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  1. 16件ヒットしました

  2. 私には、好きな人がいる。

    校内でもすごく人気の、かっこいい男の子。

    私なんかが好きだなんて…身の程を知れと言われそうな、そんな人。

    そんな彼には、好きな人がいるという噂がある。

    もうその時点で、私の失恋は決定事項なのだけど…。

    「…好き」

    誰もいないのをいいことにそう呟いて、机に突っ伏していると

    「へぇ…。誰が?」

    突如そんな声が聞こえてきて、驚いて顔を上げる。

    「っ!」

    そしてそこに立っていた人物に、私は固まった。

    だって…

    「なぁ、誰のことが好きなわけ?」

    気づけば目の前で私を見下ろしている…私の好きな人。

    「や、あの、えっと…」

    どうしてよりによってこの人に…。

    「…それ、俺だったりしない?」

    「…へ?」

    驚いて、再び彼を見上げる。

    その熱っぽい瞳から、目が離せないでいると…

    「好きだ」

    余裕なくそう呟いた彼の唇が、私のそれに重なっていた。

    きゅん

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  3. 毎週水曜日の放課後は、図書委員の仕事がある。

    今日は利用客が1人もいなくて暇なため、カウンターでお気に入りの恋愛小説を読んでいた。

    「…わたしにも、運命の人とかいるのかなぁ」

    と、うっかりそんな独り言を呟くくらい小説に夢中になっていたわたしは、気づかなかったのだ。

    「でっけぇ独り言」

    「っ!?」

    図書室に入って来ていた、彼の存在に。

    実は彼も、同じクラスの図書委員。

    少し遅れると聞いていたから、まだだろうと油断していた。

    なんてことだろうか。

    「…なぁ」

    「は、はい!」

    何を言われるんだろう。

    「それさ…俺じゃダメなわけ?」

    「…へ?」

    予想と違う言葉に、首をかしげる。

    「だから、その…お前にとっての運命の人ってやつだよ」

    「…っ」

    …冗談?

    それとも…本気?

    いつも、彼の考えていることはわからない。

    ただ、わたしの顔が熱を持ったのは…確かだった。

    きゅん

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  4. 嬉しいことがあった時、私は音楽室でピアノを弾く。

    始業式の日の放課後。

    私はピアノを弾いていた。

    無論、嬉しいことがあったのだ。

    だって、好きな人と2年続けて同じクラスになれたら誰だって嬉しいでしょう?

    それを音に乗せずして、どうこの気持ちを表せばいいのか!

    無我夢中で、ピアノを弾いていた。

    …だから、気づかなかった。

    「へぇ。お前だったんだ」

    「っ!?」

    ドアの所に立っていた彼の存在に。

    …私の、好きな人に。

    「時々ここから聴こえてくるピアノの音。ずっと気になってたんだよ、誰が弾いてんのかなーって」

    「…っ」

    き、聴かれてた…。

    よりに寄って好きな人に。

    終わったと…そう思った時

    「でも、なかなか見られなかったんだよな」

    「えっ、ど、どうして?」

    思わず、そう聞いていた。

    すると彼は

    「だって見ちゃったらさ、絶対好きになると思ったから」

    きゅん

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  5. 私は今、とても浮かれています。

    WDである今日、VDで本命チョコを渡した彼から呼び出しがあれば、誰だって期待してしまうでしょう?

    放課後、指定された屋上で彼を待っていると

    「お待たせ」

    「…っ」

    その声が聞こえた途端、ドキッと心臓が音を立てる。

    ゆっくりと振り返れば、そこにはどこか緊張した面持ちの彼が立っていて…

    「ん」

    ぶっきらぼうに渡されたのは、たくさんのキャンディの詰め合わせだった。

    「あ、ありがとう!」

    バカな私はそのお返しに秘められた意味なんて知らず、お礼を言って受け取った。

    「…お前、意味わかってないだろ」

    「へ…?」

    …意味?

    「え、えっと…」

    「っだから!ホワイトデーにキャンディを返すってことは…だな」

    少し顔を赤らめてそう言う彼。

    「あ、あの…」

    「好きだ」

    ……え。

    「…って、ことなんだけど」

    この日のことを、私は一生忘れない。

    きゅん

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  6. 2月14日。

    去年のこの日、私に彼氏ができた。

    付き合って丁度1年である今日。

    チョコが入った箱を握りしめて、放課後の誰もいない教室で部活をしている彼を待っていると…

    ガラッ

    「悪りぃ。待たせた」

    彼が教室に入って来た。

    「ぜ、全然大丈夫!」

    緊張しているのか少し声が上ずってしまう。

    「…ん。じゃ、帰るか」

    そう言うなり、再びドアの方へ歩いていく彼。

    「ちょ、ちょっと待って!」

    慌てて呼び止めて、私は彼の前へ回り込んだ。

    「…何」

    今日が何の日か、わかっているでしょう?

    あんなに沢山渡されてたくせに。

    「こ、これ…受け取ってくれる?」

    そう言って、恐る恐る彼に箱を渡す。

    すると次の瞬間

    「えっ…ちょっ」

    グイッと腕を引っ張られたかと思うと、気づけば私は彼の腕の中にいた。

    「…ったく、おせぇんだよ」

    今年も、とても幸せなバレンタインになりました。

    きゅん

    18

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  7. 今日はバレンタイン。

    もちろん私も、好きな人にチョコを渡すべく作ってきた。

    受け取ってもらえる自信は…正直ない。

    だって…

    「ダメだった〜」

    「私もだよ〜」

    そう言う女の子たちは、みんな彼にチョコを渡そうとしたけどダメだった子達。

    そんな人気者の彼に、私も渡そうとしている。

    昇降口で彼が来るのを待っている私は、変な人だ。

    チョコの入った紙袋を握りしめてしばらく立っていると…

    「何してんの?」

    突然頭上から声がして、顔を上げた。

    「!?」

    そこにいたのは、今まさに私が待っていた人。

    「あ、えっと…」

    「それ、チョコ?」

    「え…あ、その…」

    もう、こうなったら渡してしまえ!

    「う、受け取ってもらえますか…」

    そう言って彼に袋を差し出すと

    「…てか、俺以外に渡すとか許さないし」

    「…え?」

    驚いて彼を見ると、少し嬉しそうな顔をして私から袋を受け取った。

    きゅん

    17

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  8. 昼休みの屋上。

    私は1人、今日もここで君を想う。

    きっとまた、女の子に告白されている。

    さっき呼び出されていたところを見てしまったから。

    付き合う…かな。

    それともまた…断るかな?

    後者であってほしいと思う私は、酷いやつだ。

    でも、知ってる?

    君、好きな人がいるって噂になってるの。

    誰なのか知ろうとするつもりはない。

    でも、1番近くにいた私がどれだけショックだったかわかる?

    「ずっとずっと…好きだったのに…」

    何度も言おうと思った言葉。

    誰もいない屋上に、静かに響く。

    でも…

    「へぇ…。誰のことが、ずっとずっと好きなわけ?」

    「…っ」

    いつから、そこにいたのか…。

    少し嬉しそうな顔をして、君は私のもとまで歩いて来た。

    「俺は、お前のことがずっと好き」

    耳元でそう囁いた君は、確信犯なのだろうか…。

    なんにしたって

    「…ずるい」

    私は君に敵わない。

    きゅん

    24

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  9. 「はぁ…。忘れ物するとかついてない…」

    そう言葉をこぼしながら、もう誰もいない廊下を歩く。

    その間、好きな人のことなんて考えちゃったりして。

    呑気にそんなことを考えていた私は、なんてバカだったんだろう。

    「…っ」

    教室のドアをそっと開けたとき、その中の光景に目を疑った。

    …嘘だと思った。

    私の好きな人が…今の今まで考えていた人が、女の子と抱き合っていた。

    私は気づかれないように、その場を後にした。

    知らない間に頰を伝っていた涙には、気づかないフリをした。

    「はは…。私、バカじゃん…」

    彼女がいる人のこと考えて、舞い上がってたなんて。

    泣いていたからか、背後から近づく気配に気づかなかった。

    グイッと腕を引っ張られて、振り向かされた先にいたのは…

    「何、して…」

    「変な誤解してんじゃねぇよ」

    そのまま彼に抱きしめられた私は、今度は別の意味での涙が止まらなかった。

    きゅん

    8

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  10. 「好きです!付き合ってください!」

    「…ごめん。俺、好きな人いるんだ」

    私の人生初の告白は、虚しくも…フラれた。

    高校に入学した時から、ずっと好きだった男の子。

    1、2年生とクラスが同じで、席も近くになることが多かった。

    必然的に、話すことも増えた。

    仲良くなれたと、今ならいけるかもと、自惚れていた。

    『俺、好きな人いるんだ』

    それが誰なのか、私はもう知っている。

    きっと私の…親友だ。

    ただただ悲しくて、認めたくなくて、最後の悪あがきで告白した。

    「うっ…ひっく…。好き…だった、なぁ」

    きっと、もうあんな恋…

    「…俺の前で、他の男のことで泣いてんじゃねーよ」

    ふと、背後から聞こえた声に、驚いて振り向いた。

    そこにいたのは、私の幼馴染。

    「な、なんでここに…」

    「なぁ。俺じゃ、ダメなわけ?」

    私の言葉を遮って言われたその言葉に、なぜか…泣きたくなった。

    きゅん

    5

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  11. 本当に困ってしまう。

    "俺様"

    そんな言葉がぴったり当てはまるような彼に、強引に腕を引っ張られて連れて来られたのは、屋上。

    「お前、地味だと思ってたら結構可愛い顔してんじゃん」

    男の人との関わりがゼロに等しい私は、この状況に完全にパニックだ。

    「か、可愛くなんて…ないです」

    そう言葉を返すので精一杯。

    なのに…

    「あぁ…やべぇわ。俺、マジで狙っていい?」

    「…え?」

    「どうせ付き合ってる男もいねーんだろ?」

    …頭が追いつかない。

    確かに、付き合っている人なんていない。

    でも、私にだって…

    「…なぁ、何してんの?」

    好きな人くらい…いるんです。

    「な、なんで…」

    「お前がそこのやつに連れて行かれてたから、追いかけてきた。なに俺以外のやつに迫られてんの?」

    その後彼に後ろから目を隠されてしまった私には、2人が睨み合っていることなんて分からなかった。

    きゅん

    41

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  12. 私には、付き合ってもうすぐ1年になる彼氏がいます。

    そんな彼氏に昨日

    『今、お前の顔見たくない』

    と、そう言われてしまいました。

    それからお互い目も合わさないし、連絡も取り合えなくて…

    「…本当に私、何しちゃったのかな」

    放課後の誰もいない教室でそんなことを呟いた時、これまで1度も出なかった涙が一気に溢れ出してきた。

    「もう…終わっちゃう…?」

    誰もいないのをいいことに、そんなことまで呟いた時

    「…誰が終わらせるか」

    背後から聞こえた、聞き間違えるはずのない大好きな人の声。

    「な、なんで…」

    「…昨日は悪かった。お前が誰彼かまわず男に笑いかけてんの見て、勝手にイラついて嫉妬した」

    ……え?

    「わ、私のこと…嫌いになったんじゃなくて…?」

    「んなわけねぇだろ。俺は…」

    そこまで言うと、彼は私を抱きしめて

    「一生お前手放す気ねーよ」

    優しく、そう言った。

    きゅん

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  13. 私には幼馴染がいます。

    彼は基本クールであまり喋りません。

    なのに、見た目がいいせいでとにかくモテます。

    今は、いつもと同じように彼と帰り道を歩いているところ。

    いつも、私たちの間にはこれといった会話はないのですが、今日は珍しく彼が話しかけてきました。

    「お前さ、今日告白されてただろ」

    そして、突拍子もなくそんなことを言ってきたのです。

    「!?な、なぜそれを!」

    「…見てたから」

    確かに人が全く通らない場所ではなかったからなぁ。

    み、見られてたのか。

    「そ、そう…」

    「…付き合うの?」

    今日はよく喋るなぁ。

    ていうか付き合ってないし。

    「…断りました!」

    「……そっか」

    …嬉しそう。

    そんなの私、期待しちゃいますよ?

    そう思った瞬間、私は彼に抱きしめられた。

    「…え!?」

    「俺以外の男のとこになんか、絶対行くなよ」

    そして、彼はそう言ったのです。

    きゅん

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  14. 授業中、体調が悪くなった私は、保健室で眠っていた。

    その時に、夢を見たの。

    学校中の女の子が口を揃えてかっこいいと言う男の子。

    そして、私の好きな人。

    そんな彼が、夢の中に出てきたの。

    何を話していたかなんて分からない。

    でも私は、本当に幸せだった。

    でもそんな時間はすぐに終わる。

    目が覚めれば、私と彼は話すことのない者同士。

    本当、私にもっと勇気があればいいのに。

    最後にそんなことを思って、私は目を開けた。

    「……あ、起きた」

    「……っ、なんで」

    私は目を疑った。

    どうして、あなたがここにいるの。

    「心配だったから授業抜けてきた」

    ……私はまだ夢を見てるのだろうか。

    だってこんなのありえないよ。

    私が何も言えずにいると

    「……俺さ」

    彼が真剣な表情で口を開いた。

    「お前が好きだ」

    彼が確かにそう言った時、授業が終わるチャイムが鳴った。

    きゅん

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  15. 今日は、彼女と初詣に行って来た。

    今はその帰り道を2人で歩いているところだ。

    でも

    「ねーねー、なにお願いしたの?」

    さっきからこの質問を何度されたことかわからない。

    こいつ、お願い事は口に出さない方がいいってこと知らないのか。

    「そういうお前はなにお願いしたんだよ」

    あまりにしつこく聞いてくるもんだから、逆に聞き返してみた。

    「えっ、わ、私はその……」

    なにを恥ずかしがってるんだか。

    「ふーん。俺には聞いてくるのに自分は言わないんだ」

    そう少しいじわるを言ってみると

    「うっ…それを言われると」

    案の定困っている反応を見せた。

    そんなとこがまたかわいいと思う。

    「お、教えてくれたら教えてあげる!」

    顔を赤くして、怒ったように言うこいつに

    「ばーか言わねーよ」

    そう言って、髪をくしゃっとした。

    俺がこいつに教えてやるときは、願いが叶ったときだ。

    きゅん

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  16. 俺にとって、去年1年の高校生活はただただつまらないものだった。

    見たこともなければ名前も知らない女たちに告られる日々。

    でも、2年になってそんな俺にも少し楽しみができた。

    同じクラスになった、ある女。

    なぜか毎日、その大きな瞳と目が合う。

    そのたびに気まずそうにそらされる視線。

    他の女の視線なら不愉快にしか思わないのに、なぜか彼女の視線だけは嫌ではなかった。

    そんなある日の放課後、忘れ物をした俺は教室に戻った。

    ガラッ

    「……あ」

    思わずそう声が出たのは、例の女が1人で残っていたからだ。

    「日直?」

    「は、はい」

    そう言って俯いた彼女の顔は、少し赤くなっていた。

    「……あ、あの」

    少しの沈黙の後、意を決したように彼女が口を開いた。

    「なに?」

    そう返事をすると

    「好き…です」

    必死に伝えるその姿を可愛いと思う俺は、もうとっくにこいつに落ちている。

    きゅん

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  17. 私には、毎日の日課となっていることがある。

    放課後、すぐには帰らずに屋上に来ること。

    屋上が開いていることを知っている人はほとんどいないから、静かな場所が好きな私にはこの上ない場所なのだ。

    今日もそうやって、1人で静かに過ごすはずだった。

    でも今日は、先客がいた。

    きっと、この学校で知らない人はいないだろう。

    彼は、女の子たちがかっこいいかっこいいと噂している人物だ。

    だから、いくら興味のない私でもよく知っている。

    というより同じクラスだ。

    今日は帰ろう。そう思って屋上を出ようとしたとき

    「あのさ」

    そんな声が聞こえてきた。

    振り返ってみると、彼の綺麗な瞳が私を見つめていた。

    「……なに?」

    話しかけられたことに驚きはしたものの、返事をした。

    すると

    「……好き、なんだけど」

    ……言葉足らずの、不器用な告白。

    でもなぜか少しだけ、嬉しかった。

    きゅん

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