ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「やっぱり、いると思った。」


    私しかいないはずの教室なのに、
    気づけば目の前に先輩がいた。

    「な、何で分かったんですか!!?」


    入学してからずっとずっと、憧れだった人。

    だから、精一杯勇気を出してチョコを渡すつもりだった。


    だけど、意気地なしの私にはとても無理で 
    渡せずに放課後を迎えてしまった。

    「それ、俺のでしょ?」


    「何でそれも知ってるんですか……!!」
     
    「やっぱり。分かってないな〜。」


    そう言いながら、私の目をじっと見つめる先輩。

    「毎日ずっと、お前のこと見てる。
    今日も、実はそわそわしてた……!」

    「それって……。」

    「好きだよ。ずっと。」

    「ほ、ほんとですか??」

    「まぁ〜、明らか一つだけでかい袋ぶら下げて、俺の教室の前ちょこちょこしてるんだもん。みんな気づくわな!!」

    「言わないで下さいっ///!」

    いじわるな先輩が大好きだ。

    きゅん

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  3. とある事件がきっかけで、色が見えなくなってしまった私。


    「月緋君には、私がどう見える?」


    私の世界から色が無くなってから
    いろんなことが変わった。


    いつもみたいに明るく振る舞えなくなって、
    友達付き合いも下手になって、


    自分の中でずっと、自問自答を繰り返す日々だった。


    明るくならなくちゃ。
    でも、どうやって?
     

    みんなと同じ様になりたい。 
    色が見えないのに?



    そんな時、月緋君が私が言って欲しかった言葉を言ってくれたんだ。



    「夜空は偉いよ。
    辛いことがあるのに、それを乗り越えようと頑張ってる。誰にでもできることじゃない。それに、努力できる人はいつか変われる。
    俺は応援するよ。」



    そう言って、私の頭に手を添えた。


    「1人でだめだったなら、今度は俺を頼れば良い。」
     

    初めてだった。こんなにも、胸が高鳴ったのは。

    きゅん

    2

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