて、これからも頑張りな。」

    先生は、ぽんと私の頭に手をのせて優しく笑った。

    つられて私も笑顔になる。
    …ありがとう先生。

    きゅん

    2

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  20. ふわぁ。
    風が気持ち良い。
    この学校は海の近くにあるから、爽やかな風がよく流れる。

    「このままここに居たい…」

    バタン。
    屋上の扉が開いた。
    「うわぁ先客いん…えっ」

    「…先輩?」

    「もう、手紙見たの?」

    「手紙?探し物ですか?」
    何のことだろう。あの先輩と、何が約束したっけ?

    「うわぁぁ。マジかぁ。」

    「先輩?」

    ギュッ。
    だっ抱きしめられてる!
    「下駄箱に手紙いれといたんだ。君宛に。まだ見てなかったんだ…」

    「えっ…」

    「俺、君のことが好きなんだ。初めて見た時から。」

    「でっでも…」

    「俺の事、恋愛対象として見てなかったでしょ?大丈夫。君が俺の事好きになれるように、俺も頑張るから。」

    そう言って先輩は、私の髪を優しくなでた。

    いつものように、潮の香りのした、爽やかな風の吹く日の事だった。

    きゅん

    17

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  21. いやぁ、ねぇ。
    どうして気付かないわけ?

    同級生の男子がアピールしてんのに。格好良いのが3人も狙ってる。

    彼らのお目当ては私の友達。
    可愛いくせに天然すぎて…。
    見てていらいらするわ。

    学級委員の私達は、ポスターを貼っている。

    あのイケメン達は、
    …地味に壁ドンしてる。
    …画鋲取るときに、私の友達に触れられただけで笑顔。
    …話しかけられた時のその顔!

    あからさますぎる!!
    でも、彼女は気付かない!

    私は、彼女はある意味天才だと思う。
    あそこまで顔と顔が近いのに動じない!
    たらしではない。本当に鈍感なのだ…!
    あっ彼女が転んだ。そしてイケメンが支える。それでも彼女は動じない。イケメンもへたれない。

    あぁ、私もあんな事されて見たいな。彼女は普通の女の子が望む事、ほとんどやってるのよ?


    私は、あの中のイケメンの1人が好きなのに…。

    きゅん

    2

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