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  1. 14件ヒットしました

  2. 「大好きだよ」

    一般的に彼女の方がデレデレなんていつから勘違いしていた?
    世の中には彼氏の方がデレてるってカップルもある。
    私達がいい例だ。
    彼氏である風斗の方が好き好き言ってて、私は基本聞き流してる。
    それは、私達が信頼し合ってるからこそできる事。

    「うん」

    こんな不愛想だから、付き合えた時は何かの罰ゲームかと思った。
    …でも違ったんだね。

    「大丈夫。俺は空音が好きだから一緒に居るんだよ」

    風斗はいつも、私が不安になるとこの言葉を言ってくれる。

    「…知ってる」

    知ってるよ。
    大好きだからね。

    「そーらねっ!好きだよ!!」

    たまになら、言えるかな。

    「私は大好き」
    「…あー!やっぱ撤回!」

    信頼してるからかな。
    言う事が分かる気がする。

    「愛してるよ」

    いつか言えるようになるから。
    頑張るから。

    「少し待っててね…、風斗」
    「いつまでも待ってるよ、空音」

    きゅん

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  3. 「あいつ誰」

    …ヤキモチ?

    「幼馴染ですよ、薫先生」
    「ならあんなにくっつく必要ないじゃん」

    素直かよ。
    少し位誤魔化そうよ。

    「勉強教えてただけですよ?」
    「わざわざ桜に教わんなくても…」

    私の返事が気に入らないのか、ムスッとした表情で目を逸らす。
    やっぱり可愛いですね、好きです。

    「…あ。桜って保健体育苦手だったよね?」
    「いや遠慮します」
    「ちょっと」

    ロクなこと言わないよね、先生。
    折角イケメンなのに。

    「…ねぇ」

    先生の声が低くなる。
    待って私なんかした?

    「何、痕付けられてるの」

    …アイツ私が寝てるときに付けたのか。

    「ね、お仕置きしていい?」

    そう言うと、優しくベッドに押し倒してくる。

    「先生、ここじゃダメ」
    「やだ。我慢できない」

    …もう。

    「優しくしてね」
    「当たり前」

    その後、散々可愛がってくれた。

    「楽しかったよ、桜」
    「腰痛い…」

    きゅん

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  4. 「好きやよ~」
    「ん、知ってる」

    私の彼氏は、素直な愛情表現をする。
    それがすごく羨ましい。
    私は愛情表現が上手くないから。
    たまに、ちゃんと気持ちが伝わってるか不安になる。

    いつも不愛想だって避けられてきた。
    彼はそれを分かった上で好きになってくれた。
    だからこそ私は好きなんだ。

    「千秋君、ちょっといい?」

    彼…千秋に話しかけるクラスの女子。

    「んー。ここじゃダメなん?」
    「…じゃあここでいいよ」

    嫌な予感がして、千秋を見る。

    「千秋君が好きなの。付き合って?」

    頭が真っ白になった。
    いつかはあるんじゃないかと思ってた。

    「ねぇ、楓ちゃんなんかより私のほうがいいよ」

    分かってても、辛いものは辛い。

    「…楓なんか、ってなんや。悪いけど、楓を悪く言う奴を好きにはなれへんわ」

    少し、待ってて?

    「…ありがと」
    「楓にお礼言われた!好き!」

    私が好きって言える日まで。

    きゅん

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  5. 「彩先輩、チョコです」
    「…ありがと」

    貰ったはいいけど、必ず手紙に好きですと書かれている。

    「私への愛とか誰得…?」
    「え、私得」
    「うわ…」

    げんなりして答えるのは私こと彩。
    ごく普通のJKだと思う。
    面白がっているのはGL好きの親友。

    「彩は悪戯されるような人いないの?」
    「いない」
    「チッ…」

    やめろ悪寒がした。
    …サボりたい。

    「保健室いってくる」
    「行ってらー」

    ―「彩?どしたの」

    保健室に着くと、サボり魔の奈津先輩が居た。

    「ちょっとサボりに」
    「えー?悪い子」

    サボり魔の癖に何を言ってるの。
    私は先輩を無視してベッドに寝転ぶ。

    「あーや。トリックオアトリート」
    「あげる物は無いですよ」

    ベッドに近づいてきて、寝転がる私に馬乗りになる。

    「彩が欲しい」

    …ズルいなぁ。

    「いいですよ、先輩?」
    「!…前言撤回。いい子だね」



    「…いただきます」

    きゅん

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  6. 「ハッピーハロウィン!結良先輩、トリックオアトリート!」

    学校に登校した途端に校門で待っていたのか、私の可愛い舜君が駆け寄ってくる。
    …可愛いかよ。

    「ん。どーぞ」

    そう言いマフィンを手渡す。
    ふふん。昨日頑張ったんだからね。

    「先輩ありが…」

    袋を開けて黙り込む舜君。

    「ん?何…アッ」

    そこにはマフィンではなく、大好きと書かれたハート型のチョコだった。
    うわ、同じ袋にするんじゃなかった。

    「その反応、俺のために作った物じゃないってことですよね。誰に渡すつもりだったんですか、コレ」
    「あー…、えっと…」

    アニメの推しキャラの為なんて言えない。
    てか言わない。

    「俺もう一つ欲しいモノがあるの。…先輩が欲しいなぁ?」

    無邪気な顔で私に言ってくる。

    どこまで行っても生意気だな。

    「…いいよ。私のこと、楽しませてね?」


    私達は校門前だということを忘れ、キスを交わした。

    きゅん

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  7. 「今日何の日だと思う?」

    お昼休みの空き教室。
    突然幼馴染にそんなことを言われた。

    「今日って…、あぁ…」

    ハロウィンだよね。
    こいつと会ったのもハロウィンだった。
    母さんと映画を観に行った時に会って、母さん達が話してるときに話しかけてきた。

    『…トリックオアトリート』

    あの時は驚いたわ。
    思わず、は?って言ったからね。

    「トリックオアトリート。お菓子ちょーだい?」

    全然変わってない。
    …あ、そうだ。
    ふと、ある事を思い立った私はチョコを取り出す。

    「いいけど――」
    「マジ!?ありがとー!」

    と言いながらチョコを手に取る。
    やっぱり引っかかった。

    「じゃ、あげたから悪戯させてね?」

    え…?なんて言ってるが無視の方向で。


    「ふふ…いただきまーす」
    「ちょっ…!…あっ」


    ――その後。

    ハロウィンの日に空き教室で変な声が聞こえたって噂が流れたとか流れてないとか…。

    きゅん

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  8. 治癒使える奴早く来い!なんて声が聞こえる。

    「…ごめん」
    「やだ、嫌だ…!死なないでよっ…!」

    俺の腕の中で血を流してる彼女。あまりにも流してる血の量が多過ぎる。
    ——これじゃ間に合わない。
    不意に“死”の文字が浮かび、咄嗟に残り少ない魔力で何とかしようと杖を構える。
    彼女の血で濡れた手で、俺の手を掴まれる。

    「だめ。…泣かないで?」
    「なら生きて…」
    「勝手に殺さないでよ」

    辛い筈なのにクスッと笑い、手を俺の頬に添える。
    こんな時に笑顔を見せるなんてズルい。
    治癒を使える人達が治癒魔法を使い始める。

    「眠くなってきちゃった」
    「ばか、寝ないで」
    「ごめん、無理っぽい…」

    今寝たらダメ、お願い。
    俺がそう思っても瞳は閉じていく。
    彼女の口が少し動き、頬を触っていた手が力なく落ちる。

    やっぱり、最後まで君はズルいや…。

    「俺は愛してるから…!」


    ——大好き

    なんてさ…?

    きゅん

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  9. 「_なので」

    今日も綺麗なヅラですねと、つまらない授業を適当に聞いている私。
    …簡単すぎて笑えない。今やってるの1年の応用じゃん。2年なんだから3年のやろうよ。それもおかしいか。まぁつまらない。

    「この問題を、影宮さん」

    嫌がらせか。大学の問題だし。ニヤニヤしてるし。…気持ち悪っ。
    解けないと思った?残念、解けるんだな。
    立ち上がって黒板に向かう。瞬間、視界がグラッと反転した。
    倒れてると理解した時、誰かに抱きしめられる。そこで、意識が途切れた。


    目を醒ましたところは、真っ白い天井…つまり保健室。
    規則正しい寝息が聞こえたと思ったら起きた。
    タイミング良く起きてくれたのは、私の幼馴染み。

    「おまっ…!無理しすぎなんだよバカ!」

    開口一番それか。だから彼女できないんだよ。

    「じゃ、俺戻るから。しっかり休めよ」

    そして、頭を撫でて戻って行った。
    …反則、だし…バカ。

    きゅん

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  10. 「先輩っ!」
    『うわ。急に抱き着かないでよ…』
    「いいじゃないですか~」

    休み時間になった途端に抱き着いてきたのは、バレー部の後輩の爽(ソウ)君。
    あ、バレー部って言っても私はマネ。
    私もやってたんだけど、止めたの…。
    今は選手を支える立場。最初は主将に無理矢理入部させられて嫌々だったけど、合宿とかも楽しいから続けてる。

    『今、プリジ飲んでるんだけど。ストロー詰まったら危ないでしょ』

    プリジとは、プリンジュースの略。
    これ本当に美味しいよ。

    「俺が人工呼吸しますよ?」
    『おいこら』

    表情筋が死んでるから分からないだろうけど、心臓の音がヤバいの。ねぇ。

    「プリンジュース美味しいですか?」
    『…美味しいよ?』

    瞬間、爽君がストローをくわえる。

    「ご馳走様です」

    ペロッと舌を出して、笑顔で帰っていった。

    『…ばか』

    私が一人顔を赤くしているのを、爽君が知ることはないだろう。

    きゅん

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  11. 「ねぇ、好き」

    私にさらっと告白するのは、私、柏木 恋(カシワギ レン)の幼馴染みの水橋 天(ミズバシ ソラ)。
    無気力が入ってる可愛い系。
    なんとも羨ましい。

    「あーうん、ありがとう」

    私はいつも通り、適当に返事をする。
    だって天はモテるし。
    私なんかと付き合ったら評判落ちちゃう。

    「今日もお昼一緒に食べようね?」

    天の方が身長は高いけど、私とあまり変わらない。
    そこから上目遣いとかズルい。
    そんなこんなで、授業は全く集中できないまま終わった。

    屋上に行っても天はいなかった。
    大丈夫かな、と心配になりながらフェンスに手を置いてボーッとする。
    冬だから寒いな…。

    すると、後ろからギュッと抱き締められた。

    「…好き」

    少しだけ、震えてるのが分かる。
    …でもごめん、幼馴染み以上に見れないの。

    「ごめん」

    少しの沈黙。

    「絶対惚れさせる!」

    天は笑ってそう言った。

    きゅん

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  12. 『_____ごめんねぇ?私、誰とも付き合わないんだぁ』
    何が好きでブリッ子しなきゃいけないのよ、キモい。
    「へぇ?俺の告白断ったの君だけなんだけどな」
    『それでぇ?』
    「この学園の怪談、知ってる?」
    何で話逸らすかな。
    早く帰りたいんだけど。
    『夜の屋上に1人で居ると突き落とされるってやつぅ?』
    「そう。だから…」
    嫌な予感…。
    ガチャン。
    …嫌な予感的中。
    閉めやがったか。
    さて、どうやって出るかな。
    …今、機嫌悪いわ。
    <あ…蛍…>
    『…あ、餅か』
    餅は知り合いの幽霊。
    演技するか。
    『止めてよ!死にたくない!』
    餅はびっくりしてるが、人指し指を立てて黙らせる。
    バンッ!
    「蛍に何しっ…え?」
    『バカバカしい、帰るね』
    「っ…。振り向かせるから!」
    …。
    『…あっそ。餅、帰ろ』
    <蛍が可愛い…>
    『うっさい…\\』
    後ろから餅が着いてくる。
    京のバカ…\\
    もう、惚れてるし…。

    きゅん

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  13. これで終わるんだ……。
    残ったのは私と冬吏(トウリ)だけ。
    何で皆がこんな……。
    私のせい……。
    私が信也と梨茶(リサ)に海崎村行って良いって言ったから……。
    責任持って、この呪いをとかなきゃ……。
    「ねぇ、栗(リツ)……?今言うのはダメかもしれないけど……」
    何……?そう言いたいけど、涙が溢れて言葉にできない。
    「……俺、栗が好きだよ」
    『っえ……?』
    今、何て……?
    「……栗?好きだよ……?」
    瞬間、悲し涙が嬉し涙に変わる。
    空耳じゃなかった……。
    普段の冬吏からは想像できないような、それくらい顔が赤い。
    『私も好きだよ……』
    言えた……。
    叶わない恋、と心に閉ざしていた想いを。
    「良かった、ありがとう……。……じゃあ、始めよ」
    『こっちこそ、ありがとう。始めよっか……』
    私達は、目を閉じて息を揃える。
    そして……。
    「『山神様、山神様_____』」
    ありがとう……。
    冬吏、皆……。

    きゅん

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  14. 「梨漓(リリ)ちゃん♪俺と付き合お?」
    『やだ!』
    「即答…。可愛いね~」
    さりげなく告白したのは、クラスでチャラいと言われてる流星君。まぁ、イケメンだから人気あるけど…。
    私が断ってるのは、2つ理由がある。
    1つは好きじゃないから。2つ目は…。
    「まーた李斗(リト)見てるの?」
    『李斗君格好良いんだもん』
    李斗君は私の好きな人で幼馴染みなんだけど…。
    いつからか、私に冷たくなった。
    やっぱりキツい…。
    「あのね梨漓ちゃん。俺、冗談で好きとか言ったりしないよ」
    『…?』
    「もう!だからっ…」
    すると流星君は近付いて来て耳元に口を寄せ…。
    「梨漓ちゃんの事、本気で好きだよ」
    そう、囁いた。
    すると、いきなり後ろから抱き締められて…。
    「…俺の物に何してるの」
    え…?
    『李斗君、私の事嫌いじゃ…』
    「好きだからこうしてんの」
    後ろだから顔は見えないけど…。
    私の返事は…。
    『私も好きです…!』

    きゅん

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  15. 「…ムカつく」
    …いや、何でよ。私は冷めた目で前に居る人達を見る。
    「つーか何なの?海斗君迷惑そうにしてんだろ」
    海斗君とは私の好きな人。毎日告白してる。
    迷惑かもね。別に嫌われても良い。私が好きでいたいだけ。
    「いい加減何か喋れよ!」
    は…?
    「ちょ、未南…。幽視ちゃんは…」
    「あ、喋れないんだったねー」
    私を嘲笑うように言う。
    …。
    「嫌な事に触れられて睨むの?」
    私は無意識に睨んでいたらしく、指摘されて気付いた。
    「…何やってんだよ」
    校舎裏に響いた声は、私の大好きな声。
    「幽視ちゃんが~」
    え、私?
    「お前ら俺の女に何した?」
    え…?
    「え、いつも迷惑そうにして…」
    「好きな人に先に告白されれば気まずいだろ。…それだけか?なら散れ」
    「っ…」
    海斗君の一言で、皆は黙って帰った。
    「…そーゆー事だから。俺と付き合って?」
    そう言った彼の横顔はとても赤くて。
    私は、満面の笑みで頷いた。

    きゅん

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