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  1. 69件ヒットしました

  2. 昔からモテてたのは知ってるけど…。
    「はぁ…」
    あんまり良い気分はしないもの。
    「亜優!」
    「きゃあっ!?」
    後ろからギュッと抱き締める湊。
    「やっぱこの抱き心地良いわ〜」
    「それって太ってるってこと?」
    「違うよ。逆に細すぎて心配なるよ」
    絶対嘘だよね。100%太ってるって言ってるよね。
    「まぁ俺はどんな亜優でも好きだけど」
    「なっ…!女子達と楽しそうに話してたくせに…」
    つい可愛くないことを言ってしまう。
    「何?もしかしてだけど…妬いた?」
    「だったら何?」
    「…可愛すぎる」
    「ちょっと…」
    更にギュッでしてくる湊。
    「俺が好きなのは亜優だけ。昔も今も。他の人なんか目移りするわけないじゃん」
    そうやっていつだって欲しい言葉をくれる湊をやっぱり好きだなって改めて思った。

    きゅん

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  3. 「…ねぇさっき話してたヤツ誰?」
    「…羽本君?」
    後ろからギュッと抱き締めながら話す湊。
    「たまたま席が隣だったから話してただけだよ」
    「ふうん…」
    拗ねたような湊。
    「もしかして…ヤキモチ?」
    「…だったら何?」
    「ふふっ。可愛いなって思って」
    「…馬鹿なんじゃないの。可愛いのはお前だろ」
    「んっ…」
    顔を湊の方に向けさせられ唇を塞がれる。
    「…お前は俺だけ見てればいい」
    湊しか見えていないのに…。
    「他のヤツのことなんか考えられないようにしてやるよ」
    再び塞がれた唇。
    湊の甘い甘いキスに酔いしれているのだった。

    きゅん

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  4. 「未波先輩!」
    「…波斗君…!?」
    中学の後輩の波斗君。まさかここの高校だとは…。
    「背伸びたね!」
    「俺だってもう高一ですよ?」
    「ふふっ。そうだね」
    初々しい感じが可愛いなぁ〜。
    「…ねぇ先輩。先輩って彼氏いるんですか?」
    「…うんうん。いないよ」
    好きな人いたことなかったしな…。
    「…そうですか。安心しました」
    「…えっ?」
    「だって先輩可愛いから…。他の誰かに取られててもおかしくないし」
    「何言ってるの…!?あたしなんて全然…」
    可愛くないと言おうとした時波斗君があたしの頬をつねった。
    「いひゃいよ…!」
    「もうちょっと自覚して下さいよ」
    「自覚って…」
    そう言われてもな…。本当に可愛くないんだけど…。
    「先輩のことは俺が守ります。他の誰にも渡しません」
    チュッと頬をキスをされ顔が赤くなる。目が合うと二コリと笑う波斗君に恥ずかしくなり顔を背けた。

    きゅん

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  5. 新学期から転校生が来るって言ってたけど。誰だろうと思っていると5年前に転校して行った遥だった。
    「…遥!」
    「…夏葉?」
    良かった…。覚えててくれてたんだ…!
    「こっちに帰って来てたなら言って欲しかった…!」
    「ごめん。驚かせたくて」
    「もうっ…」
    まぁ嬉しかったから良いんだけどね。
    「…てか5年も会ってないうちに綺麗になったね」
    「…えっ!?そんなことないと思うけど…」
    寧ろ遥のカッコ良さの方が増してる気がするんだけど…。今も心臓がドキドキしてるし…。
    「…こっちに来て正解だったかも」
    「…えっ?」
    「…夏葉可愛いから変な虫が寄ってくるし」
    「…何言ってるの!?」
    遥ってこんなこと言う人だったっけ…?
    おでこをつつかれると優しい笑みを浮かべる遥。
    「…ねぇ5年前の約束まだ期限切れていなかったら俺と付き合って?」
    真剣な顔で言う遥。答えなんて決まっている。私は遥にギュッと抱き着くのだった。

    きゅん

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  6. 先日遥の家に行ったのだけれど。
    「遥の弟の蒼くんもうめっちゃ可愛かった!」
    もう天使すぎたし遥を小さくしたらあんな感じなのかなっておもったら余計可愛くて。
    「また遊びに行ってもいいかな…?」
    「…ダメ」
    「えっ…!?」
    グイッと腕を引っ張られ遥の胸に引き寄せられる。
    「…どうしたの?」
    「…さっきから蒼の話ばっか。蒼じゃなくて俺のこともっと夢中になってよ」
    「…遥」
    これって…ヤキモチってヤツだよね!?
    「…あたしは遥しか見えてないよ」
    「…本当に?じゃあもっと俺しか見えないようにしてやるよ」
    「…んんっ!?」
    そう言ってあたしの唇にキスを落とすのだった。

    きゅん

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  7. 「はぁ…」
    人見知りのあたしが学校初日に話しかけられるはずもなく…。一人でお弁当を食べていると後ろからギュッと抱き締められた。
    「きゃあっ!?」
    「アハハ!びっくりした?」
    「…波斗くん」
    隣の席の波斗くん。爽やかで優しくてこんなあたしにも気さくに話しかけてくれる。
    「一人でお弁当?」
    「うん…」
    「じゃあ俺と一緒に食べよう?」
    「えっ…?」
    隣に座ると袋からパンを出し食べ始めた。
    「…ひとつ聞いてもいいかな?」
    「うん?どうしたの?」
    「…気使わなくていいよ。お昼食べたい人と食べればいいから」
    「…分かった。じゃあこれからも紗綾と食べる」
    「えっ…!?」
    「だって食べたい人と食べればいいんでしょ?俺は紗綾と食べたいから」
    「そっか…」
    「それに…紗綾のこともっと知りたいから教えてよ」
    あたしの手をギュッと握る波斗くん。その言葉にコクンと頷くことしか出来なかった。

    きゅん

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  8. 「結愛!」
    「ひゃあっ!?」
    後ろから湊くんに抱き着かれた。
    「相変わらず可愛いね」
    「何言ってるの…!!」
    いつもいつもあたしに構ってくる湊くん。
    スキンシップも多いし…。
    「もうこういうのやめてよね…」
    「こういうのって?」
    「抱き着いてくるとか…その他色々…!」
    「いいじゃん」
    良くない…!こういうのは彼氏…恋人同士がするのならおかしくないけど…。
    「じゃあ俺…彼氏立候補していい?」
    「はい…!?」
    ギュッと更に強く抱き締めてくる湊くん。
    「こんな感情初めてなんだ。本気で誰かを好きになって誰にも渡したくないって思ったのは」
    「…っ」
    耳元で掠れた声で言われてドキンとする。
    「だから…早く俺を好きになってね?」
    頬にチュッとキスをされて顔がブワッと熱くなる。
    「顔真っ赤」
    「何で…キスなんて…」
    「ほっぺだよ?」
    「〜〜〜っ!?もう知らない…!」
    恥ずかしくて急ぎ足でその場を去った。

    きゅん

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  9. 湊君…遅いな。
    「愛ちゃん」
    「…太田君?」
    「もしかしてだけど…湊待ってるの?」
    「えっ…と…」
    目を泳がせるとやっぱりと言われた。
    「あんなヤツやめなよ」
    そうしたいならとっくにやめてるよ…。
    「俺にしたら?俺だったら愛ちゃんのこと悲しませないし…」
    手をギュッと握られ離そうとすると後ろからギュッと抱き締められた。
    「俺の愛に何してるの?」
    「…湊君!」
    …今俺のって…。
    「気安く愛に触らないでくれる?」
    「どうせまた遊びだろ?遊びで愛ちゃんといるんなら…」
    「遊びじゃなかったら?」
    「えっ…?」
    「は…?」
    遊びじゃない…?
    「分かったら早くどっかいって」
    湊君のドスの効いた声に太田君は帰ってしまった。
    「あの…」
    「…今言ったこと本当だから。愛のこと誰にも渡したくない」
    「…っ」
    ギュッと抱き締められる。
    あたし期待してもいいんだよね…?
    「行こうか」
    差し出された手を握り返した。

    きゅん

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  10. 「あ、の…」
    「何?」
    いや、何って…。この姿勢どうにかなりません!?あたしは遥の膝の上に向かい合わせになるように座っている。
    「…そろそろ下ろしてくれても…」
    「ヤダって言ったら?」
    「ええ!?それはこ、困るよ…!誰か来るかもしれないし…」
    「大丈夫。鍵かけてあるし」
    「…っ。もう」
    頬を赤らめるあたしの頬を手を添えてキスをする遥。
    「でも、何で生徒会室…?家隣なんだから家の方が…」
    「家だと色々邪魔が入る。それに最近、二人でいれる時間あんまりなかったし」
    「…そう、だね…」
    生徒会で最近忙しい遥。寂しいとか言ったら迷惑になると思ってたけど…。
    「…寂しかったよ。だから今、二人でいれて凄い幸せ」
    ギュッと抱き着くと抱き締め返してくれる遥。
    「…そんな可愛いこと言ってどうなっても知らないよ」
    「んっ…」
    甘く、蕩けるようなキスを落とされた。

    きゅん

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  11. 「ねぇ、今日は一緒に帰ろ?」
    「ご、ごめんなさい…。湊と帰る約束してるから…」
    「でもアイツ来ないじゃん?だから、ね?」
    「ちょ…!」
    腕を引っ張られ離してと言っても離してくれない。どうしよう…。
    「…俺の彼女、どこ連れてく気?」
    「…っ!?」
    後ろから引っ張られ湊に後ろから抱きしめられる形になった。
    「彩は俺と帰るって言ってんだろ。早く失せろ」
    今まで聞いたことのない低い声の湊。彼は悔しそうな顔をして行ってしまった。
    「…あ、ありがと」
    「…マジ焦った」
    「えっ…?」
    「下駄箱に着いたら引っ張られているし…」
    「ご、ごめんね…」
    「いいよ。無事だったし」
    頭をポンポンと撫でられるとこっちまで安心する。
    「早く帰るよ」
    手をギュッと握られ急ぎ足の湊。
    「…消毒しなきゃ、ね?」
    「っ…」
    この先の想像が何となく付いてきて胸がドキドキの中、二人で帰った。

    きゅん

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  12. 「ねぇ、何でアイツにはあげて俺にはくれないの?」
    「…っ!」
    遥に後ろから抱き締められ掠れた声が耳に響く。
    「…っ、か、彼は義理チョコだよ?それに遥には別の用意してある、し…」
    「…だとしても何かムカつく」
    遥のヤキモチに胸がキュンってなる。
    「…ご、ゴメンね。本当はオシャレなとこで渡したかったんだけど」
    鞄の中から可愛くラッピングしたチョコを渡す。
    「ハッピーバレンタイン!遥!」
    じっーとチョコを見る遥。
    「…どうかした?」
    「…それ、食べさせてよ」
    「えっ!?」
    それって…あーんしろってことだよね…。恥ずかし過ぎる…。でもバレンタインデーだし…。あたしは意を決してチョコを手に取り遥の口にあーんした。
    「っ…!?」
    指に唇が当たりドキリとする。
    「…ん。美味い」
    「良かった…!」
    「じゃあ、次は優の番ね」
    「えっ!?あ、あたしはいいよ…!」
    恥ずかしさもあったけど結局は遥にあーんされた。

    きゅん

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  13. 年に一度のハロウィンの日。
    皆、色々な仮装をしている。
    そして…幼馴染の遥はヴァンパイアの仮装をしている。遥はカッコイイからモテるのは分かる。
    心がモヤモヤするように遥を見ているとこちらに向かって歩いてきた。
    「遥…?」
    「トリックオアトリート」
    「へっ…?」
    急に言われて変な声が出てしまう。
    「お菓子、持ってないのか?」
    「えっ…うん…」
    用意してたけど忘れてきてしまったんだよね…。
    「…ふぅん?じゃあ、'イタズラ'な」
    「へっ…ちょ」
    遥はニヤリと笑うと私の首筋にキスをしてきた。
    「んっ…は、遥…」
    チクリと痛みが走る。
    「お前、それ煽ってんの?」
    「えっ…違うよ…」
    否定しようとするも唇にキス顔とされる。
    トロンとした表情で遥を見ると頬が赤く染っていた。
    「クソッ…今のお前、誰にも見せらんねーから」
    そう言うと自分の腕の中にギュッと私を抱きしめた。

    きゅん

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  14. あっ…颯太先輩いた…!
    颯太先輩の傍に行こうとした時だった。颯太先輩に話しかけてくる女子がいた。
    何かめっちゃくちゃ楽しそうじゃん。
    …入りづらい。もしかして…彼女なのかな…?
    「…そんなとこで何してるの?」
    「へっ…!?」
    いつの間にか話を終えていたらしく私の前にいた先輩。
    「俺に用があったんじゃないの?」
    「えっ…いや…」
    いざ目の前にすると何を話したらいいのか
    「…か、彼女いますか!?」
    「えっ…?」
    しまった…。こんなこと聞いちゃ好きなのバレるかな…!?
    「いないよ」
    「えっ、ほ、本当ですか…!?」
    「うん。まぁ、気になる子はいる、かな」
    「えっ、そうなんですか…!?」
    だ、誰だろう…。気になる子って…
    「…ふふっ。鈍くて単純な子なんだよね、その子」
    頭をポンポンッとされと顔が赤くなる。
    「…早く気付けよ」
    「えっ…?」
    先輩がボソッと何か言ったみたいだけどはっきり聞こえなかった。

    きゅん

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  15. 体調を崩してしまい一人保健室で横になっていると遥君が来てくれた。
    「大丈夫?」
    「うん…。大丈夫、だよ」
    少し頭がズキズキするけど。
    「それよりどうしてここに…?」
    遥君は女嫌いで有名で私も女なのに何故か話してくれる。
    「アンタが心配だからに決まってるでしょ」
    「えっ…!?」
    顔を隠すように頬を手で覆うと彼の手が私の額に置かれた。
    「熱上がってきた?」
    「い、いや…大丈夫…!」
    今のは遥君にドキッとしただけだから。
    「そ…」
    「うん!私は大丈夫だから遥君は教室戻って?」
    これ以上いたら心臓が爆発しそうだし風邪、移すわけにもいかないし…。
    「俺といるの嫌?」
    「えっ…!?」
    そんな悲しそうな顔で言わないで。そんなの…
    「嫌じゃないよ」
    「じゃあ、ここにいてもいい?」
    「風邪移っちゃうよ…」
    「平気。アンタの傍にいられるだけで元気出るから」
    遥君に頭をポンポンされてドキドキが止まらなかった。

    きゅん

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  16. 「遥…?」
    保健室のベッドで眠っている遥。
    遥の側に行き頬に手を伸ばす。するとガシッと腕を掴まれそのまま遥に抱き締められた。
    「…やっとこっち来た」
    「え…!?は、遥…!?ね、寝てたんじゃ…」
    「誘き寄せた」
    「え…?」
    「お前、最近翔とばかりいるし…」
    「え…?」
    「翔ばっか構ってないで俺のことも構って?」
    ギュッと抱き締められ胸がドクンッとなった。
    遥の顔が近付いて目をギュッと瞑った時だった。
    「ーやっぱり君達、付き合ってたんだ?」
    保健室のドアの前に翔がいた。
    あたし達はベッドから起き上がった。
    「ー何か気に食わない」
    翔はあたしの元に来ると頬に触れる。
    「っ…!?」
    「ー最初は遊びで近づいたのに」
    「…」
    「いつの間にか君のこと好きに…」
    翔の言葉を遮るように遥があたしをギュッと抱き締めた。
    「ーコイツは絶対渡さない」
    「ーそう言っていられるのも今のうちだよ?」

    きゅん

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  17. 遥にチョコを渡そうと思ったけど止めた。
    遥のモテさは昔から知ってたけど…。
    好きな人がチョコを貰う姿を見て耐えられるわけがない。
    「はぁ…」
    「栞奈ちゃん!」
    「陸くん…?」
    最近席が近くになって仲良くなった陸くんがギュッと抱き着いてきた。
    「それ、チョコ?」
    「うん…」
    「僕、栞奈ちゃんのチョコ欲しいなぁ~」
    「へっ…?」
    何であたしのチョコを?と思ったけど陸くんの可愛い顔には敵わなくて…。
    あげるのを少し躊躇いながらも陸くんの手元にチョコをおこうとした時だった。
    -グイッ
    横から誰かに引っ張られて胸元に引き寄せられた。
    「ダメ。コイツからのチョコは受け取るな」
    「遥…!」
    「何で?君、沢山チョコ貰ってたよね?」
    陸くんがキッと睨む。
    「貰ってないよ。全部断ってた」
    「えっ…?」
    「お前だけのチョコを貰う為に」
    「んっ…」
    遥はあたしの唇にキスを落とす。
    「チョコも栞奈も渡さない」

    きゅん

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  18. 遥君にチョコを渡そうとしたけど沢山の女子からチョコを貰っていた。
    私のチョコ…いらない…よね。
    溜息を着くと光先輩に声をかけられた。
    「あれ凛ちゃん。どうしたのそのチョコ?」
    「えっとー…渡そうと思ってたんですけど、タイミングが合わなくて…」
    咄嗟に嘘付いちゃったけど。先輩はニヤリと笑うと私の前に手を差し出した。
    「じゃあ、そのチョコ俺に頂戴?」
    「えっ?」
    「だって勿体無いじゃん。折角作ったんでしょ?」
    自分で食べるのも虚しいと思い光先輩にあげようとした時、後からギュッと抱き締められた。
    「何あげようとしてんの」
    「遥…君…!?」
    遥君は先輩を睨みつけると先輩はその場を去った。
    「あ、あの…」
    「俺、アンタのチョコ楽しみにしてたんだけど」
    「ご、ごめんなさい」
    「アンタもチョコも誰にも渡したくないから」
    「えっ…」
    それってつまり…。
    「ほら行くよ」
    遥君は私の手を掴むと歩き出した。

    きゅん

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  19. 「あ、あの…」
    「こうして欲しかったんだろ?」
    ベッドの上に押し倒されるあたし。
    こうなったには理由がある。
    生徒会の企画で"好きな人にされたいこと"という企画であって友達と冗談で書いてみたんだけど…。生徒会長の優李がそんなこと許すはずもなく…。
    「お望み通りにしてやるよ」
    「んっ…」
    優李に深くキスをされる。優李の服をギュッと掴むとおでこにキスを落とした優李。
    「ゆ、うり…」
    半分涙目で優李を見ると口角を上げる優李。
    「そんな目で見て誘ってるの?」
    「ち、違…」
    優李は首筋に唇を這わせるとキツク吸った。
    チリッと痛みがしたと思うと優李が優しく撫でる。
    「俺のモノって印、付けといたから」
    「っ…///」
    そんなこと紙に書いたっけと思っているとあたしの頬を両手で包む優李。
    「他の事考えてる余裕あるんだ?」
    「ち、違…」
    優李に唇を奪われる。
    授業が終わるまで優李の甘いお仕置きは続いた。

    きゅん

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  20. 待つこと3時間。
    蓮君は一向に来ない。2ヶ月間、蓮君を好きにさせようと頑張ってきたものの全くダメだった。
    『今日の放課後、中庭で待ってるから!!!』
    『俺は行かないから』
    さっきそう言ってた蓮君。でも私は信じてる。蓮君が来てくれることを
    「はっくしゅん」
    少し寒くなってきて腕を摩る。こんな時蓮君が温めてくれたらきっと顔が真っ赤になるんだろうな。
    ギュッ
    「えっ?」
    突然後からふわっと抱きしめられた
    「馬鹿なの。俺行かないって言ったよね?」
    「でも来てくれた…」
    蓮君は更にギュッと抱きしめてくれる
    「ごめん。寒い思いさせて」
    「うんうん。でもどうして、来てくれたの?」
    「…別に。ただ気になった、だけ」
    「え?」
    蓮君の頬がほんのり赤く染まっている
    「何ニヤニヤしてるの」
    「ベ、別にニヤニヤなんて」
    「本当、生意気」
    蓮君は私の唇にキスを落とした
    「…好きだよ」
    私の耳元で甘くそう囁いた。

    きゅん

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  21. 遥が女の子と歩いているのを見て以来、心がモヤモヤしている。
    溜息を付き、鞄を持ち教室から出ようとした時だった。
    「ねぇ、ちょっと待って」
    後ろからガシッと腕を掴まれた。
    誰かなんて声で分かる。
    だって…こんなに心がドキドキ鳴ってるんだもん…。
    「…な、何?」
    「何で、俺のこと避けてるの?」
    「べ、別に避けてなんか…」
    「じゃあ、こっち向いて?」
    遥の顔が見れなくて俯くとギュッと後ろから抱き締められた。
    「…お前に避けられるの、すげぇやなんだよ」
    「えっ…?」
    耳元で掠れた声で言われ更にドキドキが加速する。
    「お前のこと誰よりも大事だし好きだから…だから…」
    「は、遥…ごめんね!」
    「え?」
    「遥のこと嫌いになったりなんてしてないよ。寧ろ、好きすぎて…困っているくらい…」
    「何だよ、それ…ヤバすぎ」
    更にギュッとあたしを抱きしめる遥だった。
    一緒にいた女の人はお兄さんの彼女さんでした(笑)

    きゅん

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