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  1. 11件ヒットしました

  2. 「奏ブラウニー作ったの?美味しそう!」

    「ありがと。皆食べてね」

    時は昼休み、場所は音楽室、メンバーは吹奏楽部ほぼ全員。今日は、バレンタインデー。部員のほぼ全員が集まってチョコ交換中だ。
    そんな中、今日私は一大決心をして先輩に本命チョコを渡そうと思っている。

    「じゃあ、俺用事あるから先抜けるわ。皆ありがとうな」

    「私も次移動教室なので先失礼します。」


    タッタッタ

    「先輩!」

    「お、どうした?」

    「あの、これ。チョコです」

    「あ、全員に配ってるやつか、ありがとな」

    「そうじゃなくて!」

    心臓が痛いくらい鳴ってる。ドキドキしすぎてどうしよう。

    「これは、先輩だけのために作ったんです」

    先輩がびっくりしたような顔をしている。やっぱり、突然すぎたかな。

    ぽん

    「そーいうことだって期待してもいい?」

    頭に乗せられた手が大きくて鼓動が早まる。

    「先輩、好きです」

    きゅん

    2

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  3. 「好きだよ」

    暖かい日がさしこむ教室。目の前には少し頬を染めた幼馴染の遼太。
    数秒たって意味を理解した私は一気に顔に熱が上るのを感じた。

    「えっと、その…」

    黙ってしまった私に遼太は口を開けて笑う。

    「やっぱ気づいてなかった?結構アプローチしてたんだけど。別に返事は落ち着いてからでいーよ。」

    じゃあな、と言って颯爽と教室を出ていく。それは見慣れた後ろ姿で。なのに普段と違って見えた。


    「カットー!!よし、これで行こう」

    その言葉に、現場がワッとざわめく。これは映画の撮影。私は沙楽じゃないし彼も遼太じゃない。

    「よっしゃーお疲れっ!」

    パンッと彼とハイタッチする。この日々ももう終わり。だってこれで撮影は最後。一方通行の片想い。だって彼には彼女がいる。

    「また打ち上げで!お先です!」

    「ありがとね、楽しかった。また彼女さん紹介してよ」

    そう言って、最後の演技で笑った。

    きゅん

    2

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  4. 今日はバレンタインデー
    昼休みにクラスの女子で持ち寄ったお菓子でぷち女子会をして、今日の予定は終了!…なはずだったんだけど、

    「くれよ」

    「何をよ」

    「チョコ」

    おくしでのんびりしていたら現れたのは幼馴染の謙。通称ゆず。

    「わざわざ来たの?」

    「ちいからのが欲しいから?」

    「またいっぱい貰ってるんでしょ?本命チョコ」

    一瞬ゆずが黙る。あれ、あんまりなかったのかな?

    「今年は貰ってない」

    「えっ嘘!なんで?」

    押し黙って、目をそらして、すごく言いにくそうにゆずがこう言う。

    「好きな子からしか貰いたくないから」

    意味が分からなかった。

    「私は幼馴染枠?」

    「じゃない」

    殆ど被せるようにゆずが言う。

    「好きだよ。俺は、ちいから貰えたら他は何もいらない」

    息が止まるかと思った。ずっと叶わないと諦めていたから。

    「あげるよ、チョコ。ゆずだけにあげる、私のチョコ」

    きゅん

    3

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  5. 「そろそろ片付けるか?」

    「あ、ホントですね」

    テスト期間の放課後の教室。私は森先輩と二人で勉強してた。あー疲れた。

    「こもも、大丈夫かな?」

    「ま、自力で帰ってったし、超重症ではないだろ。あいつなら復活する」

    「そうですね」

    もう一人、一緒に勉強していた友達のこももは腹痛を訴えて先に帰ってしまった。明日来れるといいけど。

    片付けが終わったみたいで、先輩が隣に座った。

    「ちい」

    「え?」

    呟いたのは、私のあだ名。

    「いい呼び名。ほんと」

    しみじみと言われるから、顔が熱くなる。

    「そう、ですか?」

    「うん。だってさ、」

    こちらに身を乗り出して囁く。

    「好きだよ、ちい」

    「えっ?」

    「囁いても言いやすいし」

    普段通りの口調。でもよく見ると先輩の耳が赤い。

    「私も。好きです、瞬先輩」


    お返しのように、私も囁く。

    「付き合ってくれるか?」

    「はい!」

    きゅん

    7

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  6. 「今日から3日間楽しんで上手くなろう!」

    「はいっ!!」

    部長の締めの言葉共にバスが出発する。

    今日から合宿!!横に座るのは同じトランペットパートの佐倉奏音(さくらかなと)君。高校から楽器を始めた私なんかよりもずっとか上手。

    奏音君が同期の子と話しているから、私も仲の良い希美(のぞみ)と話す。

    『うちらはこれで最後の合宿だもんねー。寂しいっ』

    「そんなこと言わないー。余計寂しいじゃん」

    ふと肩に重みを感じて横を見ると、スースーと寝ている奏音君。

    「あー。すっかり寝てる」

    あどけない顔。寝ているからか、すごく幼く見える。いつもの楽器を吹いているときの凛々しい奏音君とは全然違う。

    「せんぱい、」

    『ん?どした?』

    「俺、ペットパートで一番になって、そしたら、俺、」

    スースー
    寝言だったのか、そこで言葉は途切れてしまう。

    「ズルいよ」

    私はそっと呟いた。

    きゅん

    5

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  7. コンコン

    「失礼します」

    ドアを開けて部屋に入る。

    「はい先生。言われてた書類」

    『ありがとう』

    PCを見ていた先生が顔を上げる。
    辻先生、私の担任兼恋人だ。

    「何してたんですか?」

    『教材作り…誰もいない、タメ口でいい』

    いつもより甘い声で囁かれてドキドキする。

    『いつも悪いな、クラスのこと任せっきりで』

    「ううん、先生に信頼されてるんだって嬉しいんだよ?だから、お互い様」

    私がそう言うと、先生が苦笑する。

    『ホント、いい彼女すぎて俺罰当たりそう』

    ポン、と頭の上に手が乗せられる。弄ぶように髪をいじられ、顔が熱くなる。

    「せん、せ?」

    いつも学校ではこんなことしないのに。

    『頑張ってるお前にご褒美。触られるの好きだもんな?』

    意地悪そうに言う先生にはいつも敵わない。だから、

    「大好きだよ、先生っ!」

    そう言って、ギュっと彼を抱きしめた。

    きゅん

    7

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  8. ガタッ

    『っ!なんだ森君か』

    「おう。相変わらず下手っぴだな!」

    『知ってるよそんなこと!森君こそどうしたの?』

    ここは吹部の個人練の教室。それに森君は部活中のはず。

    「忘れ物した。それに今日先生いねーし」

    ピーッ うまく音が出ない。早く吹けるようになりたい。

    「へー、平野ホルンなんだ」

    『うん、ねえ、戻らないの?』

    「んーもうちょい」

    ♪〜

    『出た、音』

    「なんだ、吹けるじゃん」

    そう言ってニコリと笑った森君にドキドキしてしまう。

    「俺さ、好きな子いるんだけどさ、一生懸命でさいつも練習してんの。ずっと1人で」

    チクりと胸が痛んだ。

    『その子何部?』

    「んー吹部?楽器はホルンかな」

    ホルンといえば美緒か。お似合いかも。

    『美緒?』

    「違う!俺が好きなのは、、お前だよ!俺と付き合って!」

    うそ、

    「返事は?」

    『うんっ!』

    きゅん

    10

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  9. 『ここが3になるでしょ?だから__』

    「あ~なるほど。納得」

    今日はテスト1週間前。クラスで隣の席の山下君から数学を教えてほしいという理由で、教室に居残りをしている。私は、密かにずっと山下君に片想いをしていたりする。

    「そろそろ帰るか?」

    『もういいの?』

    もうちょっと一緒に居たかったのに。

    「暗くなってきたしな。送るな」

    『ごめん、ありがとう』

    山下君が荷物を持ったので、私も席を立つ。
    ______

    「文化祭、もうすぐだな」

    『うん、そうだねー』

    2人で並んで帰る。あーあ。なんで私の家こんなに近いんだろ。今日だけは家の近さを呪いたい。

    「なあ、梨里」

    『な、何?』

    いきなり名前で呼ばれて驚いて声が上ずる。山下君の切れ長な目が私を見つめる。

    「好きだよ、俺と付き合って下さい」

    『う、そ』

    「本当。返事は?」

    『っ、はい!』

    「ずっと俺だけ見てろよ?」

    きゅん

    6

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  10. 「ゆうみんっ!」

    後ろを振り向くと、そこには、同じホルンパートの樹(タツキ)先輩がいた。

    『先輩!何かありました?』

    先輩は今パートリーダー会議中だったはず。

    「会議終わったからゆうみんのとこ来ただけ。悪い?」

    『いえ、全然そんな、』

    「脇、もっとしめて。それから、もうちょい息集めて」

    『はいっ!』

    ♪〜

    『うん、いいじゃん。上手くなった』

    ポンっとあたしの頭に手をのせて先輩が褒めてくれる。やばい。顔赤いかも。

    「タツー」

    「はいよー!今行く!」

    樹先輩が呼ばれて駆け出そうとした瞬間、何かを思い出したみたいでこちらに顔を向けた。

    「何かあったら俺を呼びなよ。俺以外のヤツになんか教えてもらうな」

    そう言って、今度こそあたしのもとを立ち去った。

    ズルいよ、先輩。こんなの、
    好きになっちゃうじゃん。

    きゅん

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  11. 「芽衣」
    『諒。どしたの?』
    「遊びに行ってた」
    家の前にいたのは幼なじみの山下諒。
    「芽衣は?」
    『えっと、』
    どうしよ、まさか諒のプレゼント買ってたなんて言えない。
    「なに、俺に言えねーの?もしかしてまた谷山君がらみ?」
    『だから、谷山先輩には付き合ってもらっただけで、っ!!』
    ギュッ 全部言う前に諒に抱きしめられる。やばい。心臓おかしくなって死んじゃいそう。
    「谷山君と仲いいの分かるけど、俺のことも見て。だって俺お前の彼氏だろ?」
    耳元で囁かれ、体が跳ねる。
    『違うの。これ、はい。あげる』
    「っ、俺に?」
    諒が驚いた顔をする。
    『1日早いけど誕生日おめでと。先輩には、これ選ぶの手伝ってもらったの』
    「なんだよ、俺かっこわりー」
    諒の手の中にはリストバンドと、大きめのタオル。
    『試合、頑張ってね』
    「ああ」
    チュッ 耳朶にキスが落とされた。

    きゅん

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  12. 「ありがとうございます、センパイ。今日も付き合ってもらっちゃって」
    『いいよ、このくらい。それに、陸くんになら、いつでも付き合うよ』
    私と陸くんは、付き合ってもうすぐ1ヶ月。今日は部活後の自主練を手伝ってたんだ。私はバスケ部のマネだ。
    「それなら、」
    陸くんが微笑む。年下とは思えないくらい色っぽい。そのまま私に一歩近づく。
    「もうちょっといい?センパイ?」
    『 ん ぁ ゃぁ』
    強引なキスに頭が追いつかない。気がつくと陸くんの力強い腕が私の腰を支えていた。
    「ん」
    そっと唇が離される。ペロッと唇を舐める陸くんと目があった。
    「こんな顔真っ赤にしちゃって、気持よかったの?」
    『///ちっち、違うから!!』
    「ち、多すぎ」
    面白そうに陸くんが笑う。
    「大好きだよ、センパイ」
    そっと囁かれた言葉にまた顔が熱くなった。
    「これからもずっと、ね」

    きゅん

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