ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 今日は私の弟と小さな従姉妹達とお祭りに来た
    「桃香〜これ開かない〜」
    「よし、貸してごらん」
    あれっ思ってたよりこの蓋固い…
    ースルッ
    「俊先輩⁉︎」
    ーポコッ
    「はいどーぞ」
    「ありがと〜!」
    「先輩も来てたんですね‼︎」
    「まあね」
    「お姉の彼氏だ!なんだ来てたなら2人で回れよ!俺が杏達見てる…ハクションッ」
    「え、いいの…?あっちょっと待って上着は着ていって」
    弟は私の上着を受け取ると一目散に走っていってしまった
    「大丈夫かなぁ…」
    「優しいね」
    「たまには、ですけどね」
    「違う違う桃香ちゃんが」
    そう言うと先輩の上着をかけてくれた
    そしてグッと引き寄せられる
    ち、近いっ‼︎‼︎
    「今日は涼しいから無理しちゃだめだよ?」
    「ありがとうございます//」
    先輩が喋るだけで息が耳にかかる
    なんか恥ずかしくて下を向くと
    頭をぽんぽんされた
    さっきまで肌寒かったのが嘘みたいに、今は身体中が熱い

    きゅん

    7

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  3. 夏休みがあと3日で終わる
    私の宿題はあと3日じゃ終わらない
    「響也、死にそう…」
    「お前バカなの?」
    うぅ…
    「言い返してこないんだ」
    「…そんな気力もない」
    そう言うと響也の大きなため息が聞こえた
    そして大きな手のひらが頭に落ちてくる
    「手伝ってやるから早く終わらせるぞ」
    頭をくしゃくしゃにされて少し嬉しくなる私をおいて眼鏡を手にとり勉強モードになる響也
    「この感じだといろいろ遊んでたっぽいけど何が一番楽しかった?」
    「うーん…たくさんありすぎて…」
    「言うと思った笑」
    でも…やっぱり
    「今が一番楽しいかなっ
    夏休み全然響也に会えなかったし」
    「…」
    な、なんで黙っちゃうのよ!
    結構恥ずかしいこと言ったのに!
    「…そーゆーのずりぃわ
    ちょ、今こっち見んな」
    「…えっ」
    響也の手で目の前が真っ暗になって、蝉の声だけが響く
    「俺も今が一番だわ」
    視界が開けると、私と響也の距離はゼロになった

    きゅん

    14

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  4. でも同時に不安になった
    もし勝っちゃったら…?
    ーよーいはじめっー
    もういい!
    そんなことどーでもいい!
    右手に一生懸命力をこめた…んだけど、腕はびくともしない
    翔太の顔を見ると、めっちゃ笑ってる
    こ、こいつ遊んでやがる‼︎
    「ねぇ真希、俺と付き合ってくれませんか?」
    ーバタンッ
    『勝者は翔太君です!』
    「ちょっ、それ反則!冗談やめて!」
    「俺真剣に言ったつもりなんだけど」
    「だ、だって…私怪力女だよ?かよわい女の子なんかじゃなくて…」
    「俺にとっては真希は十分かよわいけど?周りの奴らがヘナチョコなだけだろ笑」
    そう言って翔太は、私をお姫様抱っこで抱き上げた。
    「俺らがへなちょこなんじゃなくてお前が強すぎるだけだろ!!」
    「そーだそーだ!」
    「うっせーよ笑」
    男子のブーイングや友達の冷やかしに囲まれて、すぐ近くにある翔太の顔が涙でぼやけていく。
    「私も…ずっと翔太が好きでした」

    きゅん

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  5. 【前半】

    夏祭りの腕相撲大会であっさり優勝し、クラスの男子からは“怪力女”というあだ名をつけられるような私。
    かわって、男子優勝はファンクラブができるほどのイケメン、片田翔太。
    『はいっじゃあ最後に男子優勝の翔太君と女子優勝の真希ちゃんに勝負してもらいましょう!』
    は⁉︎司会のおじさん酔ってるでしょ⁉︎
    「無理に決まってるじゃん!」

    「いけー!怪力女ならいける‼︎」
    「翔太君と手握るのずるぅぃ〜!」

    「ギャラリーめちゃ盛り上がってんな笑」
    「なにその翔太の余裕…」
    隣で笑う翔太は、実は私の好きな人だったりもする。
    私を唯一女の子扱いしてくれる男子。
    でも誰にでも優しくしてしまう翔太に期待なんかしてない。
    おじさんに押されるまま台につき、翔太のごつごつした大きな手を握る
    やばい、どきどきするんだけど…‼︎
    でも同時に不安になった。
    もし勝っちゃったら…?

    きゅん

    8

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  6. 「いやぁぁあー‼︎‼︎」
    「結衣、近所迷惑!」
    彼女の家…って言っても隣の家だけど、2人で心霊現象の番組を見ることになった
    怖いなら見なきゃいいのに、と思うけど、結衣にはどーしても見ないといけない事情があるようで
    「う、腕一本貸して?」
    腕一本貸して⁉︎
    一瞬びびったけど、
    涙目で見つめてくる結衣を見て理解する
    「いいよ、好きなだけ使って下さいな」
    俺の腕を掴む小さな手は震えてる
    「よくね、お父さんの腕を借りるの」
    「へ〜…
    ーーバンッ‼︎
    「やああぁ‼︎‼︎」
    うわっ今のは俺でもびびる笑
    今ので結衣との距離がなくなってそんで…
    「あの…さ、その、む…」
    「皐離れないで!泣」
    「あー…」
    胸が…なんて言えない!
    結衣の天然は可愛いけど、たまにこうなるから困る
    「心臓もたない…」
    そう言ってさらに強く腕を握る
    いや、心臓もたないのこっち…!
    それからはちっともテレビの内容ははいってこなかった

    きゅん

    22

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  7. ーティンロン
    こんな時間に結衣から電話…?
    珍しいな、
    「…結衣?」
    『皐!ちょっとこのまま電話つけてて…』
    震えてる結衣の声と一緒に、不気味な効果音が響く
    「結衣…怖いやつみてるでしょ。あれだけ見ちゃダメって言ったのに」
    仕方なく電話をつけっぱにしてて思った。
    今日結衣は家に1人だったよな?
    ちょっと迷ったけど結衣の家に向かう。
    『皐ちゃんといる…?泣』
    「…(ハァ(ゴホッ。…結衣?今家の前にいる。」
    『そーゆーのいいから!やめてよぉ泣』
    「違うほんと、ドア開けて」
    「…皐⁉︎」
    ドアが開いた瞬間、結衣が飛び込んできた。
    泣いてるし…
    でも…可愛い。
    「泣くなって…
    どーしても見ないとだめなんでしょ?一緒に見るよ」
    そう言って小さい結衣を強く抱きしめる。
    結衣が隣ん家で良かった…
    ん?でも、誰もいない夜の家に俺は来てもよかったのかな…?

    きゅん

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  8. 今日は怖いもの特集を見ることにした
    怖いの無理だけどねっ
    でも友達が皆そうゆうの好きだから少しでも話にはいりたいの…

    ー映っちゃったぁー

    「うぁああっ」
    も、もう無理限界…‼︎そーだ!
    『プルル…
    結衣?』
    「皐!ちょっとこのまま電話つけてて…」
    『結衣…怖いやつみてるでしょ。あれだけ見ちゃダメって言ったのに』
    だってぇ…
    結局クッションを抱きしめたまま中盤まできてしまった
    「皐ちゃんといる…?泣」
    『…(ハァ(ゴホッ。…結衣?今家の前にいる。』
    そーゆーのいいから!やめてよぉ泣
    『違うほんと、ドア開けて』
    「…皐⁉︎」
    思わず抱きしめてしまう
    「泣くなって…
    どーしても見ないとだめなんでしょ?一緒に見るよ」
    皐が隣のお家で良かった…
    あれ?夜に2人で会うの初めて…?
    いろんな意味でドキドキした夏の夜
    でもやっぱりおばけは嫌いです
    「いやぁぁあーー‼︎‼︎」
    「結衣、近所迷惑!」

    きゅん

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  9. やばい、はやく面つけなきゃ…
    「河合ー、はやくしろー」
    分かってるってば!これでもはやくしてるってば!!
    これだから、私は剣道が苦手。
    あーもー、無理!!
    キュッキュッ
    「遅いよ河合さん。むすんであげる。」
    「あ、ごめ…」
    やば、迷惑かけてんじゃん!
    「ありがと〜、ほんっとごめんね」
    「ぜんぜん大丈夫。」
    「…全然だいじょーぶじゃねぇよ」
    あ、この声は…
    「拓馬、お前違うグループだろ」
    「いーからどけ」
    そう言うと、無理やり私の後ろに座り込んだ。
    「あ、ありがと…
    でも俊君せっかくやっててくれたのに…」
    「お前の結ぶの遅いのが悪い」
    ま、まぁ確かにそうかもだけど…
    結び終わると、頭をぽんぽんして教えてくれた。
    「ちゃんと見てろ。今日は俊に勝つ。」
    「う、うん!」
    剣道は苦手だけど、
    拓馬の後ろ姿を見るたびに、やっぱり剣道のことを嫌いにはなれない。

    きゅん

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  10. 私に彼氏が出来ました。
    彼はとても真面目で、それが長所でもあるけど、少し真面目すぎる。

    「デート……の計画?!w」
    「そう。そのために土曜日に図書室に行くんだって。」
    友達に話したら爆笑された。
    「なにそれぇw
    ここでハグして、ここでキスをしましょうみたいな?w」
    「そんなんじゃ!!
    、、、。」
    彼ならありえるかもしれない。

    土曜日、無事デートの場所や内容が決まった。
    「なんか、今日がもうデートみたいだったね」
    (よかった(ボソッ
    「なにがよかったの?」
    しまった聞かれたか、
    「いや、昨日友達がね、
    〜〜〜」
    「…なっ!///」
    昨日のことを話すと、彼の顔が真っ赤になった。
    「そ、そーゆーのは、し、
    したい時に、するから…//」
    そう言い、私の手をとって指を絡ませた。
    「〜///」
    図書館からの帰り道、初めて手を繋いだ。
    初々しい恋人繋ぎに、
    やっぱり君が好きだと思った。

    きゅん

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  11. あの席 君の隣 君の笑顔
    全てが当たり前だったのに
    その全てがもう戻ることのできない
    思い出になってしまった

    私はいつも意地をはっていた
    なんか負けたくなくて
    少し いやだいぶ
    かっこつけてたよね

    だから君のことで
    どきどき してるのも
    知られたくなかったの

    もう戻れない あの日
    君の隣 君の笑顔 笑い声
    もっとちゃんと大切に
    しておけばよかったな
    なんてもう遅いよね


    私は恋に恋をしていた
    恋の本の話を
    よく むりやり
    聞かせてたよね

    でもさあの気持ちが
    どきどきの気持ちが
    何か分からなかったの

    もう戻れない あの日
    あの答え やり直せない 二度と
    まっすぐ目を見て素直に
    言えば良かったな
    なんてもう遅いよね

    もう戻れない あの日の君は
    今誰と どこで
    何をしているのかな


    失敗は次にいかせと言うけれど
    君との次はもうこない

    きゅん

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  12. 最近、隣の熊崎君がしょっちゅう教科書を忘れてくる
    また貸さなきゃいけないのか…
    その時先生と目が合った気がして、なんか気まずくて目をそらした
    私は仕方なく教科書を開く
    熊崎君はヘラヘラしながら机を寄…

    ガタンッ‼︎

    「…おい、教科書ぐらい自分で持ってこい」
    え、先生⁈
    その声はいつもよりも低くて
    怒ってるのがすぐ分かった
    先生は熊崎くんを睨むと、右手で熊崎くんの机を押し返した
    『なんか今日怖くない?』『ストレスとかじゃね』
    いきなりキレた先生に皆が動揺する
    私も動揺していると
    「_お前もあいつに教科書見せるの禁止」
    「…っ//」
    耳弱いの知ってるくせに‼︎
    何々あの二人、と注目されはじめてしまったので小声で聞いてみた
    「…ねぇヤキモチ?」
    「うっせーよ」
    教科書で軽く頭を叩かれてしまったけど、それも照れ隠し…だよね⁇
    熊崎君には申し訳なかったけど、初めて妬いて貰えて嬉しかったな…なんて

    きゅん

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  13. 「嫌…」
    「ほんっとに君はずるいねぇ。
    いつでも傍にいてやれる関係になればいい事だろ?」
    「えっ、あn…っ!」
    質問をする口を塞がれてしまった。
    「…続きは放課後、
    まずはクラスで、お前の傍にいてくれるやつを探せ。ずっと俺といるのは無理だろ?」
    そう言って私の背中を押してくれる先生は、
    「ただ、女友達限定な?」
    「……んっ///」
    独占欲が強いようです。

    きゅん

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  14. 【前半】
    「失礼します。」
    「ん?梢?」
    「よかった、誰もいないみたいで。」
    私はなんの遠慮もなく、保健室のソファに座る。
    「お前、逃げてきただろ?」
    「悪いですか?」
    私は、団体行動が苦手だ。
    でも、1人で生きていける強さはもっていない。
    だからよく、こうして保健室に逃げてくる。
    「体育祭ぐらい参加しろよ。」
    「無理ですね。」
    「あのね…
    もし俺が転校したらどうすんの?」
    先生が…転校…?
    考えた事なかった。
    幸先生がいなくなったら…
    私はどうすればいいんだろう。
    それと…先生と会えなくなる?
    私は無意識に、先生の白衣を掴んでいた。

    きゅん

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  15. 「また怪我増えてる?」
    「うるせぇよ。」
    「先生には敬語!」
    …ウザい。
    「あぁそーですか。
    じゃあ佐藤先生、俺のこと誰か知ってますか??」
    「三年C組、龍門寺智樹君!」
    そうじゃねーよ。
    「あのねぇ先生、
    俺、暴走族の総長なの。
    俺の怪我いちいち気にしてたら、ストレスでしんじゃうよ?」
    「智樹君の傷が増えるの、先生は見たくないの!」
    …先生にそう言われると、自分が総長をやっていることが、たまに本当に嫌になる。
    だから、心配なんて、してほしくない。
    「智樹君が暴走族の村長でも、先生にとっては、たった一人の大事な生徒なんだよ?」
    大事な生徒…か。
    俺はそれじゃあ満足できねえ。
    「先生が俺のこと、一人の男して見てくれるようになったら、喧嘩やめてもいいですよ?」

    あと俺、村長じゃないんで。

    きゅん

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  16. 『次の競技は、借り物競走です。』
    「おい、行くぞ。」
    「まって、靴紐結べてない!」
    今年の借り物競争は時間短縮のため、2人一組になった。
    私のペアはめっちゃ足の速い拓馬。
    …絶対足手まといになる。
    まぁ頑張るかっ‼
    「よーい「パンッ」
    分かっていたけど…
    拓馬速すぎてついてけない‼
    先にお題を見た拓馬は、私の事を待っていた。
    「はー…お題、何だった?」
    「よし行くぞ。」
    「え⁈」
    片手に私の左手、もう片方の手にはお題を握りしめたまま、ゴールに向かう拓馬。
    え、借り物競争のルール知ってる⁈
    紙持ってゴールするだけじゃダメだよ⁈
    そんな事を思ってる間に、ゴールしてしまった私達。
    『ゴー…ル…?あれ?
    あのー…借り物は…』
    「俺の好きなやつこいつだから。
    借りる必要ないんで。」
    『お題は…好きな異性です!』
    「嘘…」
    「嘘じゃねーよ。」
    周りの声につつまれて、私は拓馬にキスをされた。

    きゅん

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  17. 「せーんーぱいっ!」
    「あ"?」
    「って、怖っ!
    部活さぼって日向ぼっこですか⁇」
    「不機嫌なんだよ、ほっとけ」
    そういうと、寝返りをうってしまった。
    先輩が不機嫌な理由は知ってる。
    「新しいマネの子ですか?」
    「…」
    「そんな悪い子じゃないですよ。」
    「あのイケメンまっしぐら女がか?」
    イケメンまっしぐら女って…(笑)

    「松栄せんぱぁ〜ぃ?」
    あっ、百合ちゃん…
    「百合ちゃんって…
    先輩狙ってますよね?」
    私がそういうと
    ードサッ
    「せ、せせせ⁈」
    押し倒されて、
    「松栄せんぱぁ…」
    キスされている所を、百合ちゃんに目撃され、逃げられた。
    「なにするんですか!」
    「あっか(笑)
    俺、お前以外のマネージャーとか無理だから。」

    きゅん

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  18. 【後半】
    そんな事絶対無いって分かってるのに、ちゃんと戻ってきてくれるかが不安で、怖い。
    ーそれから数分後、響也は手にマイメロちゃんのお面をもって帰ってきた。
    「っぷ、響也が…マイメロ…ちゃんっ。」
    そっか、励ましてくれてるんだ、ありがと響也。
    「は?!俺のじゃねーし!勘違いすんなよ、ホラ。」
    そう言うと、お面で生クリームを隠してくれた。
    「おい、行くぞっ。」
    そう言い、手を引っ張ってくれる響也が、涙でぼやけて見えなくなる。
    …ありがとう響也。
    「響也…大好きっ…」
    「あ?…お、おう//」

    きゅん

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  19. 【前半】
    背中に、生温かいクリームの感触。
    地面にころがる、イチゴグレープ。
    …もう、最悪。
    数分前、響也のファンの子たちにグレープを投げつけられて帯がドロドロになってしまった。
    『あんたが響也の彼女とか意味分かんない』
    なんであんなこと言われなきゃ…
    って!今は落ち込んでる場合じゃない!待ち合わせの時間までになんとかしなきゃ!でも着替えてくるには時間が…。
    「よっ、花奏浴衣じゃん!」
    「…」
    「どした?」
    …もう最悪、逃げたい
    「なんで泣いて…。
    ってそれ誰にやられた。」
    「なんでもないの…」
    「…。ちょっと待ってろ。」
    そう言うと、響也は人ごみに消えてしまった。

    きゅん

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  20. 部室に戻ると、テニス部のマネージャーの愛歩が机の下で震えていた。
    「仁…君…?」
    「お前何してん…」
    ーゴロゴロゴロ…ドーーンッ
    「やだっ!」
    光と同時に体をさらに小さくする愛歩。
    もしかして、雷苦手?
    「大丈夫だって、おちないから」
    ーボフッ
    近づいたと同時に飛びついてきた。
    「って、おい!」
    「もうちょっと…このまま…」
    まじかよ…。
    取りあえず椅子には座らせたけど1人になりたくないそうだから、隣にいることにした。
    愛歩が怖がってるとこ初めて見たかも…。虫とかは平気なくせによぉ。

    ーガチャッ
    ドアが開く音で目が覚めた。
    そして、テニス部の部員。
    …の、鬼の目。
    「お前、何してる?」
    隣を見れば、俺に寄り掛かって眠る愛歩。
    「いや、違っ」
    「…仁、君」
    やめろーーっ!
    「仁、てめぇ後でぶっころす!!!!」

    きゅん

    20

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  21. 【後半】
    『そんでね~』
    え、あれって同じ部活の…
    「あいつってうちの生徒だよな?」
    「は、はい」
    「…」
    「先生?」
    「はぁ…」
    ーバフッ!
    「え⁉先s」
    「黙ってろ。」
    せ、先生に…抱きしめられてる…
    え!恥ずい!
    でも顔をあげようとすると、さらに力を込める。
    「うわー、やっぱ彼女いたんじゃーん。」
    「うるせーよ。」
    外で、先輩達の声がした。
    彼女?!
    しばらくすると声もしなくなり、腕の力もゆるんだ。
    「あの…」
    「生徒と2人のとこ見られたらアレだろ。」
    だよね…顔隠しただけだよね…。
    でも、
    「じゃあ先生逃げればよかったじゃないですか」
    「…そんときは思いつかなかったんだよ」
    そう言う先生は少し赤くなっていた。
    「…先生、卒業したら本当の彼女にして下さいよっ。」
    「それまで浮気すんなよ。」
    「しません‼」

    いつか、先生の隣を歩けるようになりたい。

    きゅん

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