ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 図書室でボーッと考え事をしていると、ポンポンと誰かに肩を叩かれた。

    誰かと思い振り返った次の瞬間

    「んぐっ…!?」

    私の口の中に何かが放りこまれた。広がる甘い味。

    「せーんぱいっ 浮かない顔してどうしたんですか?」

    「また後輩くんか…!どうしたはこっちのセリフだよ…!」

    「えーっ飴いりませんでした?せんぱい、なんか暗い顔してたんで元気出るかなって思って今日もサプライズしたんですけど…」

    う…そんな寂しそうな子犬顔したってダメ…!今日こそは少しだけ反撃してやるんだからっ…!

    「さ、サプライズなら後から抱きしめるぐらいじゃないともう驚かないな~?…なーんて…」

    「…言いましたよ、先輩」

    っえ、なんか思ってた反応とちがっ…

    「先に言ったのは先輩ですからね?次、覚悟しておいて下さい」

    「や、ちがっ…これは…」

    「先輩、顔真っ赤ですよ? ふふっ、次が思いやられますね…?」

    きゅん

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  3. 委員会の委員長だから。
    部活の部長だから。
    最高学年だから。
    だから、いつも何事にも全力で頑張ってきた。でも、何かの拍子にその糸はプツンと切れた。

    何故か分からないけど涙が止まらなくて、部活を休んで保健室に駆け込んだ。

    「なんか、ほんとにダメだなぁ…」

    ぼうっと思った言葉をそのまま呟いたその時、突然後から誰かに抱きしめられた。

    「先輩の何がダメなんですか」

    「…っ、後輩くん…!?」

    急のことに驚きつつも、泣いていたことを知られたくなくて必死に目元を擦る。

    「擦っちゃダメです、腫れちゃいますよ!…見せて下さい」

    そう言って瞳を覗き込んで、そっと涙を拭ってくれる。

    「先輩が頑張ってるの、オレ知ってますから。ちゃんと見てますから。だから、あんまり無理しないで下さい…」

    そう言って、またぎゅっと後から優しく抱きしめられる。
    切れた糸が、運命の赤い糸に変わる瞬間だった。

    きゅん

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  4. 部活の練習中に先輩が突然倒れた。

    原因は寝不足と過労によるものらしい。

    「心配かけてごめんな。忙しいのに見に来てくれて…」

    「焦りましたよ…!目の前で急に倒れるから私、ほんとにどうしようって…」

    なんで近くにいたのに気づけなかったんだろう…本当に情けない。

    「ほーら、そんな申し訳なさそうな顔すんなって!…それに、もうちょっと警戒したらどうだ?」

    「警戒って…なにをですか?」

    「お前なぁ… いいか?今、お前は保健室で男と2人きり。何されてもおかしくないんだぞ?」

    「そんな、大丈夫ですよ!」

    …私が男の人狙われるなんて多分というか絶対無い気がするし。

    「何が大丈夫なんだ…、俺だって男だからな?お前のこと可愛いって思ってんだぞ。」

    「そ、それどういう…」

    「そのまんまの意味だよ。…んな真っ赤な顔すんな、抱きしめたくなるだろ」

    そう言って先輩は、私の髪をくしゃっと撫でた。

    きゅん

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  5. 彼とは付き合って1年。
    大きな喧嘩もしてないし、ラブラブ順調だと思ってた。

    でも、見てしまったのだ。日曜、彼と綺麗な女の人が一緒にいるのを…
    _

    「急に呼び出してどした?まぁオレも用あったし丁度良かったんだけど」

    「そっか…じゃあ先に話聞くね」

    「…?オマエなに泣きそうな顔してんだ?大丈夫か?」

    …誰のせいだよ、誰の…っ

    「…大丈夫だよ。それで、どしたの?」

    「…これ、やる。今日まんなかバースデー?ってやつなんだろ。」

    …へ?

    「ちょ、なにボケっとしてんの。はやく受け取れよ…結構恥ずかしいんだぞ…」

    「こんなの、いつの間に…?」

    「…日曜、姉さんに頭下げて一緒について来てもらった。」

    …日曜?ってことは…

    「浮気してない…?」

    「は…?オレが好きなのはぷにぷにのちびすけのお前だけだっての。浮気なんかするかよ」

    そっか、そうだよね。

    「…ごめんね、ありがとう」

    きゅん

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  6. いつもの様に授業が終わり、一緒に帰る約束をしていた後輩を校門で待つ。

    もう5分くらい経っただろうか。来るのが遅くて連絡をしようと鞄に手を伸ばしかけたその時…

    「せんぱぁ~い…遅れてごめんなさいぃ…」

    とぼとぼと歩きながらこっちへくる後輩。目を擦ってるのからして眠てて遅くなったのかな、と察する。

    「んん~…せんぱいのにおいがする…」

    そう言いながら私を後ろから抱きしめる。まだ眠たいのか、時々あくびをしながら話はじめる。

    「俺、今日本当はせんぱいを待つつもりだったんです…でも気づいたら寝ちゃってて…」

    話ながらどんどん”しゅん”としてくる後輩に、なんだか少し申し訳なくなって頭をぽんぽんする。

    「うぁ…!?な、何するんですか先輩…!」

    真っ赤になりながらこちらを見つめる後輩。それが可愛くてつい笑っていると…

    「先輩、俺だって男ですからね…?」

    そう言って私の唇が塞がれた。

    きゅん

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