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  2. いつもその日あった物凄くくだらなない話をしながら帰る。
    だけど、今日はこの隣で話してる幼馴染みに聞かなければいけないことがある。
    たまたま聞いてしまつむたクラスメイトの話。
    私の幼馴染みは転校してしまうらしい。

    「ね、聞きたいことがあるんだけど。」

    「転校するってホント?」

    そう聞くとあいつは暗い顔をして俯いてしまった。
    あの話はやっぱり本当だったのかな。

    「…誰に聞いたの」

    「話してるの聞こえた」

    「…、ちょっと遠くに行くことになった」

    本当だった。目の前が真っ暗になる。

    「ずっと、っ、す、きだっ、たッ。いかっ、、ないでッ」



    「ごめん。俺は嫌い。」

    “嫌い”という単語が頭の中を支配する。
    そのお陰ですこし冷静になれた。

    「__ごめ、ね…ッ」

    なんだか気まづくて、俯いていると


    「エイプリルフール。」

    「全部嘘!」


    あいつはそう言って、私を抱き締めた。

    きゅん

    6

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  3. “バレンタインのお返しを渡したいから、放課後 教室に残ってて。”


    そう書かれた手紙を朝下駄箱で見つけた。
    大人しく教室に残る。


    「遅くなって、ごめんね。」

    「い、いや、大丈夫です、そんな待ってないですし。」


    よかった と安心したように微笑む先輩は、バレンタインに本命チョコを渡した相手。


    「これ、お返し。是非食べて。」


    中を覗くとそこには美味しそうなマシュマロをアレンジしたお菓子。
    _マシュマロを返す意味は貴方が嫌い。
    先輩の前でなんて泣けないからぐっと堪える。


    「手貸して。」


    急な先輩の台詞に少し驚きながらも、手を差し出す。
    すると、

    チ ュ ッ _

    手にキスされた。


    「素手にキス。素手キス。」

    「これ、俺からの返事ね」


    意味がわからず首を傾げると
    先輩は 逆から読んでみて、と、それだけ残して帰ってしまった。



    素手キス


    (すきです)

    きゅん

    11

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  4. 「先輩行かないで…」


    今にも泣きそうな顔をしているのは、部活で仲良くなった後輩。
    人懐っこくて、なんだかんだ甘やかしてたかも。


    「もう会えないってわけじゃないんだし…」


    あははと、私の空元気な笑い声が校舎裏に響く。
    泣きたいのは私も同じだ。


    「確かにそうだけど、俺は先輩目当てであの部活入ったのに。」


    真っ直ぐな純粋な目が私を捉える。
    恥ずかしい。逃げてしまいたい。
    目を逸らそうとしても、それを許さないようなその目線。
    何故か、今まで抑えていたものが溢れ出した。



    「っ、泣かないで…先輩…。」

    「こんなこと思うのは凄い最低なことかもしれないけど」


    「先輩の泣き顔、すっごい綺麗…。」



    「好きです。俺じゃダメ?」

    きゅん

    8

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  5. 「…ッ、、はぁ、ッはぁ、」


    もはや日課となってしまった自主練。
    部長を任されてしまったので、練習や試合に影響の出ないまでと気をつけているが部活に怪我は付きもので。


    「ぁ…、さっき捻ったとこ腫れてきたな…」


    幸いにもリストバンドで隠すことのできる位置を捻ったので、部員には心配されることは無い。
    しかし思ったより痛い。



    「あれ、自主練?」


    「え、先輩、!」



    そう声をかけたのはこの学校のOB。
    バスケ部キャプテンで、私がバスケ部に入った理由の人である。



    「今日はどうしたんですか?」


    無意識に捻った右手でドリブルをする。
    たった一瞬。本当にたった一瞬だったが先輩は見逃さなかった。



    「それ、捻ったんでしょ。」


    *


    「よし、できた」

    「いや、すいません…」


    あの後テーピングをしてもらった。



    (お前には期待してるんだから、気をつけてね)

    きゅん

    4

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  6. 卒業式も終わり皆はお別れ会という名目で打ち上げをしに帰った。
    最後だからという理由で先生も皆、参加を強いられていた。

    そんな中、呑気に鼻歌を歌いながら教室に残っている私の元担任。
    こんな日に1人でこんな所にいるのは先生ぐらいだろう。
    なんて風情のない。
    まあ私もその1人ですけど。


    先生が はあ と一息溜息をつく。



    「せんせい、」


    「おお、もう校内には誰もいないかと思ったよ」


    「せんせいに話したいことがあって」



    ずっとずっと、憧れていた。

    呑気でマイペースに見えて、実は周りをよく見て些細なことでも気づいてくれるこの先生に。



    「わたし、先生になる」


    「せんせい、みたいな、せんせ、に、なるね、」



    式でも泣かなかったというのに、先生ともう会えないと思うと涙が零れ落ちる。

    そんな私を見て先生は



    「俺みたいになるな」



    と、困ったように笑った__

    きゅん

    9

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  7. 私は頭が弱い。

    つまり馬鹿なのだ。


    「藤崎。お前今度のテスト点数取らなきゃ本当に上がれないぞ。」

    「…はい。」


    担任の先生にここまで言われる始末。


    「俺はお前にはちゃんと進級してほしいんだよ。」

    「…わかってるよ…。」


    私だって進級したい。取り残されるだなんて御免だ。


    「じゃあさ、御褒美ちょうだいよ。」

    「サクサクパンダでいいか?」

    「そういうのじゃなくて!」


    入学当初から先生が好きだった。


    「テストで私がいい点取れたら、デートして?」

    「ばか、んなことできるわけないだろ」


    そう言われると思った。
    ユルいけどちゃんとする所はしっかりしてる。
    私は先生のそんなとこが好きなんだ。


    「じゃー誰もいない教室でこっそりちゅーでもいいよ」


    …ちゅ、


    「え、せんせ」

    「大人をからかうな」




    我慢してんだから…_

    きゅん

    30

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  8. 私にはちょっとした悩みがある。


    「ひかりおはよ!」

    「おはようござ…なにしてるんですか」

    「通せんぼ」


    ここ最近、委員会の先輩にすれ違う度にちょっかいを出されるのだ。


    「え、ど、どいてください、?」


    私がそう言うと、なんで疑問形なんだよ とハハッと笑って先輩はすぐにどいてくれる。


    「…何なんだろう」



    __しばらく経って_



    「ひかり!」


    あの後も毎日すれ違う度に先輩は何かしらちょっかいを出してくる。
    だけど、今日は違う。


    「な、なにしてるの?」

    「とおせんぼです」

    「!!」


    いつか仕返しをしようと試みていたが、やっと今日実行することが出来た。

    先輩が焦っている。
    普段見ない先輩の表情に少し勝ち誇った気持ちになる。

    通してほしいですかと問いかけてみれば、先輩は困った顔をして



    「いや、通さなくていいかも」



    小さくそう言った

    きゅん

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