ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 龍に伝えて、ないことがある。
    ちゃんと伝えてないことがあるーーーー。
    心が通いあった時、ちゃんと伝えてないことがある。
    まだかな。
    あたしは駅前、龍を待っていた。
    「あ、可愛い子発見!」
    はあ、まただ。
    龍が来る間、何回か目のナンパ。
    大概無視してれば去ってゆくんだけど。
    「ねえ、無視しないでよ。
    絶対、会うのが運命だった。
    お前しか、好きにならないっ」
    ーー!?
    この声。
    あたしは、顔をあげて確認した。
    「なんで」
    「いつ、気づくかなって、全然気付かないからっ」
    目の前の龍。
    「ーーーービックリした。
    怖かった、ひどいっ」
    安心して涙して、、
    「何故、泣く。悪かったよ」
    焦る龍。

    「龍にちゃんと伝えてなかったことがあって、緊張してたのにっ」
    あたしの言葉に困った様な龍。

    「何?」
    そんなのたった一つしかない。
    ちゃんと伝えてなかった二文字の言葉。
    「好き」
    これが、あたしの精一杯。

    きゅん

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  3. 「ーーーー龍っ」

    龍が居なくなった夜。
    後ろからギュと抱きしめて、安心させるためにきつく胸に閉じ込めた。


    俺にヤキモチ妬いて、泣かした龍が、憎い。


    「そんなに、龍が好きなの?
    大事にするから、俺にしてよあげは」


    ーーーー。


    変わらず好き。

    龍とあげはが結ばれても、ずっと変わらず好き。

    「あたしはーーーー龍がッ」

    ごめんーーーー。
    その先は、言わないで。
    だから、キスしてごめん。


    「君の口から龍の名前呼ばれたくない。
    ずっと好きなんだよ。
    変わらず好き。
    龍を忘れて好きになってよ、あげは!」


    ーーーー届かない気持ちに。



    「白っ、ありがとう」


    少しずつ、色づき始める。

    キスした俺を怒らないあげは。
    「ありがとう、白」

    慰められたのは、俺の方。
    やっぱり、あげはが好きーーーー。

    きゅん

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  4. あ、あの後ろ姿はーーー先生。

    だけどーーー先生は。

    「ゆあ、素通りすんなよ。」

    先生、みんな見てるよ。

    「おはようございます、先生っ」


    引きつり笑い。
    だってここは学校です。
    みんな居ます。
    と、いうか見てます。

    「朝から可愛いね、ゆあ。
    食べたくなるっ」


    ーーーー!!

    周りが騒めく。

    大注目です。

    「まあ、いつかな。」


    ポンポンされた大きな手。

    いつか?

    私きっと真っ赤だ。

    こんな人目につく廊下で、いつかの未来予想。


    平気な顔。
    あんな先生わけわからずドキドキする胸。

    これが、あの先生の普通です!

    きゅん

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  5. 「んっ、龍っ」
    俺の腕の中で目を覚ますあげは。
    眠たそうに目を擦る姿にキュンとなる心。
    モゾーー。
    ん?
    回された腕は、あげはを掴んで離さない。
    嫌な予感から布団をめくった。
    「白!!何してんだ!」
    いつのまに部屋に居ていつのまに抱き締めてんだよ。
    だけど起きない白は、またあげはを抱き締めた。
    「やっ、どこ触ってんの龍っ」
    ーー!!
    寝ぼけてるあげは、は俺だと思って柔らかな声を出し始めた。
    「やっ、ダメっ。
    朝からそんなとこっ」
    何⁇何が起きてるわけ?
    白を見たら口元が、笑っていた。
    コイツ起きてやがる。
    頭にきた俺は白を叩いた。
    「いたっ、いいじゃん。
    朝かラブラブしてうざい。
    柔らかったわ。
    ありがとうね」

    白はニヤニヤしながら出て行く。
    柔らかった?
    あげはを見たら、胸元が乱れてる。
    首筋に、キスを落とした。
    「んっ、龍っ」
    キスマークを付けた。
    「こいつは俺の誰にも渡さない!」

    きゅん

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  6. 保健室には、イケメン先生がいる。
    だけどーーーー

    悪魔先生と呼ばれてる先生は、金髪にメガネと合わない出で立ち。




    「綾崎 ゆあを奪ってやるよ!」


    何故だか、私は先生のターゲットになってしまいました。

    恋の銃口が、私に向いた。
    それは、本当突然にーーーー。

    「お前には、ゆあは渡さないよ!」

    幼馴染みの煌。
    煌と先生の間に挟まれ、ドキドキの学校生活が、今始まります!

    きゅん

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  7. 倉庫内にて、あたしは龍の足の合間に入れられ抱き締める形で座っている。

    「龍は、相変わらずあげはちゃん溺愛してるし、恥ずかしくないわけ?」

    恥ずかしいよあたしは。
    「お前らあげは、、まだ狙っているだろうが、コイツは俺のっ」

    更にギュッと抱き締める龍に、

    「やっ、恥ずかしいから離してよっ!
    レイくん、助けてよっ!」

    あたしがそう叫んだときーーーー。
    ーーーーグイ。
    引き寄せられた身体。

    レイくんーーーー?あたしはレイくんに抱き締められていた。
    足の間に、入れられ戸惑う。

    「何してんだよ、レイ」
    「あげはが助けてって」

    不穏な空気。
    「ありがとう、レイくんっ」

    「いつだって助けるよ!」
    「助けるのはいいけど、あげは、は一生俺のだからな」

    少しだけ引き寄せられ合わさる唇。
    恥ずかしいけど、キュンとなる心。
    龍が好き。

    きゅん

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  8. 龍が出かけていない倉庫の中。
    子守に白が側にいる。


    「龍達、遅いねっ」

    ちらっと白が見た気がした。

    「なあ、龍じゃなきゃダメな訳?
    俺は、ダメな訳?」

    壁と、白に挟まれーーーー動けない。

    「あの、白。
    その話はもうーーーー「やだね。ねえ、またドキドキしてよ。
    俺、あげはのこと、諦める気無いから」

    壁と君の間。
    数センチ近くなり、唇が触れ合いそうになると。


    「それ以上したら、怒るからな」


    聞いたことのある声に、ピタリ、と止まる白。
    「あー、もう少し言うのが遅かったら、キスしてたのに、残念だわ」
    えっ!!気づいてたの?
    真っ赤になるあたし。
    「そりゃ、残念だったな。
    この唇は、俺のだからなっ」
    触れる龍の手が、唇をなぞる。
    くすぐったい、そう思う間も無くキスをされた。
    「ーーーーうざっ」
    白は部屋を出てく。
    「キスされそうになるなよ。
    俺のだろう?」きっとずっと龍が好き。

    きゅん

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  9. 今日は、我龍のみんなとレイくんの病院に来ています。

    「レイくん、腕大丈夫?」

    目の前には、リンゴ。
    「まだ、痛いんだ。
    リンゴ食べたいんだけど食べさせてっ」

    珍しくレイくんが、甘えてる。

    「左手で食えばいいじゃん。」

    「左手は、点滴してるし、無理だよっ。
    食べさせてあげるっ。
    はい、あーん。」

    パクっ。

    「美味しい?」

    「あー、ありがとうっ」

    あたしが怪我させたんだし、お手伝いしなきゃ。

    だけどーーーーギュッ。
    えっーーーー?
    あたし、龍に抱きしめられてますが。

    「ーーーーレイばっかり構いすぎっ」
    甘い独占愛は、大好きな彼のもの。
    「龍?」

    「レイになりたい。入院したい。今すぐに、みんな殴ってくれっ」
    いやいやいや。
    「無理だよまじ。溺愛やばすぎだよ」

    黒が笑ってる。
    さらに、腰に回る手に恥ずかしさがこみ上げる。

    「龍が一番好きだよっ」
    そして甘く愛を囁く。

    きゅん

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  10. 今日は、幹部室にあげはと二人っきり。
    龍は嫌々出て行ってた。
    「みんな、居なくて寂しいね。
    ごめんね、子守みたいで遊びに行きたいよね」

    そう、あげは、はいつも俺にだけ少し遠慮気味だ。
    ギュッ。

    後ろから抱き締めた。


    「シュウくん?
    ダメだよっ」


    「何が?
    だってあげはが、可愛いのが悪い」

    そう、可愛いあげはと二人っきりなんだ。
    今はうるさい般若もいない。

    「いいじゃん、あげは。
    今は、俺のもん。
    龍には、渡さないっ」

    「シュウくん、バレたらどうなるか分かる?」

    「あげはが、言わなきゃバレない。
    いいじゃん、抱き締めるのが嫌ならキスするぞ?」

    ビクっと肩が震えた。

    「意地悪する人は、嫌いですっ」
    振り向いたあげはの瞳は、ウルウルと揺れた。
    ギュッ、と抱き締めた。
    「悪かったよ、泣くなよっ。
    意地悪で、ごめんっ」
    可愛くて時々、ハッ、とする。
    愛しき蝶にみんな恋をする。

    きゅん

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  11. 「なんか、その服制服みたいだな」

    制服系の服を着たあげはと、今日は買い物デート!

    「うん、可愛いでしょ!
    16歳になったら、高校行くことになったから、その制服なんだ!」

    え!リアル制服なわけ?
    ニヤリ、と思わずニヤける俺。

    「学費はね、黒と白のおじさんが出してくれるの!楽しみだなっ」
    いつからそんな話に。

    俺の知らない話だ。

    「高校生かーーモテそうだな。
    嫌だな、でも帰って来たらイチャイチャ出来るし、いっかあ!」

    それにーーー制服姿のあげはとデートとかいいかも知れない。

    背中からギュッ、と抱き締めたらーー
    振り向いたあげはが、頰にキスをした。

    甘くて可愛い俺の彼女は、可愛く成長中!

    きゅん

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  12. あげはちゃんと買い物。

    龍は行けなくてこれが最大のチャンスだって思ってる。

    「それでねーーーー「危ないよ、あげはちゃんっ」


    君の言葉を遮って、抱き寄せた。

    横を、車が通り抜ける。

    小さなあげはちゃん。
    「なんか、あげはちゃんって危険だよね。
    居なくならない様にGPSつけてく?」


    「黒って、面白いね!!」

    いつもおかしいって言われるけどーー。

    「GPS付けてく?あげはちゃん限定だよ。だってなんかあっても、1番に助けに行けるから!」

    俺の分かりにくい愛情表現。
    仲間におかしいって言われても気にしない!
    だってーーーー

    「あげはちゃんが、好きだから。
    龍のいない変わりに守らせてよ、お姫様」

    君の手の甲にキスをした。

    「うん、ありがとう黒っ」
    君と二人っきりの時間。
    誰にも邪魔させない!

    きゅん

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  13. いつも、夕方になるとあげはが病院に見舞いに来てくれる。
    いつもは、龍と一緒。
    だけど今日は違った。

    「レイくんっ!」

    あれ?一人?

    「龍は?一人で来たの?
    危ないじゃん!」

    仮にも我龍の姫なのに。

    「えへへ、レイくんに会いたくて元気?」

    さりげなく会いたいとか、どんだけ誘惑するわけ?

    「おいで、あげはっ。
    元気にして?」

    そばに来たあげはの体を抱きしめた。

    「え、レイくんっ。」

    俺の元気はさあ。


    「あげはを抱きしめてると、元気になるんだよ。逃げると痛いんだけど!」

    なんて、嘘ーーーー。
    ほとんどよくなって来てる。

    龍が居ない今の内にーーーー。

    「あげは、今はーー俺のなっ」


    やっぱりあげはが好きだからーーーー。

    「諦めねーよ。
    俺だけのお姫様っ」

    顔を見たら染まる赤。
    可愛いお姫様に今日も恋してるーー。

    きゅん

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  14. レイくんがあたしを助けてくれた。
    二階から落ちて行くあたしを抱きしめてくれたレイくんの身体は傷だらけ。

    「ごめんなさいーーーーっ」

    だから、夜もレイくんの側にいるあたし。
    二人っきりはダメってお兄ちゃんのユウくんと個室部屋。


    左手で涙を拭ってくれるレイくん。
    カミナリの音に、泣いてるあたしに回された手は、確かにレイくんで。


    傷が痛い筈なのに、泣いてるあたしに回された腕はーーーーレイくんで。

    「カミナリ怖いの?
    守ってあげるよっ」

    少しだけ、弱っていた心には
    程よい優しさで、胸がキュンとなる。

    レイくんは優しいーーーー。

    龍が苦めのスパイスが効いた感じなら、、
    レイくんは甘めのスパイスだ。

    そのスパイスに、酔いそうになるあたしが居た。

    胸が落ち着いて君の腕に抱かれて、眠った。


    程よい優しさに酔いしれてしまうあたしを許してーーーー。

    ドキドキする胸は、止まらない。

    きゅん

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  15. お披露目の最中。
    泣いてるあげはが俺を見た。

    だから堪らなく許せなくなって、龍の腕を掴んだ。

    「離せよ、レイ」

    離せない。
    だって無理矢理こんなことしたって意味なんか持たない。

    「どこの族でも、キスぐらいしてるよ」

    そう、ならーーーー。

    流れる涙に、キスをした。
    胸倉を掴む龍に怯えるあげはが、一歩、また一歩後ろに下がった。

    「きゃっ!」

    あ、と思ったの束の間ーーーー宙を舞うあげはを抱きしめて二階から落ちてゆく。

    絶対にあげはだけは、傷一つ付けられない。

    「レイくん、ごめんなさいっ。
    あたしーーーー」
    戸惑うあげはを抱きしめた。
    暖かな身体に、生きてるって実感が湧く。
    「泣いてると、キスするよ?」
    だけど、泣き止まない。
    君の涙にキスをする。
    愛しいーーーー。
    残りある意識の中で、君を呼んだ。
    どうか、泣かないで。
    好きだよーーーーあげは。
    目覚めたらちゃんと伝えるから。

    きゅん

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  16. 「雅くんっ、お弁当作って来たんだ。
    雅くんの為に作りました!」

    恥ずかしいーーーー。
    朝早起きして頑張って作ったお弁当。

    「やったね!今日は教室で食べようぜ!」


    中庭が天気いいからって思ったのになあ。

    「はい、あーんして!!」

    えっーーーー!?
    「みんな、見てますがーーーー。
    恥ずかしいよっ」


    「それが、狙いだからっ。
    ルナは俺のだからっ。
    照れ顔も、恥ずかしい顔も、俺にだけ向けてくれていいから。

    みんなに見せつければいい。
    ルナは俺だけのもんだって!」

    ーーーー雅くん。

    いつだって、雅くんの愛で溢れてるよ。

    チュッ。


    突然のキスに、真っ赤になる私。

    「もーらい!!
    半日持つわ!!」
    私きっと顔真っ赤だ。
    教室のみんな見てる前で、交わしたキス。
    一生忘れない思い出の一つ。
    もっと君を好きになる。
    「責任とってね!」
    「わかってるよっ」
    これが、私達の普通です。

    きゅん

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  17. 雷くんを待っていた私は、ついつい無防備に校門の前で、壁を背にスヤスヤ眠っていた。
    「美心?」
    誰かが私の名前を呼んだ。
    「ーーっ、無防備だなホント」
    知ってる声。
    青くん?
    だけど意識は、夢の中。
    肩に軽い衝撃に目を覚ましたら、キス出来そうな距離にいる青くんがいた。
    「ーーーー青くんっ」
    恥ずかしい。
    なんでなんで!?
    「美心、無防備にこんなとこで寝てる美心が、悪いよ。
    可愛い寝顔、促して抑え効かなくなるじゃん!」
    近づいてくる青くんの顔。
    動けない意識。
    ばんっ!!
    強い衝撃は、壁を殴った音。
    「何してんの、青っ。
    美心は、俺のだからっ!」
    それは、とっても不機嫌な雷くんだった。
    ギュッ、と抱き締められ跳ねた心。
    「無防備に寝てるお姫様に、教えてあげてんの。危ないって」
    え!そうだったんだ。
    「大丈夫だよ、俺がいるから」
    いつだって、私の心は二人の間で揺れてる。だけど、私は雷くんが好き。

    きゅん

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  18. 14歳の夏ーーーー

    「あった。
    星の貝殻ーーーー」

    6歳の時。
    海で女の子に出会った。
    長い髪が印象的で、名前はあげはちゃん。


    ずっと、海岸沿いを歩きながら、何年も探し歩いた。



    「絵、これーーーー僕だよね。
    あげはちゃんーー」

    小さな時に書いた絵は、未だに消えないのが謎だけど。

    だって、砂で書いた絵。
    雨で固まったのか、その絵だけは消えなかった。


    だけどーーーー確かに僕達はここに居た。


    「ーーーー君を探しに行きます。
    僕のたった一つの宝物。」

    僕は海を見つめ、空に祈った。




    「会いに行っても、いいですか?」


    誰かが、答えるわけじゃない。
    だからって会いに行かないわけはない。


    待ってて、大切な人。

    海岸をかけた。。

    きゅん

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  19. 屋上に皆でご飯って。
    同じ教室にいるのに。
    だけど、今みんな居ないんだよね。
    屋上に向かう階段に来た時。

    「あれ〜白雪ちゃん1人?
    チャンスじゃん、ずっと話したかったんだ」

    ……。

    知らない不良。

    「あいつらが居て邪魔だったんだよね。
    ねえ、可愛い顔見してよっ!」
    やだ。
    私が数歩下がると、誰かとぶつかった。

    「勝手に居なくなるなよ。
    守れないだろう?白雪」
    頭上から降る優しい声。
    知ってる声。
    振り向く直前。
    ギュッ。
    後ろから抱き締められた。
    「この子、俺のお姫様だからごめんね」
    海くん。
    バタバタ逃げてく不良に安心して、我慢してた涙が流れた。
    「グスっ、ありがとう。海くん、怖かったっ」
    強く抱き締め返された腕が
    熱を持つ。
    「白雪の王子様になれたかな?
    それとも、キスしなきゃ泣き止まない?」
    ーー!!涙目で見上げた。
    ちゅ。瞼にキスをした。
    「間に合わなかった。ごめん」

    きゅん

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  20. 倉庫で二人っきりで過ごした後。
    気付いたら、寝すぎてしまった。


    「やばっ!!
    リナちゃん、可愛い!」

    「馬鹿。
    志貴さんが起きたらーーやばいから早く出るぞ!」

    なんか、うるせーな。
    パチっ、と目が覚めて後ろからギュと抱き締めていた温もりにーーーー。
    ハッ、とした。
    目の前のリナは、無防備にスヤスヤ寝てる。

    目の前にいる野郎共。

    「見た?」
    「「いえ!見てません」」

    なんか、震え上がってる。
    「あー良かった。
    じゃあ、出てって。」

    後ろからギュ、と抱き締めた。
    「あの、志貴くん、恥ずかしいですっ」
    いつ起きた?
    俺は、リナを見つめた。
    「誰にも、見られたくない。
    俺だけのリナっ」
    誰にも見せない、大切な君。

    きゅん

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  21. 特別クラスの白雪は、可愛い。
    白雪姫みたいな、女の子。

    ガヤガヤ。
    授業中なのに、集まる野郎共。

    「白雪ちゃん、こっち向いて!!」

    また、来た。

    ちらっと見て不安そうな白雪。

    そうだよな、不安だよな。
    だけどーー何をしてあげたらいいんだろう。


    不器用な俺。



    「白雪っ、大丈夫、大丈夫。」

    海ーーーー!!

    頭を撫でる海を見つめる白雪。

    「海くん、ありがとうっ」
    君を見つめる海に、イラつく。

    だけどーーなんにも出来ない俺に。


    「柊くん、髪に糸くずがっ」

    撫でる君の細い手を掴んだ。

    「今は、誰のもんにもなるなよ!」


    「えっ?」


    なかなか伝わらない。
    だからーーーー

    「お前は、俺のもんな!」
    やっと言えた。

    そして、頭を撫でた。

    上書き。

    きゅん

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