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  1. 67件ヒットしました

  2. 夜。

    返却したテストを直して、明日持って来いという連絡が先生から来た。

    ・・テストなんて教室のゴミ箱に捨てた。

    私は嫌々学校に忍び込み、真っ暗な教室のドアを開けた。

    誰もいないはずの教室に、月明かりに照らされて、人影が薄っすらと浮かび上がった。

    私はドアをゆっくり閉めた。

    誰か、いた・・?

    「遅かったじゃねえか」

    閉めたはずのドアが勢いよく開き、頭上から声が降ってきた。

    「ひぃ」
    「何ビビってんだ?俺だよ」
    「せ、先生?」

    声の主は、先生だった。

    「幽霊だと思ったか?ここ、夜は出るしな」
    「え・・」
    「怖かったら、俺に抱きついても良いんだぞ?」

    先生は艶やかに微笑んだ。

    その色気のある大人の顔に、私の心臓は鼓動を早めた。

    「・・・」
    「・・冗談だ。お前、俺のテスト捨てたろ?その罰だ。怖い思いさせて悪かったな」

    そう言って先生は、私の頭をポンポンと優しく叩いた。

    きゅん

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  3. 「うざい。目障りだから視界に入らないで」

    登校中、クラスの女子生徒から暴言を吐かれた。

    「どうした?」
    「この子が私に、暴言を吐いたんです!」

    女子生徒は急変して、話しかけてきた男子生徒に抱きついた。
    暴言吐いたのは、そっちだよ・・。

    「何?お前、謝れよ」

    私、悪くない・・。

    「おい、聞いてんのかよ!」

    そう言って男子生徒は怒鳴った。
    私はびっくりして、肩が震えた。

    「暴言吐いたのは、そっちだろ」

    急に後ろから抱きつかれたと思ったら、頭上から声が聞こえてきた。
    私は後ろを見上げた。

    「・・やべっ」

    そう言って、男子生徒は女子生徒を無理やり連れて行ってしまった。

    「・・なんで、助けてくれたの?」

    昔から、私の事いじめてるのに・・。

    「お前をいじめていいのは、俺だけだ。他の奴にはいじめさせねえよ」

    そう言うと、近所に住むお兄ちゃんは、私を抱きしめる腕に力を入れた。

    きゅん

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  4. 「当たって砕けてこい!」

    そう言って、祥太は私の背中をバシッと優しく叩いた。

    「うん・・」

    私は覚悟を決めて、ぎゅっと目を閉じた。

    「やっぱ、無理だよー・・」

    私は今から、ずっと好きだった先輩に告白しに行こうと、相談に乗ってもらっていた祥太に、気合を入れてもらった。
    だけど、やっぱり怖くて行けない・・。

    「大丈夫だ!振られた時は、俺が慰めてやるから、安心して行ってこい!」

    そう言って祥太は優しく微笑んだ。

    「・・祥太」
    「なんだ?」
    「どうして、そこまでしてくれるの?」

    祥太はいつも優しい・・。

    「・・知りたいか?」

    祥太は、珍しく真剣な顔をした。

    「うん・・」
    「・・お前が好きだからだよ」
    「え?」
    「俺はずるい奴だ・・早くお前が振られたらいいと思ってる」

    そう言って祥太は、私を抱きしめた。

    「お前の、次の恋の相手は俺だ。俺は、いつまでもお前を待ってるよ・・」

    きゅん

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  5. 放課後、クラスメイトから、先輩の下駄箱に手紙を入れてほしいと頼まれた。
    すごい勢いで頼まれて、私は断れなかった・・。

    私だって、先輩のこと好きなのに・・。
    本当に先輩のことが好きなら、自分で入れたらいいのに・・。

    私は周りを見て、誰も見ていないのを確認すると、先輩の下駄箱に手紙を入れた。

    「・・そこ、俺の下駄箱だけど」
    「え?」

    急に声をかけられて、私はびっくりして後ろを振り返った。
    私の後ろには、憧れの先輩が立っていた。

    「・・なに、これ?」

    そう言って先輩は、私が入れた手紙を手に取った。

    「あっ・・」
    「・・君から?」
    「ち、違います!頼まれて・・」
    「なんだ、違うのか・・」

    そう残念そうに言うと、先輩は私を挟んで下駄箱に手をついた。

    「顔、真っ赤・・可愛い。君からの手紙だったら、喜んで受け取るよ」
    「え?」
    「明日、ここで待ってる」

    そう言って先輩は帰っていった。

    きゅん

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  6. 幼なじみの純太が、珍しく風邪を引いて学校を休んだ。
    放課後、私は純太の家に寄った。
    呼鈴を鳴らすと、額に汗を浮かべたダルそうな純太が出てきた。

    「・・なんだよ」
    「大丈夫?」
    「大丈夫じゃねえよ」

    純太はふらふらと家の中に入っていった。

    「ちゃんと寝てる?ふらふらだよ?」
    「寝てたよ、お前が来たから起きたんだろ」

    私は純太の部屋につくと、タンスから着替えを取り出した。

    「汗すごいから、着替えなよ」
    「・・ああ」

    純太は私の目の前で着替え始めた。

    「ま、待って!私出るから!」

    部屋を出ようとした時、後ろから純太に抱きしめられた。

    「行くなよ・・ここにいろ」

    上半身裸の純太に抱きしめられて、私の鼓動は速まった。

    「・・好きだ」
    「へ?」
    「お前が好きだ」
    「な、何言ってんの?熱で頭おかしくなった?」
    「うるせえ、黙ってろ」

    純太は私の向きを変えると、甘いキスを落とした。

    きゅん

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  7. 私には、生まれた時からの親友がいる。
    杏とは高校に入ってから、初めて別々の人を好きになった。

    「あれ?先輩、こんな所で会うなんて珍しいですね」

    私は好きな先輩を廊下で見かけて、思わず声をかけた。
    先輩とは部活が一緒で、わりと仲も良い。

    「おう、ちょっと用があってな・・高木ちょっといいか?」

    そう言って、先輩は私の隣にいる杏を見た。
    先輩と杏はあんまり接点がない。

    「私ですか?」
    「ああ」

    私と杏は顔を見合わせた。

    「何ですか?」
    「・・好きだ、俺と付き合ってくれ」

    え?

    「・・私?」
    「ああ」

    ・・・。
    私は胸が苦しくなって、走ってその場から逃げた。

    「待って!」

    杏が走って追いかけてきた。
    私は足を止めて、目に涙を溜めて振り返った。

    「杏〜・・」

    私を見て、杏は優しく私の背中をさすってくれた。

    「ごめん・・でも大丈夫だよ?私は親友を裏切ったりしないからね?」

    きゅん

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  8. 授業中、俺たちは屋上で寝転びながら空を見上げた。

    「あの雲、全部、大和に見えるね」

    急に彼女が変な事を言い出した。

    「は?どこがだよ」

    彼女は笑顔で雲を指差した。

    「ただの雲じゃねえか」

    あれはどう見てもただの雲だろ。

    「そんなことないよ、大和だよ」
    「・・お前、目、大丈夫か?」

    俺は心配になって、体を起こして彼女を見下ろした。
    彼女は優しく微笑んだ。

    「大和が大好きだから、全部大和に見えるんだよ」

    俺は彼女の笑顔にドキッとした。

    「・・・やっぱお前、変ってんな」

    そう言ってまた寝転がると、彼女は俺の手に手を重ねた。

    「ずっと、このままがいいね・・」
    「・・そうだな」

    彼女を見ると目を閉じていて、風が彼女の髪を攫って、彼女が綺麗に見えた。
    俺はそっと彼女の唇に触れた。

    「無防備すぎんだよ」

    彼女は目を開けて微笑んだ。

    「大和だからだよ」
    「・・生意気だな」

    きゅん

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  9. 私の幼なじみには憧れの先輩がいる。
    私は毎日凌に、先輩は綺麗だって聞かされている。
    人の気も知らないで・・。
    放課後、凌がテンション高めに屋上の扉を開けた。

    「先輩に告白された!」
    「え・・よ、よかったね!おめでとう!」

    私はショックな気持ちを隠して、元気に振舞った。

    「・・お前、どうしたんだよ」
    「え?」

    気がづいたら、涙が頬を伝っていた。

    「あ、あれ?おかしいな?」

    そう言って私は笑った。
    だけど、笑えば笑うほど涙が溢れてくる。

    「お前・・」
    「ご、ごめん!用事思い出した!」

    そう言って、私は屋上を出ようとした。

    「待てよ」

    凌は背中から私を抱き締めた。

    「・・」
    「なんで泣いてんだよ?」

    バカ・・そんなの・・。

    「凌が好きだからだよ・・」
    「・・俺も好き」
    「え?」
    「憧れと好きは違うだろ?俺が好きなのはお前だよ」

    そう言って凌は、ぎゅっと私を抱き締めた。

    きゅん

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  10. 放課後、私は誰もいない教室で、一人日誌を書いていた。
    どう書こうか悩んでいたら、教室のドアを開けて、先生が入ってきた。

    「木之本、日誌はまだか?」

    先生を見て、心臓がトクンと鳴った。
    いつもは職員室に持って行くのに、先生が教室に来てくれるなんて・・。

    「あと、ちょっとです」
    「そうか」

    そう言って先生は、私の隣の席に座った。

    「木之本って、背低いよな」
    「え?」
    「ちょっと、そこに立ってみろ」

    そう言って先生は、私を壁際に立たせると、先生も私の真ん前に立った。

    「あ、あの・・」
    「お前、壁ドンされたことあるか?」
    「な、ないですけど・・」
    「そうか」

    そう言うと先生は、壁に腕をつけて、私を見下ろした。

    「じゃあ俺が、初めてだな?」
    「は、はい・・」
    「・・・やっぱりお前、可愛いな」
    「え!?」
    「・・・守ってやりたくなる」

    先生を見上げると、頬が少し、赤く染まっていた。

    きゅん

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  11. 「降ってきちゃった・・」

    さっきまで、あんなに晴れてたのに・・。
    下校時、突然の夕立で帰れなくなった。
    置き傘でもしとけばよかった・・。

    「お前、帰らねえのか?」

    玄関で困っていたら、幼なじみの悠太が声をかけてくれた。
    悠太の手には傘が握られていた。
    やった!いいとこに来てくれた!

    「悠太、私も入れてって!」
    「はあ?嫌だよ、誰がお前と相合傘なんかして帰るかよ」

    そう言って悠太は傘を広げた。
    こいつ、むかつく!

    「ほら」
    「え?」

    目の前に、開かれた傘を差し出された。

    「お前が使えよ」
    「・・一緒に帰ろうよ?」
    「帰れるわけねえだろ」
    「なんで?」
    「・・心臓がもたねえよ」
    「え?なんて言ったの?」

    悠太の声が小さくて、私は聞き取れなかった。

    「雨に濡れてシャツが透けてもいいなら、傘、置いて帰れよ!」

    そう言って悠太は、私の前髪をクシャっとして、雨の中、走って帰った。

    きゅん

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  12. 私は何かに夢中になると、話を聞き流してしまう癖がある。
    放課後、友達に借りた漫画を読んでしまおうと、教室で読んでいた。

    「お前、まだいたのかよ」

    そう言って幼なじみの琉生が、私の前の椅子に、こっちを向いて座った。

    「・・今、いい所なんだから・・邪魔、しないでよね・・」
    「おう」
    「・・・」
    「なあ」
    「・・うん」
    「好き」
    「・・うん」
    「俺と付き合って?」
    「・・うん」
    「・・キスしてもいい?」
    「・・うん・・え?」

    琉生の話を聞き流してたけど、とんでもない事を言われたような・・?
    琉生は、私の読んでいた漫画を取り上げた。

    「あ、ちょっと!」
    「漫画じゃなくて、俺に夢中になれよ」

    そう言って、琉生は私の顎に手を添えると、優しいキスを落とした。

    「・・・」
    「キスしていいって言っただろ?」
    「だって、あれは・・」
    「まだ、漫画読む?」

    ・・琉生のせいで、もう読めないよ・・。

    きゅん

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  13. 朝、恋人の拓海が、家に迎えにきてくれた。

    「おはよう!」
    「おう」

    ドアを閉めようとしたら、お兄ちゃんがドアに手をかけた。

    「おい、誰だよそいつ」
    「えっと・・か、彼氏?」

    私のお兄ちゃんは近所でもシスコンで有名・・。
    私はお兄ちゃんに彼氏ができた事を隠していた。

    「・・はじめまして」
    「お前なんかに、こいつはやらねえからな」

    そう言ってお兄ちゃんは、私を抱き寄せた。

    「ちょっと、やめてよ・・」

    私は無理やりお兄ちゃんから離れた。

    「何やってんのー?」

    そう後ろから声が聞こえてきたかと思うと、弟が私に抱きついた。
    弟も極度のシスコンで、私は困っている・・。

    「誰?」
    「彼氏だって」
    「・・」

    お兄ちゃんの言葉を聞いて、弟は拓海を睨みつけた・・。
    私は抱きついていた弟を、無理やり引き剥がした。

    「俺、負けねえから」

    そう言って、今度は拓海が私に抱きついてきた・・。

    きゅん

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  14. 「お前、進路決めた?」

    放課後、誰もいなくなった教室で、隣の席の結城くんが話しかけてきた。
    結城くんとはあまり話したことがなかったから、少しびっくりした・・。

    「うん、決めたよ?」
    「どうすんの?」
    「大阪行く」
    「・・」

    結城くんは私の言葉に黙ってしまった・・。

    「結城くん?」
    「・・」
    「えっと、私、帰るね?」

    何も言わなくなった結城くんに、私は話が終わったと思って、教室を出ようとした。

    「待って」

    急に後ろから抱きつかれ、私は体が固まった。
    心臓が大きく波打って、顔に熱が集まっていく・・。

    「ゆ、結城くん・・?」

    結城くんは私の耳元で囁きながら言った。

    「行くな・・とは言わない」
    「・・」
    「だけど、ずっと俺の隣にいてほしい」
    「・・」
    「好きだから、俺と付き合って?」
    「え?」
    「付き合うって言うまで、この手、ずっと離さないから」

    そんな言い方、ずるいよ・・。

    きゅん

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  15. 今年もやってきた、縁日の花火大会。

    「ねえ、もう子供じゃないんだから、手繋がないでよ・・」
    「ダメだ」
    「お前、すぐ逸れるからなー」

    私のお願いに、真面目な准と、お調子者の和樹が答えた。
    私は小さい頃、二人と逸れて大泣きして以来、二人は毎年私と手を繋いでくれている。
    だけど、私ももう子供じゃない・・。
    周りの目が気になって仕方なかった。

    「浴衣だと歩きにくいだろうし、心配なんだよ」

    そう言って准は、私と繋いでいる手を握り直した。

    「俺はこれからもずっと、お前と手繋いでいたい」

    和樹も、私の手をぎゅっと握った。

    「・・勘違いしそうな言い方やめてよね」
    「むしろ勘違いしてほしいんだけど?」
    「え・・?」

    和樹は私と繋いでいる手を、自分の方に引っ張った。

    「何抜け駆けしてんだよ、俺の方がこいつの事好きだし」

    そう言って、准は私に抱きついた。
    二人の間に大きな火花が散った・・。

    きゅん

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  16. 私は三年付き合っている彼に、放課後屋上に呼び出された。
    今頃、改まって呼び出すなんて、もしかしたら別れ話をされるのかもしれない・・。

    「ごめん、呼び出して」
    「ううん、話って?」

    私は、彼の顔を見れなかった・・。
    最近、彼は上の空で、きっと私の事なんてどうでもよくなったんだ・・。

    「俺、今日で18になった」
    「うん、そうだね・・おめでとう」

    私は泣きたいのを我慢して、笑顔を作って彼に言った。

    「お前にプレゼントがある」
    「・・え?」

    彼は、私の首の後ろに手をまわし、私の首に何かを付けた。

    「・・ネックレス?」
    「違う、よく見て」

    私はネックレスの先に通された、輝くモノに目を奪われた。

    「・・指輪・・」
    「・・今すぐにとは言わないけど、俺と結婚してほしい」
    「え・・?」
    「幸せにするよ」
    「・・嬉しい・・」

    私はもうダメだと思っていたから、嬉しくて涙か止まらなかった・・。

    きゅん

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  17. 「ねえ、あの雲何に見える?」

    私はゆっくり流れる雲を指差した。

    「んー・・わたあめ」

    彼は面倒臭そうに答えた。

    お昼休み、私たちは毎日屋上で過ごしている。
    彼とは付き合ってはいないけど、友達以上の関係・・だと思う。

    「わたあめ?全然違うよ」
    「じゃあ、お前は何に見えるんだよ?」
    「・・ハート」

    そう言って私は彼に微笑んだ。
    彼はほんのり、頬を赤く染めた。

    「何?今の告白?」
    「え?・・ち、違うよ!」

    私は赤くなる頬を、手の甲で隠して、慌てて言った。

    「よかった」

    彼は安心したように微笑んだ。
    私は彼の言葉と表情に、チクリと胸が小さく痛んだ。
    ・・もし告白したら、迷惑だったのかな・・。
    そう思った時、彼は私の腕を掴んで、彼の胸に私を引き寄せた。

    「そんな顔すんな、俺が先に告白したかったんだ。お前のこと、愛してる。付き合ってくれ」

    そう言って、彼は優しく私を抱き締めた。

    きゅん

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  18. 俺の好きな奴には、彼氏がいる。
    この間、俺は彼女と二人きりの時に暴走してしまい、彼女に酷いことをしてしまった・・。
    放課後、俺は彼女に謝ろうと、彼女の彼の守屋と、二人で教室で待っててもらった。
    俺は自分の気持ちを素直に伝えた。
    俺の話を聞き、守屋が彼女に冷たくしていたのを見て、俺は頭にきた。
    俺は我慢できず、また暴走してしまった。

    「小林・・こんなやつ、やめろ」
    「え・・?」
    「小林にこんな顔させるなんて、俺は我慢できん・・お前から小林を奪ってやる」
    「は?」
    「小林、お前は俺が奪ってやるから、覚悟しとけ」
    「え?」

    そう言って俺は守屋の前で彼女の顎を持ち、無理やり彼女に唇を重ねた。

    「ってめえ!なにしてんだよ!」

    守屋は怒鳴って、俺を殴った。
    俺は椅子から落ち、机に頭をぶつけた。

    「・・っ、目の前で、こんなことされて悔しいか?俺は本気だ」

    そう言って、俺は守屋を睨んでやった。

    きゅん

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  19. 夏休み、私は海の家でバイトを始めた。

    「あれ?お前なにやってんだよ?」

    後ろから声をかけられ振り向くと、同じクラスの大好きな神城くんが、上半身裸の水着姿で、私を見下ろしていた。

    「えっと、バイト」

    私は、目のやり場に困って俯いた。

    「きみ、かっこいいね!私と遊ばない?大人の遊び教えてあげる!」

    顔を上げると、ナイスバディなお姉さんが、神城くんの腕に腕を絡めて胸を押し当てていた。

    ・・やだ、やめて・・。

    「すみません、俺、彼女いるんで」
    「はあ?つまんねーな」

    そう言ってお姉さんはお店から出て行った。

    「神城くん彼女いるんだ・・」
    「いねえよ?でもお前が俺の彼女になってよ」
    「え?」
    「・・お前、俺のこと好きだろ?あんな顔されたら、告白しないわけにはいかねえよな」

    そう言った神城くんの顔は、真っ赤に染まっていた・・。

    きゅん

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  20. 私は今、部活の調理実習でケーキを作っている。

    「よう、いい匂いだな」

    窓の外から幼なじみの仁太が顔を覗かせた。

    「さぼり?ダメだよ」
    「ちげえよ、休憩時間」

    仁太はサッカー部に入っている。
    私は家庭科室に面したグラウンドでいつも仁太の姿を探してしまう・・。

    「それ出来たら、俺にくれよ」
    「・・いいよ」

    私は仁太のために家庭部に入った。
    昔、結婚の約束をしたことなんて仁太はきっと覚えてない・・。

    「なあ、お前が家庭部に入ったのって、俺のため?」
    「え?」
    「昔、結婚の約束しただろ」
    「し、知らない」

    仁太覚えてたんだ・・。

    「言わねえとキスするぞ」
    「あ、あんなの子供の時の約束ー・・」

    全部言い終わる前に、柔らかいものが唇に触れた。

    「・・っ」
    「覚えてんじゃねえか、これぐらいいいだろ?俺の嫁になるんだから」

    きゅん

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  21. 放課後、私たちはいつも教室で遊んでいる。
    今日は電車ごっこ。
    イスを三つ並べて電車の座席に見立てた。

    「ねえ、これ何が楽しいの?」

    私は真ん中に、右側にはちょっと変わり者の類くん、左側には適当人間の隼人が座った。

    「楽しいよ。デートしてる気分が味わえる」

    そう言って類くんは私の肩に頭を乗せた。

    「あ、ずるい!俺も!」

    すぐに隼人も私の肩に頭を乗せた。

    「ちょっ、二人とも頭どけてよ」
    「やだ、俺の事好きって言ったらどけてあげる」
    「俺もー」
    「何だ隼人、お前もか」
    「俺は負けねえ」

    私の横で会話が飛び交った。

    「「どっちが好き?」」
    「・・どっちも好き」

    これなら頭どけてくれるはず!

    「堂々と二股する気か?欲張りだな」
    「え!?」
    「俺はいいよ」
    「俺もいいけど」

    何故か二人と付き合う事になった・・。

    きゅん

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