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  1. 4件ヒットしました

  2. 「先輩、お弁当美味しそうっすね」
    「そう?ありがとう。
    これ、私の手作りなの」
    「……マジっすか?」
    「うん。あっ、良かったら食べてよ。
    感想ききたい」
    「はい。いただきます」
    加島君は余り表情が変わらないけど、嬉しい時は若干声のトーンが変わる。
    「美味しいです」
    かなり良かったみたいだ。
    声が弾んでいる。
    「それは良かった。他にも好きなおかずがあるなら食べていいよ」
    「ありがとうございます」
    加島君は卵焼きが好きなようだ
    ……私の好みと一緒
    なんだか、ちょっと嬉しいかも

    「あー。好きだな」

    「そんなに気に入った?
    なら、今度から加島君の分も作ってくるよ」

    「本当ですか!?……じゃなくて」

    加島君は今までにも見たことの無い笑顔で

    「俺、先輩の事が好きなんです」

    お弁当も好きですけどと言って照れる彼の顔が可愛くて

    「私も、好きだよ加島君」

    どうしようもなく、ときめいてしまった

    きゅん

    5

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  3. 「あっ、花奈だっ!
    おーい花奈、一緒に帰ろうぜ!」

    「……弥々」

    これは私の幼なじみの弥々。
    昔から顔だけは良かったけど、性格は明るいし、運動も出来るからモテる。

    「今日、図書館寄っていかね?
    勉強教えて欲しくてさ。」

    「何でわざわざ私が教えるのよ。
    成績悪くないでしよ?
    というか、一緒に帰らないって何回いえば分かるのよ。あんまり私と一緒にいると、あんたと私が恋人だって誤解されるわよ。今もちょっとそんな噂が流れてるらしいし、あんたが好きなのは留衣何だから、そうなったら困るの弥々なんだからね」

    「……何でそこで留衣が出るんだよ
    俺はお前と一緒に居たいだけだし、勉強だってお前と一緒にしたいんだ」

    「なっ、だってあんた留衣と付き合ってるんじゃ」

    不意に、背後から抱きつかれる

    「俺が好きなのは昔からずーっと花奈なんだけど?何勘違いしてんの」

    鈍感と真っ赤に染まった耳朶に囁かれた。

    きゅん

    31

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  4. 「あー何でこんなに毎日仕事があるんですか」
    ゴツンと机に頭を突っ伏す。少し痛い。
    生徒会は雑用係とはよく言ったもので、苦手だった事務作業もすっかり慣れてしまった。

    「どうした、もうギブアップか」

    隣にいる会長は眼鏡を掛けていて、そういう時は仕事がに集中している時だ。
    「いえ、今日は2人が用事でいないので作業効率が下がってしまって」

    「そうだな。特に壮一はこういう仕事の時には外してもらいたくない人材だ」

    そう言うと、会長は手を止めて眼鏡を外し私の頭を優しく撫でた。

    「でも、こんな日も悪くはないやろ。
    俺は言葉と二人っきりで結構嬉しいんやで?」

    ……やっぱり私は眼鏡外したこの人の方が苦手だ。
    こんなにも心を乱されるなんて、こんな感情知らないし意味がわからない。バ会長のくせに。

    「でも、仕事溜まってるから手ぇ動かしや?」

    眼鏡を掛け直したバ会長は既に仕事に戻っていた。鬼め!

    きゅん

    20

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  5. 「先輩、顔の割には美術部なんですね」


    「……お前、それ今更言うか。
    つか、顔はほっとけ。
    自分でも体育会系の顔してるとは思ってんだよ」

    先輩の機嫌を損ねてしまったらしく、頬を膨らませそっぽを向いてしまった。

    「でも、私はそんな先輩が好きですよ」

    そう言うと、先輩は顔を赤く染め上げて絵を描いていた筆がピタリと止まる。

    「お前は、突然そういうことを言うから……」

    「私、負けず嫌いなんで。
    どんな時でも隙を狙います」

    先輩は溜息を吐くと、立ち上がり私の耳元に唇を寄せた。


    「まぁ、お前の顔は毎日描いても飽きなさそうだな」


    そのまま先輩は部室を去る。


    良かった。真っ赤になった私の顔を見られずにすんだから。


    ……これはけして照れているのではなく、先輩に負けたからであって……ってああ、もう!認めたくないけど!!

    「私も!先輩のこと毎日でも描きたいです!!」

    きゅん

    16

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