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  1. 129件ヒットしました

  2. 教室の窓側。
    空席のただ置かれてる椅子と机。

    ずっと誰だろうって思ってた。
    白牙の幹部、志貴がまさかのクラスメイト。

    仲間と和解出来たのは、良かったけど新たな悩みが増えたのは問題だ。

    授業中ーー志貴はいない。
    本当自由気ままで猫みたいな奴。
    不意に窓を見た。


    んーー?

    窓の外の小さな花壇。
    すぐ、脇に見知った人物を見た。


    想ーー?

    なんで、あんなとこ。
    不意にもう一つの影が動いた。
    息を呑む。

    志貴ーー。

    なんで、二人がーー?

    俺は、居ても立っても居られない。
    飛び出した教室。
    追ってくる先生の怒声。

    頭の中は、想と志貴のこと。

    渡したくない。
    触られたくない。
    あの笑顔も、何もかも独り占めだ。

    「想、何してんの?」
    これが精一杯。
    君が好き過ぎて最近の俺は、戸惑いだらけだ。

    少しだけ俺を睨んだ志貴に、、
    俺も睨み返した。

    きゅん

    3

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  3. お昼休み。

    今時珍しい手紙を貰い来た裏校舎。

    類に黙って来てしまった。
    類に言うと後々うるさいし。

    「君?手紙くれたの」

    花壇に待つ一人の男の子。

    「あれ?歩夢?
    久しぶりだね」

    中学の卒業式以来、高校に入り隣のクラスになった男の子だ。
    友達だった。

    「ああ、なあ類と付き合ってるんだろ?
    俺、好きなんだけど中学の時からずっとーー」

    やっぱり告白だ。

    「ごめん、あたし類が大好きだから。
    ごめんね。
    じゃあねーー!?」

    突然掴まれた腕に、、戸惑う私。

    「離してよ!!!」
    そう言うだけで、精一杯。
    「好きなんだって」

    切羽詰まったみたいな歩夢の声。
    「あ。」
    あ?
    不意に止まる歩夢の動き。
    「はい、ごめんね〜。
    この子、俺のだからっ」
    軽い声が、頭上から落ちてぎゅ、と抱きしめられた。
    えーーー。
    類。少しだけ、歩夢を睨んだ不機嫌な類。
    「誰にも、渡さねーよ?」
    君が好き。

    きゅん

    7

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  4. 私は校門前に、仁くんを待っていた。

    夕方の日が暮れる間近。
    いつもなら早く来てくれるのに、今日は違った。

    隣の不良高校の男の子からの視線。

    思わず下を向く私。

    不意に、影が落ちた。
    「一人?一緒に遊び行かない?」

    そして、やっぱり絡まれる。
    「いえ、彼氏を待っててっ」

    そう言えば大概引いてくれる。
    だから、なんとかなるって思ったのに。

    「いいじゃん、一緒に行こうよ。
    タイプなんだって!」
    引いてはくれない。

    掴まれた腕も、迫る男に私は壁に追い込まれる。

    ドンっ、と壁を殴る音が聞こえてーー


    「待たせたね、想。
    あ、何あんたコイツ俺のだから。
    悪いね。
    大切な子だからさあ、手出さないでね」

    輝くん。

    居なくなる男の子。
    「ありがとうございます、輝くん」
    彼氏の役をしてくれたんだ。

    「大切な子だから。
    これだけは、まじ」
    真剣な眼差しにドキドキする胸。
    止まらない。

    きゅん

    2

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  5. 「なあ、葵。
    ホワイトデーのお返し考えてるんだけど、ナンバーワンのこれにすることにした!」

    放課後の屋上。
    雅が雑誌を俺によこして来た。

    ホワイトデーのお返しナンバーワンは、自分。


    自分!?

    「俺にリボンを付けて、ルナにプレゼントするんだよ!
    そして愛してる、と囁く。
    完璧だ!」

    また、始まったよ。
    雅の妄想癖が。

    「じゃあ、行ってくる!当たって砕けろだ!!」

    いや、砕けちゃダメだろう。

    ん?つか、さっき雑誌にーー。

    俺は雑誌を読み返した。

    最悪なホワイトデーのお返しナンバーワン。


    あーー。。
    「あのバカっ」

    俺は立ち上がり、教室を覗いたら雅とルナがいた。
    「ルナ、愛してる。
    俺をプレゼント!」
    言ってしまった。
    「うん、嬉しい!
    雅くん、愛してるよ」

    二人なら大丈夫。
    どんな、困難も乗り越えてゆけるーー。

    きゅん

    6

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  6. 隣の高校との合同イベント。

    だるそうに向かう校門前に、見知ったやつを見た。

    見知ったやつのそばには、小さな小動物。

    何アイツ。

    素直に、可愛いと思う俺は病気か?


    その後の動物園も、仲間に連れさらわれそうになっているアイツを発見した。

    泣きそうな顔してーーあんなん見せられたら助けずには居られない。

    泣くのも、可愛いなんてこんなん初めてだ。

    「なあ。



    俺の女になれよ」

    気づいたら口走る口。


    目を見開き、幻聴だなんて言う女。
    だけど最高に可愛い。

    きゅん

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  7. ヒカリがなかなか帰って来ない。
    「遅くなりました」

    入って来たのは、片瀬リナ。
    想ちゃんの友達だった。


    「リナちゃんは、最低だよ!」

    スマホを見て駆けた想ちゃん。
    何が、あったのかーー机に出しっぱなしになってるスマホの画面を見た。

    ーーーー!!



    大好きで、大事なヒカリが男に襲われてる写真にーー息が詰まった。

    教室を飛び出し、片瀬から聞いた場所に向かう。



    「ヒカリーー!!」

    開かないドアの前で、泣いてるヒカリがいた。

    迷いなんかない、、
    ただ、君を助けたいーー
    そんな気持ちから、椅子を持って大きく振り落とした。

    きゅん

    4

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  8. 朝から考えるのは、ヒカリのこと。

    "おまえ、本郷好きなんじゃない?"
    なんて、仁に言われる始末。

    あり得ない、あるわけない。
    俺はヒカリを振ったんだから。

    飛び出した家。
    朝飯のため、入ったコンビニを出た時だった。


    「離してよ!!」

    コンビニの外。
    絡まれてる黒髪のストレート。
    パッチリ目。

    不良2人に絡まれていた。

    「ちょいちょい、何してんの?」

    助けた時、君が俺を見て驚く。

    背に君を庇った時ーー


    "類っーー"


    君の声が、聞こえた。
    ヒカリーー?

    "ヒカリが、めちゃくちゃ可愛くなっていた"。


    「ありがとう。
    だけど前のあたしなら、助けなかったんだよね。
    もういいから。
    だけどーー私は類がずっと好きだけど。
    バイバイ」

    学校に行っても、気になるのはーーヒカリのこと。
    あー、むかつく。
    ヒカリが、なんかーー遠い。
    それが、また寂しい。

    きゅん

    9

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  9. 好きーーっ、仁くんが好き。

    だけどーー
    "だから、聞きたくないんだよ"

    言わせてもらえなかった。


    好きな人に突き放されたら、悲しくて泣きたくてーー、"ここに来た"。


    裏の丘、、家族がいるお墓。


    「私はーー私が好きなのは仁くんなの」


    仁くんが好きだよ。



    フワリと、身体が抱き締められた。

    この温もりが何か知ってる。
    だから、涙が出てきた。

    「ごめん、俺想好きだよっ」



    きっと、斗真さんから聞いたんだ。

    私の気持ちーー。


    だけど私も言わなきゃ。


    「私は、仁くんが好きっ」


    初めは怖いだったのにこんなにも、好きになるなんて予想外でした。


    「俺の、本物の彼女になれよ」

    少し、強引な彼の頰は赤い。
    私と同じーー。

    「はいっ」


    私達の恋は、始まったばかりーー。

    きゅん

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  10. 「想ちゃんが好きです!」


    私は佐伯仁くんと、付き合ってる。

    と、言うことになっている。

    「私は、佐伯くんとーー
    付き合ってます」


    いつもなら、引き下がる筈のことさえ。
    今日は違った。

    「違うでしょ?
    嘘なんでしょう?
    たしかに仲いいけど、付き合ってないんだろう。俺は、知ってる!」

    今日は、、引き下がらない。

    「私はーー私はーー佐伯くんと」


    ぎゅっ。

    抱き締められた背中。
    暖かい温もり。
    「人の女に、なんか用?」

    優しい温もりなのに、言葉は冷たくて。

    抱き締める体は、優しくてーー泣きそうになる。

    わたしにはーーーー

    「佐伯くんっ」


    気になる人がいる。

    「こいつ、マジで俺のだから手を出したらわかるよな?」

    気になる通り越してーー。
    「大丈夫?」

    撫でる手。
    不意に撫で回す髪にーー。
    好きになりそうです。

    きゅん

    10

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  11. 「カップリング結局、美心と橋爪くんの総取りだよね。
    橋爪くんはあん時キスされたの?
    あたしは、あん時美心のキスにマジ照れたから」
    「あ!?「ぶっゴホゴホっ、藤まじ勘弁してよ今言うなよ」
    ただいま、文化祭の打ち上げで教室にいた俺は、缶ジュースを飲んでいたけどーー。
    吹き出した。
    藤の発言にーー。
    「キスって誰と誰?」

    .真相が知りたいらしい雷。
    「そりゃ〜」
    藤はニヤリ、と笑った。
    「悪いか。
    だいたい、雷があんな女のいいなりになるから悪い。
    キスする寸前を、美心に見せたくなかった」
    美心に悲しい顔して欲しくなかった。
    「キスしたの?あん時、迫るあいつから逃げたよ。
    やるわけない。
    へーー、美心。
    青とキスしたんだ」
    ニヤリ、と意地悪な笑いの雷。
    なんとなく嫌な予感。
    「あ、雷くんーーあのっ「美心」
    ーーーーぐい。
    引き寄せた美心、目の前で雷がキスをした
    「消毒なっ」
    やっぱむかつく。

    きゅん

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  12. とある日々。

    「甘宮想いる?」

    突然教室を覗いてきたのは、斗真さん。

    「と、斗真さんどうしたんですか!?」

    教室内に入る斗真さんには、女子達は目をハートにして見ている。

    「ん?今日、保護者面談だから来たの。
    忘れた?」


    あ、忘れてた。



    「え、想のお兄さんですか!?」

    身を乗り出し聞く女子達に、はにかむ笑顔。



    「いや、想ちゃんは俺の婚約者だよ」


    瞬間、ざわめく教室内に。

    気にすることなく、置かれた手は頭を、数回撫でた。
    「行こう、お姫様っ」

    まだ、私達はーー

    本当のカップルじゃない。
    小さな時にした約束は、、


    消えずに生きづいてる。

    「ありがとうございます、斗真さん」


    私はまだ、気持ちに答えられないのにーー
    それでもいい、と言ってくれた。

    「いつも、ありがとうございますっ」

    いつも、私の保護者で、お兄ちゃんで幼馴染の斗真さん。大好きです。

    きゅん

    7

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  13. 2月14日バレンタイン。
    「はい、雅くん。
    後、葵くんにどうぞ」.
    私はバレンタインに、2人にチョコを渡した。
    「ありがとう、ルナ」

    葵くんは喜んでくれたのに、雅くんはなんだか不機嫌だ。

    「どうかした?」

    ぶすっとした雅くん。

    「なんで、同じチョコなんだよ」

    同じ包装されたチョコ。
    不機嫌の雅くん。
    「開けて見て」
    私は、雅くんを見つめた。

    カサカサ紙の音。
    雅くんのチョコだけーー。

    ハートなんだよ。


    「これーー」

    葵くんとは違う。
    ハートのチョコだよ。

    「ルナ、好き」

    甘い甘いチョコの香りの漂う屋上で。

    交わしたキス。
    屋上で背を、向けた葵くんの後ろで交わしたキスは、甘いチョコの味。

    きゅん

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  14. 「斗真さん、飲み物何にします?」

    私と斗真さんは、側から見たら何だろう。
    レストランで、ドリンクバーのグラスを持ち、列に並ぶ私達。

    「何にしようか。
    久しぶりだね、二人なの」

    なんだか、ドキドキする。
    年齢は離れてるけどーー私達は幼馴染。

    「遅いね、二人共…。」

    遅れてる佐伯くんと、相沢くん。
    誤魔化す様に口にする。
    「想ちゃんっ今俺と二人なんだから。
    俺を見てよ!」

    レストラン中に響き渡る声の、斗真さんに私は慌てた。
    「斗真さんーーあの、私はっっ「俺、想ちゃん好きだよ」.


    それは、突然の告白。

    わかってた。
    斗真さんの気持ちは、かなり前から。
    知らない振りをしていた。
    「だけど、困らせたくない。
    本気だから。
    気持ちだけ覚えてて」
    私はそれに頷いた。

    私の心はーー

    「お、想!!」
    「想ちゃんいたー!」

    掻き乱されているーー。

    きゅん

    4

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  15. 「葵に相談があるんだけど」

    俺のとこにいきなり現れた雅。
    「何っ、改まって嫌な予感しかしないんだけどーー」

    そう、雅からの相談なんて、ろくなことじゃない。

    「あのさ、、最近ルナにーーーー触れたくて仕方ないんだ。」

    ぶっ、ゴホゴホ。
    思わず飲んでたお茶を吐いてしまう。

    触れたいってーー。
    「それってーーセッ「ぎゃー、その先言わないで!したいんだけど拒否られたらって」

    いやいや、付き合って半年以上なのにないのかよ。
    「大丈夫じゃん。
    きっと、ルナ。
    待ってるよ」

    それしか言えないけど。

    その翌日ーー。

    「ルナ、おはよ!」

    「あ、おはよ。
    あ、、あ、雅くんっ。
    おおお、おはよっ」
    なんだ?
    顔の赤いルナ。
    「ルルル、ルナっ。
    おおお、おはよっ」
    なんだ、このぎこちなさ。

    不意に目に入るルナの首にある、赤い痕。
    なんだーー、なんの心配もいらない。
    .雅と、ルナは、大丈夫。

    きゅん

    13

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  16. 「雅くん、恥ずかしいよ」
    君と手を繋ぎ、歩く廊下。
    雅くんは、私を離さない。

    みんな、見てるのにーー。

    なんだか、恥ずかしく潤む瞳。

    「ルナ、そんな顔すんなよ。
    マジ、反則だから」

    そんな顔ーー?
    ポンポン。
    撫でられた君の大きな手でーー。

    「あーあ、本当無自覚」

    君がため息を吐いた。
    ぎゅ。
    「雅くん、何してっ」
    焦る私。
    だってみんな見てるのに、抱きしめてくるから。
    爆発寸前の心。

    「はい、これで充電完了!」

    君が、離れてくーー。
    それが、少し寂しいなんてーー、感じてしまう私に、君が耳元で囁く。

    「帰ったらな」

    高鳴る鼓動ーー。
    君が好き過ぎて、私の心はーー

    君に掴まれて離れない。

    きゅん

    8

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  17. 「今日はお家デートだね!」
    ドキドキする胸を抑え、向かう私の家。

    「ルナと久しぶりにまったりしたいな」

    まったりーー?
    まったりって何するの!?
    ドキドキの家。
    アパートは、一人暮らし。
    二人だけの空間。

    二人っきりの部屋。
    ベッドに寄り添う私と雅くん。
    ドキドキで、胸が張り裂けそう。

    私は、居ても立っても居られない。
    「飲み物持ってくるね、きゃっ」
    私を抱き締めたのは、雅くん。

    後ろからぎゅ、と抱き締められーー、胸がドキドキ。

    「行かなくていい」

    君の声が、私の心を揺さぶる。
    加速するドキドキ。
    君の顔が近づいて、キスーー。

    私と君の甘い甘い時間ーー。

    きゅん

    5

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  18. 放課後。

    「ルナちゃんが好きです。
    付き合ってください!」

    放課後の教室。
    隣に雅くんはいない。

    雅くんはなんでーーあんなこと。

    "俺、廊下で待ってるから"ーー

    なんでーーー。

    「俺、諦めないから」

    ぎゅ。

    抱き締められた。
    「やだっ、離して」
    雅くんは助けてくれない。
    きっと、呆れちゃったんだ。

    ドカーーーー。
    「俺のに何してんだよ!」
    助けてくれた?

    私は雅くんに抱き締められていた。
    「ただの告白に出ていったらガキじゃん。だから、我慢してた」

    私は彼に愛されてる。
    「俺の溺愛なめんなよ!」

    私は雅くんが好き。

    きゅん

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  19. 放課後。
    教室に一人。
    「ルナ、、話があるんだけど。
    俺、やっぱりルナが好き」

    葵くんーー。

    私の気持ちは、、もう決まってる。
    「私、雅くんが好きです。
    ごめんね葵くん。
    好きでいてくれてありがとう」
    私はいつだってーー、葵くんを信じてる。

    私はいつだってーー、、

    「葵くんの味方だよ!」

    離れてもーーちゃんと味方する。

    葵くんは、ニコリ、と笑うとーー私の頭を撫でた。

    「遠くで見ててやるからーー。
    離れても、想ってるからーー」

    離れても、お互いを想い合う。

    それは、とても素晴らしいことだ。

    「ありがとう、葵くん」

    君とすれ違う。

    "頑張れ、ルナ"ーー。


    いつだって君が、味方で居てくれる。
    こんな頼もしいことはない。
    葵くん、ありがとうっ。

    きゅん

    3

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  20. 今日私は雅くんの家に、遊びに行くことに。

    「雅くんって一人暮らしだもんね」

    あれ?雅くん、なんかきょとん、としてる。
    「そうだけどーー今日は、俺の両親の家に行くんだよ」

    両親ーー?

    「えっ!!待って雅くん私聞いてないよ」
    いきなり両親ってーーあれ?だけど雅くんって。

    「俺の母さんは、俺を置いて出て行った。
    養子にもらってくれた、大切な家族だよ。
    今の母さん、優しい人だよ。
    父さんも。
    だから、会って貰いたい」

    雅くんーー。
    緊張するけど、嬉しい。
    「うん、私も会いたいな」

    雅くんの両親ーー。
    血の繋がりはない。
    「ようこそ、可愛いお嬢さんね」
    「雅、幸せになれよ」
    血の繋がりは関係ない。
    こんなにも、愛されてる。
    「雅くんは、幸せものだね!」
    フワリと抱き締められた。
    後ろから、ぎゅ、っとーー抱き締められた。
    「幸せになろう、二人でーー
    家族になろう」
    君とキスをした。

    きゅん

    6

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  21. 屋上で、雅くんと葵くんとお昼ご飯なんだけどーー。

    「お弁当作りすぎちゃって、葵くんもどうぞ」
    あの日の気まずさは、私の中ではない。
    「ありがとうな、ルナ」

    葵くんもいつもの笑顔だ。
    変わらない笑顔に、ホッ、とする。

    だけどーー

    「ルナは俺のだから」

    「わかってるよ、ヤキモチ?」

    ほら、雅くんのヤキモチが始まり、それをからかう葵くん。

    「ただのヤキモチじゃねーよ。
    まあ、強いて言えばーー
    ルナだけは俺のもんだから。
    だから、弁当はあげてやる!」

    雅くんの独占欲に、笑う私。
    フワリ、と置かれた葵くんの手はーー

    頭に、置かれた。
    撫で撫でする葵くんは、私を柔らかく見つめる。

    ドクンーー。
    やだ、恥ずかしい。
    君へのドキドキは、忘れてしまった筈なのに、、高鳴る鼓動。
    不意に引き寄せられたのは、雅くんの胸の中。
    「葵、ルナは俺のだから」
    治らないドキドキ。
    それは、どちらのモノ?

    きゅん

    11

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