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  2. 「さーくらっ」
    そう言って私を後ろから抱きしめてくる男、工藤颯。
    私の幼馴染み。
    「颯……。人多いからやめて欲しいんだけど」
    「今日の昼飯なに?」
    「……ったく」
    人の話聞かないし。
    「いいじゃん別に、俺らはそういう関係じゃないし」
    あっけらかんと言うけど、私は。
    「……そだね」
    小さい頃から颯に片想いしている。

    「今日も美味しかった!」
    颯が大きく伸びをしながら言う。
    「母さん、朝忙しいからありがたいけど、なんかごめんな?」
    「大丈夫だよ。お弁当作るの好きだし」
    私はそう言って颯からお弁当箱を受け取る。
    「あ、俺ちょっと呼び出されてんだよね……」
    「そ。行ってらっしゃい」
    誰に……とか聞いたらうざいよね……。
    「……あのさ、さくら」
    「なに?行かなくて……っ」
    不意に抱きしめられる。

    「ねぇ。俺お前に嫉妬してもらいたいんだけど」

    え……?

    幼馴染みとの、甘い甘い恋の物語……。

    きゅん

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  3. 「おい藤塚ぁ。話聞いてるかー?」
    「は、はい!」
    やばいっ!
    完璧寝てたわ……。
    「お前100%寝てただろ」
    「そ、そんなことは決して……っ!!」
    「寝てた罰として、あとで全員のノート教室まで運んで」
    う、嘘でしょ……。
    くすくす笑うみんなを見て、私は肩を落とす。

    先生は、学校内でもちょっと、いや、かなり人気のある先生だ。
    優しいし、カッコイイし、なにより白衣の理系教師ってとこがポイント高い……。
    「じゃあ、今日の授業はここまでっ!藤塚取りに来いよー」
    先生は何かとコキ使ってくる。
    それは……。

    「先生、こんなんじゃいつかバレますよ……」

    「うまくやるよ」
    そう言って先生は私の髪をクシャクシャに撫でる。
    「ちょっ!両手塞がってるのに!!」
    「佳奈、好きだよ」
    ……っ!!
    「先生のバカ……っ!」
    私は顔を真っ赤にしながらノートを手に飛び出す。
    もうこれ以上、振り回されないんだからぁ!!

    きゅん

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