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  1. 8件ヒットしました

  2. 「さっむ」
    正月三が日も終わり、冬休みが開けた今日、おせちやらお餅やらで少し太って、ん、んん、ほんの少し、ほんの少しだけ体重が増えてしまった体を震わせながら、もう落ち葉など跡形もない冷え冷えとした通学路を、一歩、また一歩と足を進めていく。今日からまた学校に行かなきゃいけないのかと思うと足が重くなる。
    「今日雪降るらしいっすよ」
    後ろについてこれまたゆっくり足を進めている彼も同じような気持ちだろう。くぐもった声がいかにも不機嫌そうで、寒いのが苦手な彼にとって辛い以外の何者でもない季節なのだ。まあ私は初雪ってことで少しテンション上がったけど。
    「寒いので、温めさせてください」
    口を耳元に寄せて、甘ったるい吐息をかけてくる彼に、思わずビクッと肩を震わせる。振り向くと、後ろからそっと抱きついてきて、また耳元に唇を寄せる。
    「一緒にダイエット頑張りましょうね、先輩」
    肩に雪が一ひら、舞い降りてきた。

    きゅん

    3

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  3. 声が出ない。怖い。人の多い電車の中で、何かがお尻に触れる。初めは勘違いかと思ったが、次第に全体を撫でられる。嫌だ。怖い。

    ガタンゴトン、と、たくさんの人を乗せた電車は、まるでそんな私を嘲笑うように、まっすぐ動いていく。

    やがてお尻を撫でていた手は一瞬どいて、ホッとしたのもつかの間、すぐにスカートの中に入ってくる。恐怖。声が出ない。怖い。誰か助けて…

    「この人 です!」
    え?!
    「証拠の動画も撮りました!次の駅で駅員さんのところに行ってもらいます」
    そう言って を拘束する男の子。
    た、助かった…
    「大丈夫でしたか?顔が青いみたいなので、次の駅もうすぐですし、そこで降りましょう」
    彼は心配そうに言う。
    黙って頷いた。怖かった。
    次の駅で降り、 を駅員さんに預けて、人気のないところに行く。涙が止まらない私を、彼はそっと抱き寄せ、怖かったですね、もう大丈夫ですよ、と頭を撫で続けた。

    きゅん

    1

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  4. 12月に入り、少しずつ寒くなってきた今日この頃。帰りのホームルームも終わり、校門へ向かう。校門付近には部活のない生徒たちが外へ向かって歩いている。邪魔にならないよう、門からは少し避けて、従弟を待つ。
    「莉子(りこ)、お待たせ」
    「もー遅いよ玲亜(れあ)、何してたの?」
    「ごめんごめん、日直が早退しちゃってさー」
    「いいよ、じゃあ帰ろ」
    「うん」

    ____________


    「ねえ、ちょっとそこの公園行かない?」
    「やだ」
    「えー、いーじゃんいーじゃんちょっとだけー」
    「わかった、ちょっとだけね」
    「わーい」

    午後4時。公園は人で賑わっていてもいい時間なのに、今日は珍しく誰もいない。貸切状態だ。冷たい風に、身を震わせる。その時、温かいものが首にあたり、そのまま誰かが抱きついてきた。
    「寒い?これ飲んで温まって」
    「え、あ、ありがとう」
    彼の温もりに包まれながら、缶ジュースを受け取った。

    きゅん

    4

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  5. 第5話

    前回のあらすじ、彼氏と手を繋いだんや。

    「先輩、かわいい」
    「へへ、そう言ってもらえると、嬉し、きゃっ!」
    晴人の顔がまじかに迫ってくる。晴人はうちを、壁ドン、股ドンで身動きを取れなくした。
    「先輩は俺だけのもの。他の男なんか見ないように」
    「み、見んけん。分かっとるけん離し、っ!」
    唇と唇が重なった。でもそれは一瞬だけで。晴人はうちから離れると、赤面するうちを見てニヤニヤと笑った。それを見て、うちの中で何かが切れた。うちは晴人を壁に押し倒した。驚く晴人に向かってニヤリと笑う。
    「晴人も、うち以外の女見んなよ」
    「あ、すか、先ぱ、っ!!」
    うちは晴人にキスをした。唇を離すと、晴人がめっちゃ赤面しとる。
    「晴人めっちゃかわええな」
    「うっ、や、やってくれたですね、今日は部活出ずにこのままうちへこいです。今夜は返しませんから。覚悟しとけです」

    きゅん

    6

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  6. 第4話

    前回のあらすじや。いちごが大地に告られてんの。「い、いや別に告られたわけじゃないって。ただ少し声かけられただけよ」冗談や。いちごは告られてなんかない。これからも告られることはない。「そ、それ酷くない⁈」

    うちはいちごと別れた後、部室に行こうとして。
    「先輩、一緒に部室行きましょう」
    と、自然に手繋いでくる。
    「ちょ、ちょい、こんなとこで手繋いだらあかんやろ、離し、、、」
    「やだ、離しません。せっかく彼女になれたんだもん、いいですよね?」
    上目遣い、、、キュン♡
    「じゃ、じゃあ、その、少しだけなら、かまんよ…」
    って、な、うち、何言いよるんやろ、恥ずかし、、、
    「先輩かわいいな〜」
    「は、はい⁈ちょっ、、」
    「先輩めっちゃかわいいですよ、その動揺してるところとか(笑」

    きゅん

    3

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  7. 第3話!
    前回までのあらすじ。昼休みに教室のど真ん中で一組のカップルが誕生したの。以上。

    「まさかあんなことになるとはねぇ。晴人も明日香もやるじゃん!」
    「いや、あの時は勢いで…」
    「その勢い、羨ましいな。私にもあればなぁ。」
    「え、もしかしていちご、好きな人おるん⁈誰?」
    「秘密(笑」
    「おるんや!ほなら応援するわ。うちこれから部活やけんまたな。」
    「うん!また明日!」
    羨ましいなぁ、私も大地(読み方:レア)にあんな勢いで告白されてみたいなぁ。
    「何ぼーっとしてんの、いちご」
    「レ、大地⁈」
    「いちご、お前すげー顔赤いぞ、大丈夫か?ちょっと保健室に…」
    「だ、大丈夫だから」
    「でも…」
    「大丈夫。熱とか出てないから!」
    「ならいいけど、無理はすんなよ?」
    「う、うん!ありがと!」
    「おう!じゃあまたな!」
    「うん!」
    やっぱ大地、かっこいい、、

    きゅん

    9

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  8. うち、昼休みに教室でみんなの前で後輩男子に抱きしめられて告られてパニクっとる。以上、前回のあらすじや。

    え、えっと、どないしよ。
    「は、晴人、ちょっと落ち着きや。ここは教室や。ちょっと離れてくれへんか?」
    「あ、す、すいません。こ、答えは明日の放課後に、部活の後聞きます。じゃあ、さ、さようなら。」
    「待って、うち、晴人のことが好き。やけん、付き合いたい。2人で幸せになろ!」
    「あ、明日香先輩、本当ですか?!やった!」
    ヒューヒュー
    「明日香、晴人、おめでとう!」
    「こんな教室のど真ん中で大胆〜」
    「結婚式には呼んでね!」
    「け、結婚式ってそんなまだそがなとこまで考えとるわけや、、、」
    「え、考えてないですか?」
    「えっと、それはその、もっとなかよくなってから…」
    「冗談ですよ(笑」
    「じゃあまたね、です。」
    「うん!」
    は、恥ずかった。でも、嬉しいわ。

    きゅん

    7

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  9. 「やっと終わった〜昼休みや〜」
    めっちゃ開放感あるわ!
    「明日香先輩!」
    「ん、どないしたん?晴人」
    「昨日はすいませんでした。俺、先輩を傷つけたくてしたわけやないんです。ごめんなさい。」
    うちと晴人は昨日部活でちょっとしたトラブルになっとった。
    「かまんかまん。たいしたことやないし。」
    「あ、あの、それで、なんですけど、、、」
    そう言って晴人はうちを抱き締めてきて、、、
    「え?え?な、なんや?」
    「俺に、明日香先輩を幸せにさせてくれませんか?」
    「え?え?え?」
    ざわざわ、ざわざわ。
    「ちょっ、こがな人の多いところで、何を、、、」
    「俺、ずっと先輩のことが好きやったんです。俺、絶対先輩を幸せにします!先輩のためならなんでもやります!お願いです、俺を彼氏にしてください!」
    や、やばい、うち、どないすれば、、、

    きゅん

    6

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